EVE
小さな種は しっかりと芽を結び 儚い花を咲かせた
それでも与えられた果実を 誰もが 朽ちらせる
ここはそういう残酷な世界だ
彼と彼女が出会って 彼と彼女から貰った
この鼓動が いつか止まってしまうこと わかってる
鳴り始めた その時から何千何万回と 数えてきた
私だけの宝物に 手を添えて 祈った
どんなに愛し合っていても 人は 今日も死んでゆく
でも私 まだ止まりたくない
善悪もいらない恋に 高鳴ってみたいの
こんな世界の神様なんか頼らない
たったひとりだけを 愛する恋路を あなたと歩みたい
私だけの宝物を あなたと重ねて
身も心も あなたに染められて
後戻りなんてしない そんな必要ないから
彼と彼女が育み 私とあなたが恋をした
この時が すぐに終わってしまうこと 知っている
嬉しいことだよ 高鳴った分の愛を込めた君は
私たちの宝物 抱きしめることが出来る
こんなに愛し合っていても 人は 今日も死んでゆく
けど私 まだ止まれないの
善悪も知らない君は まだまだ幼い
こんな世界の神様なんか頼らない
たったひとつだけの 愛する我が子を あなたと見守って
彼と彼女が出会って 彼と彼女から生まれた
私があなたと恋をして 君が生まれた
この鼓動が いつか止まってしまうことは わかってる
奏でられた その時から何千何万回と 叶うように
私だけの宝物に 手を添えて 願った
運命の種は この先も芽を結び きれいな花を咲かせて
代わりの利かない果実を いつか 朽ち……果てる前に
新たな運命同士の 宝物を残すよ きっと
ここはそういう素晴らしい世界だ
愛する君が この世界で「幸せ」でありますようにと祈って
この鼓動は 静かに奏でを終えた




