女神とシロ
*今回はシロちゃん視点です。
前回のあらすじ
エーコの超勇者の剣を手に入れるために、超大艦隊で旅にでた。
国民のチートスキルを調べたが、思ったよりスキルの数が少なかったりして、何かひっかかる物を感じた主人公であった。
「「「女神様バンザーイ!女神様バンザーイ!女神様バンザーイ!」」」
超巨大空母(米原ダンジョン2)の最下層、どこまでも広がる薄暗い空間に、数え切れない人数の勇者達が気が狂った様に叫んでいた。
そんな中、壁に設置された無数のスピーカーから声が鳴り響いた。
『勇者達よ!決戦の日は近いわ!王都を沈めた偽国王を倒すのよ!各自チートスキル30個を目指し、死にまくりなさい!私が素晴らしいチートを授けてあげるわ!死んで死んで死にまくりなさい!!』
「「「シネ!!シネ!!シネ!!シネ!!シネ!!シネ!!」」」
目がいっちゃった勇者達が声を合わせ、大声がダンジョン最下層に響き渡った。
( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)
薄暗い中、無数のディスプレイが光るダンジョン監視ルームで、ボクはマイクのスイッチを切り溜め息をついた。
ボクはあまりに疲れたので、仮眠しようと思い、事務用の灰色の冷たい机に突っ伏した。
白いツインテールがフワッと机に広がる。
あー、勇者達を煽動して死なせるのは良心が痛むピョン。ボクじゃなくて女神が話してるとしても、精神的に辛いピョン。
ボクはウトウトと眠りはじめる。
しかし、そんなボクの意思にそむいて口が勝手に動き出した。
「勇者30万人はチート30個達成したわ。シロ、あと5日で80万人を目指しなさい」
あ〜もうっ!少しは寝させて欲しいピョン!
ボクは目を擦り背伸びをして、頑張って目を覚ました。
「ふぁあ……はい……、了解しましたピョン。そういえば、りょうぴょんが国民のチートスキルを調べている様ですが、バレないですピョン?
ふん!こざかしい小僧ね!だがそれくらい予想済みよ、勇者達には、あなたと同じチートスキル【女神様にとって都合の悪いチートは秘密】を授けてあるから大丈夫!」
そういえば、そんなチートスキル貰った気がするピョン。りょうぴょんが【なんでも鑑定】を持っているのに、ボクが怪しまれないのも、その秘密チートスキルのせいだったピョンか。意外と女神、考えてるピョンね。でも、葦男ぴょん(佐藤A)との未来のために、この女神を騙さないといけないピョン、頑張るピョン!
「なるほどピョン!それで女神様……りょうぴょんを苦しめ倒す素晴らしい作戦を思いついたのできいてほしいピョン!
へぇ〜、あなたもやる気をだした様ね、きいてあげるわ話してみなさい。
はいピョン!りょうぴょんが女神様の近くに来たらゴニョゴニョ…………ピョン、そうしたら勇者達をゴニョゴニョ…………ピョン、そして大艦隊をゴニョゴニョ…………ピョン、そして……」
ボクは、女神に作戦を話した。
「ふふふっ素晴らしいわ!あの小僧の慌てる顔が目に浮かぶ様だわ!シロ!その作戦の準備を整えなさい!私があなたに与えた10のチートを使って勇者達を全員一回ずつは死なせておく様にね!
了解ですピョン!」
ふぅ……なんとか計画通りに騙せたピョン。後は、りょうぴょんとエーコぴょんが頑張るだけピョン。
ボクと長い女神との独り言は終わり、やっと一息付いて仮眠をとるのだった。
シロちゃん、裏で色々暗躍してたんですね。シロちゃんの作戦とは一体どんな物なのでしょうか?
次回、シロちゃんとデートします。
お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱




