〜謎の幼女との邂逅〜
神ゼウスは、まだ人間というものに男性しか存在せず、災難というものが無かった世界に、パンドラ(パンドーラ)という名前の最初の女性をおくります。 すべての悪と災いを封入した箱を持たせて。 パンドラは地上に着くと、好奇心からその箱を開けてしまいます。
電車とバスに何時間も揺られて辿り着く、山に囲まれた小さな村がある。その村に、やけに立派でデカい神社がある。
おれはその神社の一人息子、ミコト。将来は家業を継いでこの神社の神主になる。…予定らしい。微塵も継ぎたいとは思ってないし、こんな田舎大嫌いだ。今すぐに出ていきたいところだが、親はそれを許してはくれまい。どうしたものかと悩んでいたら、あることを思い出した
まだおれが小さかった頃、父さんに言われた事だ
『ミコト、この箱は絶対に開けたらダメだぞ』
『どうして?』
『とても大変な事になるからだ。もし開けたらこの家を出ていってもらう』
『えぇ〜〜〜!!!やだ〜〜〜!!!泣』
あの箱を開けたらどうなるのかは知らないが、開けて勘当されるなら大歓迎だ。
「確か…この辺に…あァあった!」
改めて見ると結構デカいな…いざ開けようとなるとけっこう緊張する…
頬を叩き、箱に手をかける。鍵は…かかってなさそうだ。なんだか紙で蓋を抑えてあるので、剥がして捨てた。
「…こんな家…どうなったって知るもんか!」
ガコッ
…何も起こらない、まだ半開きだからかな?
迷いが生じた。今ならまだ引き返せる───そんな声が頭に響いた。
「…ッ、ええいままよ!」
バンッ!!!
開けてしまった。中を覗きみようとしたその時─
真っ黒い煙が、勢いよく吹き出してきた。煙を少し吸うだけで咳が止まらない。
───煙が止んだ。振り払うとそこには───
和装の、幼女が佇んでいた。
まあ初投稿なのでね、生暖かい眼差しで見守って下さい