Lv1になりました
前回のあらすじ
女神を倒したと思ったら、俺のLvが1になってチートスキルを失ってしまい、なんとエーコまでLv1になってしまった。
ヤバイ!【無限転生】が無い今、死んだら終わりだ!しかもLv1、マズいマズいマズい!
≪【勾玉】【鏡】【剣】が神格を取り戻した。3種を集めて使う事により【神の裁き】を発動します≫
神の裁き?なにそれ怖い!
「姉御!Lv1って本当ですかい!?」
佐藤Bが駆け寄ってきてエーコを心配する。
「実は俺もだ……」
「えぇ!?兄ちゃんもか!我輩達は、普通にLv変わってないぞ!?」
「周りの国民達も変わった様子はないですね、リョウ殿とエーコ殿の共通点はと言うと、復活地点が、はじめての村と言う事くらいでしょうか?」
「あっ!」
田中の言葉に俺は、邪神を倒した時にチートを失った魔物達が頭によぎった。邪神を倒しても、ダンジョンの外の魔物や魔人達はチートを失っていなかった。という事は……。
俺は、女神が居た場所を見た。
その上に、女神が居た雲にそっくりな雲がもう1つあった。
「女神は1人じゃない!エーコが倒したのは、はじめての村を担当していた女神で、あの雲の中にもう1人女神がいるんだ!エーコ!あの雲に鏡を使ってくれ!」
「分かった!」
「待て!」
鏡を持つエーコを田中が止めた。
「女神が2人だという確証は何処にある!?もし女神が3人4人居たとしたら?」
「あっ……」
邪神は2人倒したのに、ダンジョンの魔物したチートを失わなかった。と言う事は、女神も最低3人、いや世界の人口から考えてもっと沢山いるかもしれない
。
「もし、下手に女神を殺して我輩達がチートスキルを失い、襲いかかる国民やエンジェル達だけがチートを失わなかったら女神の思うツボだ。それにこちらには最強の四天王達がいる!ここは国民とエンジェル達を無力化する方が安全確実だ」
確かに、あまりに激しく攻め立てられから焦っていたけど、俺達には四天王達がいる。早く戦闘を終了させてクソ女神供をシラミ潰しに倒してやる!
仕方ない、ここは四天王達に任せて、俺は大人しく隠れているか。国民とエンジェル相手なら、神化タヌーに3人のチートの無敵コンボで、余裕なハズだ。
「あの、タヌー達……」
「ひどいポン!ずっとワッチ達をダマしていたんだポン!?」
「ミスターリョーダウトだニャ〜!」
「ミミの心は傷付いてしまいましたわっ!」
四天王達は怒りを撒き散らし、俺に詰め寄って来た。
あっ……ヤバイ……
完全に忘れていたけど、四天王達って、魔帝ハーレムのハーレムだったのを、洗脳して味方にしたんだった。俺のチートが全て無くなったと言う事は、チートスキルの【洗脳】も無くなってしまったと言う事なのか。
……っという事は、
「キングリョー!最低バニー!優しそうでちょっと好きになりかけていたのに!」
「「「そうよ!そうよ!」」」
元魔帝ハーレムのハーレムだった魔人娘達まで解けてしまっている。俺は200人の魔人娘達に囲まれた。
……そして、
「ずっと、信じていたのに……」
クルゥリーが俺に近づいてくる。
「あ、あぁ…………」
俺……終わったかもしれない……。
まるで、米原がやらかしてきた事のツケが、どんどん帰ってくるみたいですね( ̄O ̄;)
次回は、四天王達が敵になってしまう?
お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱




