★特別号外★ お祝い報告
今回は特別編です(というほどにいつもしっかりしたストーリーがあるわけではないのですが…)。
とり「大変なことが起きてしまった」
ねこ「どきどき」
とり「作者の“いっそのこと、奪い去ってしまえばよかった”という異世界恋愛ジャンルの小説がなろうで日間総合一位になったんだが」
ねこ「アルマーク以来の快挙ですねえ(ふこふこ)。大変なことってそれ?」
とり「いや、それも大変なことだが、ぼくが言いたいのはそれじゃない。この作品をすごくたくさんの人が読んでくれたおかげで、波及してほかの異世界恋愛の作品のブックマークとかポイントも増えたんだよ」
ねこ「同じ背景世界のウルシャとかフレイヤとかですね」
とり「ユリウスとかコキアスまでもだよ」
ねこ「あっちは全然別の世界なのに!」
とり「ジャンルとしては同じだから、読んでくれた人がいたんだろうな」
ねこ「ありがたやー(ふこり)」
とり「で、ぼくらの“とりとねこ”だが」
ねこ「どきどき」
とり「全くの無風だった」
ねこ「がーん!」
とり「まあ、タイトルから明らかに異世界恋愛ではないのがばればれだからな」
ねこ「そんな! 今からでもおそくないから、マキを令嬢にしてサワダさんとの婚約破棄を…!(ふこここ)」
とり「まあ落ち着け、ねこくん。マキの実家はただの兼業農家だから令嬢にはなれないし、そもそもサワダさんとはまだ婚約していない」
ねこ「サワダさんのばか! 奥手!」
とり「で、まあ仕方ないと思ってぼくはドライオと愚痴を言い合ってたわけだ」
ねこ「ドライオだって異世界なのにー」
とり「おっさんが酒を飲んで暴力を振るう話だからな、あいつのは」
ねこ「とりさん、語弊」
とり「で、大変なことというのはここからなんだが。さっきちょっと見てみたら、永久に越えられないと思ったあの壁をいつの間にか僕らが越えていた」
ねこ「ええっ!(ぴこり)ま、まさかあの1000ポイントの壁を!?」
とり「うむ。ここを越えられなかったぬいぐるみたちの涙が固まってできたとも言われているあの嘆きの壁こと1000ポイントの壁を、たぶんちゃっかりカディオとユエナの恩恵にあずかってぼくらは越えてしまっていた」
ねこ「神々の王エ・シャの名に懸けて!!」
とり「やめなさい。そういうわけで、我々は今、1000ポイントの先という未知の世界に踏み出したわけだ」
ねこ「すごい!! 広大な世界すぎて何も見えないよ…!」
とり「今までは1000ポイントというはっきりとした目標があったからな。とりあえずこれからどこへ向かっていけばいいのか……ドライオからは“うらぎりもの”というメッセージと泣き顔のスタンプが届いていた」
ねこ「どらいおかわいそう」
とり「噓でももう少し心をこめたまえ。まあぼくらはぼくららしく、これからもぼちぼち進んでいくしかないだろうな」
ねこ「そうだねー。あ、そろそろマキがサワダさん連れて帰ってくる時間だよ」
とり「うむ。では我々も、もの言わぬ可愛いぬいぐるみに戻るか。ここまで応援してくれた全ての皆様に感謝を」
ねこ「感謝を!」
(ふこり)
とり「あ、ちなみに、『出てくる幽霊がみんないいやつな怪談』も少しポイントが伸びてた」
ねこ「どうして!?」