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王国脱走物語  作者: 井ノ下功
エピローグ
90/90

めでたし、めでたし。

 


 ここは、100年以上に及んだ鎖国から解放された王国。名を、エスカピエ王国、という。


 先王亡き後を治めているラッヴィアンド王は、賢王として民衆からの支持も厚く、開国した後は、より一層王国を繁栄させ、最盛期を築き上げた。

 しかし、彼は“闇”にも味方した。開国した後も、王都の一角の犯罪者の溜まり場、『最終処理場(ダストボックス)』は存続していた。


 ラッヴィアンド王は不思議な人物であった。

 一国の王にして、平民の暮らしや商業に造詣が深く、いろんな商人や旅人たちと顔見知りで、いつの間に身に付けたのか他国の魔法さえ扱える。


 噂では、悪魔と契約して世界中を旅してきた、死神を呼び出して教えを乞うた、とも囁かれている。


 けれど、悪魔だろうが死神だろうが、人々にとってはどうでもよかった。


 王国が平和で、幸せに暮らせている。


 その事実さえがあれば、充分だった。




 そんな王国に生まれる王子がいる。


 そんな王国にやってくる商人がいる。


 そんな王国に仕える従者たちがいる。


 そんな王国に生きる様々な人たちがいる。


 人の数だけ思惑があり、事件がある。



 今日の王国の昼は、どんなところから始まるのであろうか。


 私が語れるのは、ここまでだ――――――。









 めでたし、めでたし。




 

 




1年と4ヶ月ちょい・・・お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

無事に完結して、本当に良かったです。


今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


以上、井ノ下でした。



 

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