4 男の風呂だってセクシーです! (背景作画・・・色調補正あれこれと小物)
今回は初めて色調補正に挑戦!
背景に配置する大体の物の輪郭と下塗りが終わったら、お次はどんどん仕上げていきます。
壁や床よりも先に、一番目立つアイテムである浴槽から仕上げていきます。
これを中心に他の物も雰囲気を合わせていきます。
現在の状態はこちら。
たまには画面を全部表示してみました。
ツールの配置はたぶん一般的なレイアウトかな?
現在のレイヤー分けはこんな感じです。
フォルダで管理すると、フォルダごと非表示にできるので管理がしやすいです。
浴槽の仕上げ塗りを始めます。
はみ出さないように範囲を指定します。
浴槽の下色を塗ってあるレイヤーを選んだ状態で
選択範囲 → 色域選択
カーソルがスポイトになるので、浴槽の色が塗ってある部分をクリックします。
この時レイヤーを ”選択されたレイヤー” にしておくと、他のレイヤーに同じ色があっても、選択されるのは浴槽の部分だけになります。
浴槽部分のみを選択した状態で、陰影を塗っていきます。
ここで注意したいのが、新規レイヤーで塗っていくこと。
色域選択をした時のレイヤーのままだと、下色に重ねて塗ってしまうことになるので、忘れずに新しいレイヤーを作ってから仕上げの色塗りをしていきます。
使用しているブラシは油彩ブラシです。
大雑把に色を油彩ブラシで塗りました。
この時点ではこれくらい粗めで大丈夫。
油彩ブラシで塗った色をぼかしていきます。
色混ぜのアイコン → 指先
色混ぜの指先でぼかすとこんな感じ。
すじがはっきりとわかるように伸びますね。
次はもっとしっかりぼかします。
色混ぜのアイコン → ぼかし
色混ぜのぼかしでこんな感じに。
滑らかな質感を目指す場合はぼかしツールを活用するといいですね。
さて、ここでちょっと浴槽の色味が気に食わなかったので、色調補正に挑戦しようと思います。
さりげにこのツールを使うの初めてなんですよね。
編集 → 色調補正 → 明るさ・コントラスト
こんなボックスが出ます。
明るさを下げるとこんな感じに。
鉄!!って感じになりますね。
明るさを上げるとこんな感じに。
全体的に柔らかくなって浴槽らしいホワイトに。
コントラストを下げるとこんな感じに。
全体的にくすんだ色になりました。
コントラストを上げるとこんな感じに。
明るさを上げるよりも、白い部分が飛んじゃう感じかな?
今度は色調補正の明るさ以外の調整をします。
編集 → 色調補正 → 色相・彩度・明度
こんなボックスが出てきます。
色相を下げるとこんな感じに。
赤紫っぽくなりました。
色相を上げるとこんな感じに。
青翠っぽくなりました。
彩度を下げるとこんな感じに。
鮮やかさが無くなって白黒になりました。
彩度を上げるとこんな感じに。
元の色味が黄色ベースだったので、こんな風に変化したのかな。
明度を下げるとこんな感じに。
おぉ、真っ黒になりましたね。
明度を上げるとこんな感じに。
全体的に明るく柔らかになりました。
それでは色調補正のあれこれを試してみた所で、最終的に調整します。
明るさ・コントラストの方で少しだけ明るめにして、色相・彩度・明度の調整はこのくらいにしました。
ベースの陰影を作ったところで、主線を非表示にします。
主線が無くなったので、更に陰影をつけて縁をはっきりとさせます。
ただ筆致がはっきりとしすぎると、浴槽の滑らかさを損なうので、使用するブラシは水彩ブラシ。
筆のアイコン → 水彩 →透明水彩
水彩ブラシだけでは少しぼんやりするので、色鉛筆ブラシで更に縁どり、ハイライトをいれます。
色鉛筆ブラシは他のペンツールなどにくらべて、筆致が柔らかいので、こうした仕上げに使いやすいです。
鉛筆のアイコン → 鉛筆 → 色鉛筆
小物を塗っていきます。
壺の下塗りの色を色域選択で選びます。
新しいレイヤーに油彩ブラシで陰影を塗ります。
この時色んな色を混ぜてますが、後でぼかす為に同じレイヤーにて作業します。
油彩ブラシのレイヤーをぼかして、壺らしく滑らかな表面にしました。
更に新しいレイヤーを作り、色鉛筆で縁をはっきりとさせます。
水差しも同じように色域選択から、油彩ブラシで陰影をつけます。
この水差しは金属を打ち付けて形作った物なので、あまりぼかさずに油彩ブラシの点描で表面の質感を出してます。
色鉛筆ブラシで仕上げます。
壺の時よりも線がしっかり見える感じで描きました。
浴槽と小物二つが完成しました。
仕上げてない他の部分との差が激しいですねw
お次は家具や床、壁、窓ですね。
さて、うまくいくでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました(*^-^*)
こうやって製作日誌を作品として投稿するので、自分でも使ったことのないツールを解説してみようってなりますね。
色調補正は今後も使えそうなので、自分の中で新たなレパートリーになりました。
それでは次回もお楽しみに★(。-`ω-)




