チート過ぎる世界へようこそ!
初投稿です。
読んでくださる方々と 楽しく書けたらと思いますので、よろしくお願いします(๑′ᴗ‵๑)
貴方は死にました。勇者として異世界に転生していただきます。
転生の特典として、チートスキル【無限転生】【なんでも鑑定】【経験値1万倍】をさしあげます。
「よおっしゃあぁぁぁ!!夢にみたチート無双でハーレムを作っていちゃいちゃしながらついでに魔王を倒すぞー!!」
俺、米原涼は夢と希望いっぱいで、はじめての村から草原に出た。
転生の女神様からもらった最強装備、【勇者の剣】と【勇者の鎧】を装備して無双してやるぞ!と、ポヨンポヨンと飛び跳ねる半液状のアメーバらしきモンスターのいる方へ走って行く。
「アメーバァァァ!死ねぇぇえ!」
しかしその時、【なんでも鑑定】で《アメーバ(魔王)Lv99》と表示が出た。
気付いた時にはアメーバ(魔王)の体に取り込まれ消化されていた。
消えゆく意識の中で草原で何十匹ものスライム(魔王)が目に入った。中にはLv999の殺人アメーバ(大魔王)までいた。
そして、俺は死んだ……。
( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)( ̄O ̄;)
「どうなってるんだよ!?これはぁぁ!!」
俺は、霊体になって雲の上で女神に叫んでいた。
「アメーバ相手に負けるなんて情けないねぇ」
「アメーバ(魔王)だから!なんで最初の草原に魔王が大量にいるんだよ!大魔王までいたし!」
女神は、ため息を吐いてやれやれ、とポーズをとった。
「まぁ、すぐ死ぬのは想定の範囲内だから大丈夫。そのためにチートスキル【無限転生】をさずけたんだから。無限転生は名の通り、何回死んでも転生してやり直せちゃう素晴らしいスキルなのよ?しかも転生のたびに新しいチートスキルを1個プレゼントしちゃいまーす!」
女神の姿は、見た人の理想の異性に見えるらしく、大好きだったあの芸能人の姿をしているが、それでも見ていてイライラする。人の命を何だと思っているんだ。
「いや、だから何で魔王が当たり前のように草原に大量にいるんだよ?」
「あぁそれね。魔王側の転生女神がね、チートばっかりしてくるから、私もチートで対抗して、そうしたら向こうがエグいチートをしてきたから、さらにエグいチートで対抗して、気付いたらこんな状態になっていたのよ」
病原菌を死滅させようとして色々な薬を使っていたら、いかなる薬も効かない最強のウィルスを作り上げてしまったみたいな話はあるが、これはあまりにも酷すぎる。
こんなRPGゲームを発売したらクソゲー大賞で優勝できてしまう。しかもこれはゲームじゃなく現実で、俺はこの世界でこれからずっとう死んでも転生……って!?
「おいぃぃ!ふざけるな!こんなふざけた世界で俺はずっと死にまくらないといけないのかよ!」
「ふっ、気付いたわね。貴方は勇者という名の私の奴隷。魔王が全滅して魔王側女神がやる気を失うまで一生働いてもらうわ。でも安心して、私が魔王も一撃で倒せる最凶のチートスキルをさずけるわ」
大好きな芸能人の顔で超ムカつく態度で話す女神を見て、顔面を殴ってやろうとパンチを繰り出すのだが、霊体なので当てることができず、なんちゃってシャドウボクシングをする痛い人みたいになってしまっている。
女神が俺の頭に手を向けると体がポーッと光り転生が始まる。光に包まれ視界が真っ白になっていき 、
《チートスキル【触れたものを即死させる左手】を覚えた!》
と、不吉な名前のスキル名が響いた。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
こんな感じで書いていって完結まで連載できたらなぁと思っています。よろしかったらこれからよろしくお願いします。
次回、即死の左手が炸裂します。
お楽しみに(๑′ᴗ‵๑)