ヤッちゃったなら誤魔化せばイィ!
本日2本目の投稿ですー。
ひとまずこの話で落ち着くから読んでね。
話自体はまだ続くよ。
前回のあらすじ
村長に殺られた。
「もう、なに味方の村人を皆殺しにしているのよ!バカなの!?」
気が付くと雲の上でクソ女神にイヤミを言われていた。
「お前が俺に渡した即死スキルのせいだろうが!常時発動とか呪いかよ!?」
触れたものを即死させる左手で女神にふれようとするがやっぱり霊体だからすり抜けてしまう。
「ふうー仕方ないわねぇ。じゃあうっかり殺ちゃってもごまかせるスキルをさずけるわ」
チートスキル【洗脳】を覚えた!
「洗脳かよ!怪しいスキルばっかりじゃねえか!お前実は女神じゃなくて邪神なんじゃねえか!?」
そう言うと女神はイラっとしたような表情になりズドンッ!!と空間を蹴った。
その衝撃で雲の下にあった大陸が吹っ飛んで海に沈んだ。
はじめての村のある大陸じゃない事を祈ろう。
「邪神なんて雑魚と一緒にしないでよ!殺すぞ!?」
すでに死んでいる俺に殺す宣言をしてきやがった。と言うか、女神のせいでもう何度も殺されてるわ!
と言うか、裏のラスボスである邪神を雑魚扱いするという事は、まさかアメーバ(魔王)みたいに、その辺の森とかに大量にいるのか(邪神)が。
絶対会いたくねぇ……。
「洗脳なんて覚えても、村長に反射されて逆に洗脳されるだけだろ!」
あの村長の反射に勝てるチートスキルなんて存在しないと思う。
「あら、それなら洗脳の効果に【反射されても反射し返す】を付けておけば大丈夫よ。」
「何だその理屈は!?そんなので良いのか?」
子供の意地の張り合いみたいな口喧嘩しているみたいな女神の理論にげんなりしながら、また光に包まれ生き返った。
( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)
「ヤツだ!殺せー!!」
「うおぉぉぉ!!」
殺したはずの村人達が襲ってきた!
どうやら村人達もチートスキル【無限転生】を持っていて生き返るようだ。しかも【なんでも鑑定】で見たところ、新たに様々なチートスキルをそれぞれ1つずつ覚えた様だ。
死んだからなのかLvは1になっていた。
殺したらチートが増えて強くなるとか洒落にならないだろと思った。
仕方が無いので早速【洗脳】を使う事にした。
「くらえぇ!【洗脳】!お前らが殺されたなんて気のせいだ!!」
俺から言霊が放たれて村人達を包み込む。村人達の目がうつろになった。
「あぁ、そうだな、気のせいだったわぁー」
村人達は納得したのか散らばってどこかに行ってしまった。
俺はやっと安心して一息ついた、その時。
「キサマァア!!まだいたのかぁあ!!」
空から隕石の様に村長(大勇者)が降ってきた。
大気圏を落下してきた為か激しく炎をあげ燃えている。
村長がこっちに落ちて来る前にやるしかない!
「くらえぇ!【洗脳】村人達が殺されたなんて気のせいだ!!」
言霊が村長を包み込む。
「洗脳じゃとぉお!こざかしいのじゃ!チートスキル反射じゃああ!」
村長が言霊を反射して俺の方に跳ね返す。
だが、俺に当たった言霊がさらに跳ね返り村長を襲う。
「何ィイ!!反射の反射じゃとおぉ!?そんなのズルいのじゃあー!!」
やっぱりチートって子供の喧嘩だな
言霊は村長(大勇者)を包み込み、村長の目がうつろになった。
「あぁ、そうじゃった、気のせいじゃったわぁー」
村長(大勇者)は、そのまま勇者ビィームでできた川に落ちていき、大爆発をおこし大きな穴を開けた。穴の横幅は北海道位の広さがあり、のちに村長(大勇者)湖と呼ばれる様になったと言う……。
いやあ、今回の話は何か良い話みたいにまとまって良かったですねぇ。
え?全然良い話じゃない?
それはさておき、まだ話は続きますのでよろしくお願いします。