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続シロちゃんとデート

今回もピョンピョンです。


前回のあらすじ


佐藤Aとデートするハズだったシロはドタキャンされてしまって、バッタリ会った米原涼とご飯を食べるのであった。

「キングリョー様!こちらの部屋へどうぞ!!」


ボクとりょうぴょんは、何故かシャンデリアや金縁の机や椅子のある超広い豪華な個室に案内されたピョン。


「ずいぶんと立派な部屋ですね~ピョン」

「そうだね……最近、万金札に自分の顔を載せたら国民に覚えられちゃったんだよね、なかなか安心して外を歩けなくて困ってるよ」


王様も大変なんだピョンね、アシヲぴょんもいつか大国を作るんだから、ボクも色々勉強しておかないといけないピョンね。


トントンッ


「失礼します!料理の用意ができましたのでお持ちしました!」


黒いうさぎ耳のウェイトレスさんがノックをして入ってきた。


「さぁみんな!部屋に入れて!」

「「「は~~~いっ!!よいしょっよいしょっ!どっこらしょっ!!」」」


兎魔人(バニーデビル)達が、ドアの向こうから3mはある超巨大な人参を運び込んで机に乗せた。


「わぁ~美味しそうピョン!!」

「……これは、なんだね?」


りょうぴょんは何故か引きつって固まっている。


人参魔人(キャロットマン)の丸干しです!」

「久々にでたな、丸干し、しかも人参……魔人!?」


人参からは美味しそうな大根足と腕がはえている。はやく食べたいピョン!


「切り分ける事もできますが、丸ごとかじりますか?美味しいですよ?」

「いや、丸かじりは嫌だけど、それよりこれ、あなた達の仲間じゃないの?」

「ふふふっ、魔人といってもこの人参は、植物並みの知能しかないので魔物以下の部類にはいるので、ご安心くださいませ!」

「植物って知能あったっけ?まぁ、大丈夫なら食べるけど……」


ウェイトレスは、りょうぴょんに近いて谷間をみせて、セクシーな視線をおくって色仕掛けをしながら説明をしているピョン。愛人のポジションを狙っているのかな?侮れないピョンね。


「りょうぴょん、太モモの部分が美味しいピョンよ」


グシャッボギボギッ


ボクは人参魔人の大根足をナイフで切り取って、りょうぴょんの大きなお皿に乗せた。


「う~ん、生々しくて抵抗がかなりあるけど食べてみるよ」


りょうぴょんがナイフとフォークを手に持って太ももを小さく切ろうとした。


「ストップピョン!!」

「えっ?」

「人参の太ももは切らないでかぶりつくのが美味しいピョン!」

「マジで!?」


彼は雷に打たれたように目を見開きナイフフォークを落とした。


「さぁキングリョー様カブリといっちゃってください」

「そうですピョン!ガブリバリボリいっちゃってくださいピョン」

「…………」


ガブリッ


「……ん!?美味い!?うまいぞ……!!何だこれ!めちゃくちゃ美味いじゃないか!!人参の爽やかな香りとジューシーな肉汁、そしてムチムチ柔らかな太モモの食感!たまらない!あ~~止まらない!どんどん食べてしまう!!」


彼は、人参のオレンジ色の体液を口からダラダラと垂らしながらムシャムシャと食べていく。


さて、ボクも食べようかな、太もも。


ボク達は、黙々と人参魔人の丸焼きを食べていき、3mあった巨体を見事に食べきった。


「プフ~ッもう食べれないピョン」

「お腹がキツイ……」


2人で椅子にもたれかかってお腹をさすっていると、ウェイトレスさんがやってきた。


「あらあら、お腹苦しそうですね……。隣のお部屋にベッドを用意してありますので、どうぞご利用ください」

「え?」

「うわっピョン!」


ウェイトレスの後ろから他のウェイトレス達がゾロゾロとでてきて、ボク達を担ぎ上げてベッドの上に降ろした。


「ではごゆっくり~~」


バタンと扉が閉じられ、ベッドの上で2人っきりになってしまった。


「「…………」」


何なのですか!?この展開はピョン!気まずすぎですピョン!


「シロ……ちゃん?」


何故か、りょうぴょんがボクの目を見つめはじめたピョン!?ダメピョン!ボクは人妻ピョン!アシヲぴょんという大事な旦那様がいるピョン!


あわわわわっ彼が、手をボクの顔に近づけて来るピョン……。


( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)


「クロセンパ〜イ、キングリョー様、喜んで貰えたかなバニ〜?」

「こらっラビコ!仕事中は語尾にバニー付けるの禁止よ。バニーは敬語じゃないのですからね!」

「は〜い」

「でも、これでキングリョー様に気に入って貰えたら、当店は王家御用達(ごようたし)店として有名になれるハズよ!人参魔人は超強力な精力強化の効能があるから、今はきっとお二人燃え上がってお楽しみ間違いないわバニー!」

「センパ〜イ、センパイもバニーって言っちゃってますよ〜」

「あっ!……もう!みんなっ仕事に戻りますわよ!」

「「「は〜い」」」


兎魔人の群れが、廊下をピョンピョン飛び跳ねながら各仕事場へ戻って行った。

シロちゃんピンチですね!

ピョンピョンは次回で終わってラストステージに入ります(๑′ᴗ‵๑)


次回、襲われちゃったシロちゃん。

お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱

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