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幕間・サクヤの過ぎ去りし時

 ある島に少年は住んでいた。早くに家族を亡くし、村で近くに住んでいるおきなおうなを手伝い、竹藪を世話して暮らしていた。


 少年はある日のこと、竹林の中で泣き声を聞いた。赤子のものだった。


 年老いた夫婦は最初嫌な顔をしたが、女の子であった赤子はその頃から愛らしく、やがて自分たちの子として育てることにした。


 少年の仕事に女の子の世話が加わった。毎日背負って竹の中を歩き、ともにご飯を食べ、言葉を教えた。どこへ行っても一緒だった。


 しかし十年の後、竹藪にはただ一人、今や青年となった少年だけが残されていた。

13日、タイトルを「サクヤの過ぎ去りし時」に変更しました。

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