表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/69

異世界の住人達がチートになるまでの話

今回は、邪神視点です。


前回のあらすじ


大昔、この世界【黄泉(よみ)】に来た女神は、分身を洞窟に残し地上にでた。

「はっ!?魔帝ヤマタノオロチが殺された!?」


暗い洞窟の底で、妾は動揺していた。


「はいポンッ、ワッチも協力して何度も攻めてくるスサノオと名乗る者を倒したのですが、1日経つと復活してあらわれて、度重なる戦いの疲労で倒れた魔帝様が首を斬られてお亡くなりになってしまったんだポン!」


ボロボロで逃げ帰って来た狸型の魔人、タヌーの話を聞いた妾は、妾の息子であるスサノオに、妾の分身がチートを使っている事に気付いた。


分身め!妾の息子に妾の可愛い動物達を駆逐させるつもりか!何を考えているのだ……。


「そやつは不死の力を与えられている!妾も貴方に力をさずけよう!」


妾はタヌーに、分身が与えた力と同じ【無限転生】をさずけた。


「あと、新しい魔帝とお前の仲間を作ってやる」


妾は、自分の髪の毛から魔帝火雷(ホノイカヅチ)を、唾液から魔人ミミを創りだし、2人にも【無限転生】をさずけた。


「これで、ひとまず安心だ。何か動きがあれば、すぐに知らせるのだ」


「了解ですポン!」

「分かりましたわっ!」

御意(ぎょい)!」


3人は颯爽(さっそう)と洞窟から駆け出して行った。


1ヶ月後、


「どこに逃げても追いかけてくるポン!」

「負けてしまいましたわっ!」

面目(めんぼく)無い!」


3人はスサノオに負け【無限転生】によって復活地点の洞窟に帰って来た。


「1回倒せたけど、復活して返り討ちにあったポン。何か対策しないと永遠と私達を追いかけてくる勢いだったポン」


「ふむ、倒したスサノオのLvは1に下がっていたのか?」


「はい!しかし、ワッチ達も復活でLv1に戻ってるからちょっと厳しいポン」


少しLvを上げれば、Lv1になった息子は手を出せなくなるかな?


「よし!貴方達に、さらなる力を与えましょう!この力で逃げ回りながらLvを上げて強くなるのだ。そうすれば、スサノオも恐るに足らないはずだ」


タヌーには【なんにでも変身】を、ミミには【なんでも食べちゃうわっ】を、魔帝火雷には【触ると感電死】をさずけた。


そして、10年後。


「魔帝様が【触ると感電死】を反射されて感電死したから逃げてきたポン!」

「向こうも力を2つに増やしてきましたわっ!」


タヌーとミミが死に物狂いで帰ってきた。洞窟の隅で、10年間頑張ってLv99まであげたのにLv1に戻ってしまって完全にやる気を無くした魔帝火雷が、虚ろな目で体操座りしている。可哀想だからもう魔帝を引退させてやろう。


ググググッ!こしゃくな!あのクソ女神め!


「もう許さない!妾は完全に怒った!全面戦争だ!」


妾は、大量の魔物を創り上げ、その全てに【無限転生】を与えた。


洞窟で増え続けた魔物達は、洞窟の外にあふれ地上を覆った。


それに気付いた女神が、転生してきた人達に【無限転生】を与え、魔物達を倒しはじめたので、倒された魔物達のLvの上限99のリミッターを外してLvを無限に増やせる様にしたり、さらなる力、チートスキルを与え、魔物に倒された人間に女神がさらなるチートスキルを与え続けた。


分身は自分を女神、妾を邪神と呼び始めた。邪神はお前だろ!


妾は自分を女神、分身を邪神と呼び始めた。


こうして、女神と邪神の戦いは激化していき、この世界【黄泉】は地獄と化したのだった。

だんだんわかって来ましたね。

でも剣とか鏡や勾玉はどこからやって来たのでしょう?


次回は、太陽神の国造りです。

お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ