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書いた

愛情の培養土

作者: 青井 朱鷺

ケツに喝 手首が勝手に動くテクニシャン

見ての通り自信過剰な詩人だよ

チキンだろうと目に止まる虫を蹴り飛ばす

汎用品を嫌う反抗期 コレが普段通り


のらりくらりモザイク無しが売り

買い被り過ぎで開いた口が塞がらない

なら塞がるまで書き続ける

例え意味のない殴り書きだとしても


消える花火みたいな抵抗とも

言えるが撒き散らした蛍光塗料

ツライ話言葉の使いまわし

消えかけの言葉に当てるスポットライト


身を持って死語蘇生 動き出す時計

拾い食っては吐き出すダスト系

当たり障りの無いゴミばかり

明かり明かりと背後に明かり


言葉達がチラつかせる火が

気が付かせてくれる まだこの詩は使える

水を浴びたグレムリン

いつの間にか増える韻

ここからは韻は無し

この身体死んだら良い

面倒くさい 線香臭い

何処だ此処は天国かい

小手先ばかりで面をくらい

ラケット握れば変則ラリー

負債でテント暮らし

塞いで点をグサリ

濁点無くしても腐り

棺の中で忘れる息継ぎ

なるべく染み付いた汚れを落とし

地についた足で

白煙吹かし ゆらり揺られ

円を掴みブラリ旅

手を無駄に繋いだり

愉快な詩 恨み無し




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