表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/79

幕間・サクヤの過ぎ去りし時、3

 少女の言う事を、青年サクヤは不思議に思ったが、頼みとあらばと行動を始めた。

 まず、準備のために最も大きな港町へと向かった。港は慌ただしかった。聞けば、近く戦が始まるという。

 兵の募集をしていたが、戦はふたつき後でなければ行ってはならないというのが、少女の最初の頼みだった。

 必要な荷物を買い、戻ろうとしたところで町の者に絡まれた。最初は取り合わなかったが、しまいには殴りかかってきた。抵抗するが、多勢に無勢だった。あっという間に叩きのめされる。

 持ち物を全て取られようとした時、ある若者がそれを止めた。サクヤをのした男たちと争いになるが、若者は強かった。不敵に笑うと、瞬く間に男たちを返り討ちにしてしまう。

「大丈夫だったか?」

 手を差し伸べた若者は、動けぬサクヤと荷を背負い、自らの家まで運んだ。

 若者の名はフヒトといった。父は王にもっとも信頼されている将であり、自分がその一人息子だと教えてくれた。

またしばらく開きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ