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底辺作家だった私がジャンル別日間ランキングに載せて頂いて、読者様が増えたからこそ感じ始めた評価や感想やTwitter(rtタグ)のお話

作者: 南 屋

考え方、感じ方は人それぞれです。

一人一人違いがあって当然だと思います。ので、これはあくまでも私個人の考えです。

 タイトル長いですよね、ごめんなさい。

 タイトルで内容を紹介するというその手法を取らせて頂きました。

『最近の悩み』なんてタイトルでは誰にも読まれないでしょうし……。


「お前の悩みなんか知るかっ!」


 という感じで。

 はい、さっさと本題に入りますごめんなさい!

 エッセイなのでちょっと緩く。アラビア数字と漢数字交ざったりとか、適度な感じでいきます!



 少し長めですので先に本題……というか結論を述べておきます。


 ※本物の感想と評価は、とても大事だという事です。


 それを踏まえた上で、読んで頂ければ幸いです。



 これを書いている今日が2017/7/22ですので、今から12日前に私は≪底辺作家≫と呼ばれるらしいラインを抜け出しました。

 ちなみに≪底辺作家≫というのは、ブックマーク件数が100件未満の作家の事を指すそうです。見た情報が古くて今は違ったりしていたらごめんなさい。


 それまでとその後の心境の変化や、感じたことなどを主に書いていきます。

 あくまでも私個人の感想ですので、それは違うと感じられる方もいるかもしれません。その場合は、鼻で笑ってくださっても大丈夫です。



 まず、≪底辺作家≫だった頃はブックマークはほとんど増えませんでした。

 当然ですよね……増えるなら底辺抜けてるわけですから。

 なので1件増えれば大喜びして、1件減れば思い切り落胆していました。あ、ちなみにこれは今でも変わりません。沢山の方に読んで頂いていても、1件は1件で嬉しいですし、落ち込みます。

 ただ……この頃はまだそれだけで済んでいました。


 具体的に何を指すかというと、ブックマークだけで読んでくださっている方がいると、ちゃんと感じて受け入れられていたのです。

 その後気に入って頂けた読者様からレビューを書いていただき、その勢いで日間ローファンタジーのランキングに載った結果……少しずつ感じ方が変わってきてしまいました。


 70件程のブックマークだった頃は感じなかったのに、100、200と増えていくにつれて感じる事。

 それは、ブックマークされているだけで、実際に読んで気に入って頂けた方は実はいないのではないかという不安でした。


 その主な理由が感想と評価です。

 アクセス解析で見れば話数ごとにどのくらいのアクセスがあるかは確認出来ます。なのでそれを見ればちゃんと読んでくれている方はいると分かるはずなのに、そこで安心出来なくなったのです。


 何故なら、ブックマークが増え始めたその日から今日まで、新しい方からの感想を全く頂けない。評価をしてくださった方もお一人だけという状況だからです。

 正確には感想は1件新着がありましたが、タグに関する指摘だけでしたので読んだ感想とは別のものでした。

 これは私の作品の話数が多いのも原因かもしれませんが、日々のアクセス数から見るに、最新話に到達していそうでも増えていないという現状を感じ始めています。


 それ以外にも色々と変化し始めました。

 ここで先に言っておきますが、私はいわゆる≪書き専≫です。書きたい物があるから登録し、投稿し始めた。元々小説家になろうにて読者だったわけでもありません。

 なので私の目的は当然、書きたい物を書き、それを気に入ってくださる方に読んで貰いたい。そこにあります。


≪底辺作家≫と呼ばれていた頃は一時期悩みもしましたが、気に入ってくださった方の声もあってブックマークが増えなくても書く気力に満ち溢れていました。それ程件数を気にすることもありませんでした。一件増えれば大喜びしていましたが、数字に囚われる程では無かったかと。それは感想も評価も同じです。


 でもそこを抜け出してしまってからは登録の件数が気になり、感想が貰えない、評価が付かない事に悩むことが多くなり始めました。

 実は読んで貰えていないのではないかと思うと同時に、私の作品はブックマークはしても感想評価を送るに値しないと思われているのではないかと。

 実際にそうなのかもしれません。それは読んでくださった方のみぞ知る事ですが。



 そしてその、気にし始める様になったブクマ、感想、評価。

 小説家になろう内、及びTwitterにて、それを得る手段が他に存在しています。

 それによって得ている作者の方を羨む部分があると同時に、そこに手を出さない私は何なのだろうかと考え始めるのです。



 まずは小説家になろう内にての手段。

 読者として様々な作品に感想や評価を付けて繋がりを持ち、自分の作品にそれを付けに来てもらえるように行動する事。

 これはただ読んで行なっていたら自然とそうなったわけでは無く、それを狙って意図的に動く方を指しています。

 これが間違っているなんて言いません。一つの努力の形ではあるのだと思います。

 でも……意図的に行動し、それを察してお返しをするのでは、不正行為として挙げられる相互評価に近い部分があるのではないかと思います。(あくまで個人の考え方かもしれませんが)


 そして私は≪書き専≫です。書きたくて登録し、投稿しています。小説家になろう内だけでは無く出版社に応募する作品も書いていますので、基本的に空き時間は全てを執筆活動に回しています。

 最近でこそTwitterで他の作者さんとお話をする時間もありますが、多数の作品を読んで評価して回り、そのお返しを期待するという様な行いをしている時間はありません。

 加えて初めの方だけをぱらぱらと読んで、適当な感想と評価を付ける様な事は絶対にしたくありません。

 郷に入っては郷に従えと言われるかもしれませんが、読みたいと思って来て頂いた方以外からの、心の無い感想や評価が欲しいわけではありません。



 次にTwitter。こちらはもっと露骨ですね。

 Twitterのタグに『rtリツイートした人の小説を読みに行く』というハッシュタグがあります。

 これを利用したブクマ、感想、評価、更にはレビューまでを狙う行為があります。

 先に言っておきますが全てではありません。真面目に活用している方だって多くいらっしゃると思います。


 このタグは本来であれば、読者の方が読みたい小説を探す為や、自分の作品の改善点などを知る為のタグだと思います。どこ発祥で、そこにどういう意図があったのかはわかりませんが、私はそう思っています。

 ですが一部には、「感想、評価必ずします」なんて触れ込みがあったりもするのです。どうしてそれを書く必要があるのでしょうか?

 そしてそこにセットで募集した側の方の作品リンクが貼られていて、「自分のも読んで欲しいです」みたいな一文が添えてある事もあります。


 読み合って良い点や悪い点を指摘し、意見し合うのは否定しません。

 感想を欲しがる。指摘を求める。この心理を否定するつもりはありません。ただTwitterのタグによって感想を募集するのであれば、それを頂く場所は、個人的にはTwitter内で済ませれば良いのではないかと思う部分もあります。返信やダイレクトメッセージ等、出来る手段はあるのですから。


 しかしその中には、適当に序盤だけを読んで感想を書き、ぽちぽちと評価をする人もいます。

 感想は多く書かれていれば、それだけ評判が良いのかもしれないと見えるかもしれません。

 そして共に評価を貰えば、貰ったその人はどうするでしょうか。何もしない人だっているでしょう。でもそこは人間ですから、お礼をしたくなるかもしれません。

 その結果、お返しにと感想と評価を送る。



 これらの行為をどう捉えるかは自由だと思います。

 序盤だけであろうと読んでいることに間違いは無いのだからいいじゃないかと声を大にするのも自由です。

 でも私は・・否定します。感想も評価もそんなに安いものでは無いのですから。



 作品に対する感想。

 書きたいと思うに至らない作品だと言われてしまえばそれまでですが、そうじゃなかったとしても感想というのは慣れていないと書きづらいものなのでは無いかと思います。

 そして書く側には特にメリットが無いかと思います。これは評価も同じですね。


 その評価は感想よりも更に付けづらいものかと。

 とある情報によると、全体の読者様の約8割の方が評価を付けないそうです。

 そこには色々な理由があるのだと思います。

 まずそもそも評価のシステムを知らない。読み専の方にいらっしゃるそうですが、評価を付けるとそれがポイントとして加算される事を知らない。評価をどこで付けるのかも知らない方だっています。

 低評価は付けづらいとか、評価する前に読むのをやめたという場合だってあるでしょう。


 そして完結しない限り評価を付けないという方もいらっしゃるはずです。


 人気作で恐ろしい数の読者様がいる作品ともなれば別でしょうが、≪底辺作家≫と呼ばれてしまう方や、抜け出しつつも迷う私の様な存在にとって、感想や評価というのは物凄く貴重なものになっていると思います。

 感想が一つ貰えるだけで緊張し、それが良い内容だったら一日中にやけてしまう。評価が貰えてそれが高評価だったならば、これもまた画面の前で笑顔が零れてしまう。

 そんな存在だと思っています。これはブックマークと、そしてレビューもまた同じです。


 逆にそれが無い場合。

 いくら気にしない様にしようとしても、読んでくださっている方から何の反応も得られないと不安になっていく場合があると思うのです。

 評価の方に関しては、加算されたポイントによって手に取ってくださる新たな読者様が増える可能性にも繋がっています。




 それを相互評価に限りなく近い形で獲得しているのはどうなのかと、私は思うわけです。



 思うわけ……ですが、ここでそれを言っても仕方が無い上に、私一人がどうこう言ったところで何も意味はありません。

 だから私が言いたいのは別の事です。



 もしも気に入った作品があって、続きを読みたいと思っているのであれば、その方を応援してあげて欲しい。

 感想なんて何でもいいのです。きっと作者の多くはそうだと思います。

 当然その何でもいいは、良い感想の方です。否定する意見を全て受け入れられる作者ばかりではありませんから、そこにまで何でもいいとは言いません。

 ただ、気に入った作品に対しての前向きな感想であれば、何でもいいかと。

 感想欄に書くには少し気が引ける。その場合はTwitterで活動している方であれば、そちらでも構わないでしょう。

 たった一言。ただそれだけで救われる作者が大勢いると思います。


『読んだよ』


 ただその一言だけでも、自然と手に取って読んでくださった方からの感想であれば絶対に嬉しく思えるはずです。

 更にその作品が好みに合って、応援したいと思う気持ちがあるのであればもう一言。


『面白かったよ』


 小学生低学年の様な感想であろうと、ひたむきに頑張っている作者にとってのその一言は、必ずその先の原動力に繋がります。

 逆にそういった反応が無ければ、いくらブックマーク数が増えても不安で居続ける作者の方々がきっといるはずです。



≪エタる≫という言葉。エターナルという意味から来ているそうですね。

 完結せずに放置されてしまう作品。そうなってしまう理由はいくつもあると思います。

 そもそも書き始めから見通しが甘かったり、好きでも無い作品を受け狙いで書いていたりする方もいらっしゃるでしょう。

 しかし中には、好きで書きたくて仕方ない物を書いていたのに、それを投稿する意味を見失って筆を折る方もいらっしゃるかもしれません。


 作品が完結してから評価を付けるというスタンスの方を否定するつもりはありません。その確固たる意志があるのであれば問題無いと思います。何も間違ってはいません。

 評価を付けるのが面倒。メリットが無い。中にはその作品のポイントが増えるのが腹立たしいなんて思う方もいらっしゃるのかもしれません。

 最後の一つはどうしようもありませんが、他の方々は一度……ほんの少しだけでも考えてみて貰えたらと思います。


 完結した後に沢山の評価が入る。喜ばしい事です。

 そこまでの努力が報われた瞬間でもあると思います。

 でも、そこまでの過程で欲しい場合だってあると思うのです。


 私自身が長編を書いているから思う部分もあるかと思いますが、多くの作者が求めているのはリアルタイムでの反応だと思います。

 そしてその評価はポイントという形で作品が手に取ってもらえる機会に繋がります。

 確かに完結後に増えたポイントから手に取ってもらう機会が増える事もあると思います。そこからランキングなどに載り、最終的に読んで貰えた方の数が同じになる可能性だってあるかもしれません。



 しかしその時その作者はもう、その作品を書いてはいないのです。



 次の作品の原動力にはなるかもしれませんが、あなたが気に入った作品の原動力にはなりません。それはもう完結してしまっているのですから、出来る事は改稿くらいです。


 だからこそ、その気に入った作品を書いているその時にこそ、評価を付けてあげて欲しいと私は思います。

 当然そこには私自身も含まれている事は否定しません。同じ一作者ですから。

≪エタる≫事を恐れて評価を付けないのではなく、恐れるからこそ先に評価をしてあげて欲しい。

 評価を付ける価値が無い作品なら仕方ありませんが、そうでは無いのなら……。


 作者にとって本当に書きたい作品の場合は、仮にどんな状況になったとしても諦めきれずにまた書き始めると思います。

 それは一度心が折れかけた私もそうでした。


 でも、中にはそこで諦めてしまう人もいると思うのです。

 その時、もしも突然評価ポイントが付いたなら。一言、感想を貰えたのなら。

 未完のままで終わるはずだった物語が、もう一度動き始めるきっかけになるかもしれません。


 だから今一度、評価や感想が持つ力について考えて頂きたい。

 そう思い、このエッセイを執筆させて頂きました。

 そして同時にこれを書いた事で、私自身初心に帰って頑張ろうと思えた事を意味も無くご報告させて頂きます。


 もしもここまで読んでくださった方がいらっしゃったならば、本当にありがとうございます。

 きっとこれまでにも似た様な事を書かれた方はいらっしゃったと思います。

 走り書きに近い部分も有り、読みづらい点があったかもしれない事。考え方の違いから不快に思われた方もいらっしゃるかもしれません。この場でお詫び致します。申し訳ございません。

 考え方は人それぞれですし、このエッセイの中で取り上げた例についても、捉え方はその人次第だと思います。

 ただ、もしも私と同じ想いを持っていただけた方がいらっしゃったならば。


 あなたの好きな作品を、それを執筆されている作者の方を。

 目に見える何らかの形で、心から応援していただければ幸いです。

投稿してから随分経ちましたので、感想欄は閉めさせて頂きました。

このエッセイ自体は残しておきますが、現状や作者の考え方にも色々変化はありますから。

肯定否定色々あるとは思いますが、ご自分が正しいと思う道を進んでください。

以上、後書きでした(笑)

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