ファーストコンタクト
唖然とした。と同時に、自分の浅はかさに深いため息が出た。
ダイレクトメールの内容はこうだ。
1:25 みったん@酒クズ『はじめまして!ダメラブのリプ欄から飛んできました~。よかったら仲良くしてくださーいっ☆』
1:29 yuyu@おんなのこしゅき『初めまして!DMありがとうございます。こちらこそ仲良くして下さるとすごく嬉しいです!』
1:30 yuyu@おんなのこしゅき『みったんさん、今お酒飲んでますよね?(笑)』
1:38 みったん@酒クズ『わかります?(笑)ごめんね~いきなりDM送っちゃって。yuyuちゃんと趣味とか合いそうだし、話しやすそうだし、可愛いなって思ったからついおくっちゃった(笑)』
1:40 yuyu@おんなのこしゅき『飲みすぎですよ(笑)でもみったんさんも美人…ていうか、深夜テンションで言っちゃいますけどタイプな顔してまーす。(笑)』
1:41 みったん『えー!?うれしー!ちょーかわいい!まじかわいい~!!すきー!!(笑)』
1:42 yuyu@おんなのこしゅき『そーゆうことはシラフの時に言ってください(笑)』
1:42 yuyu@おんなのこしゅき『なんかみったんさん美人だけどめちゃくちゃ可愛いな…』
1:50 yuyu@おんなのこしゅき『みったんさーん』
1:55 yuyu@おんなのこしゅき『寝てます?てゆか引きました…?』
2:00 yuyu@おんなのこしゅき『みったんさ~ん』
5:30 yuyu@おんなのこしゅき『ちゃんとお家帰れましたか?寒いので暖かくして下さいよ?私はこれからバイト行ってきますね!DM待ってます。』
「・・・・・」
もう言葉が出てこなかった。
自分の不甲斐なさや、情けなさや、色々な感情が渦巻きすぎて、吐き気がした。
急いで返信をしなければいけないと頭では分かってはいるが、今はどうにも頭が回りそうにない。
「・・・とりあえず、シャワー浴びて落ち着こう…」
バスルームの中で、yuyu、という名前が頭から離れなかった。
それは申し訳なさから…だよね。