【ひとくち物語】191話目
○インタビューにて
ジャーナリスト 「この山は、マンション開発の一環で木を全て伐採されてしまい、今はご覧の通り禿げ山になってしまいました。このことについてどう考えますか?」
禿げ親父 「親近感が沸きますわい」
○和菓子屋の前にて
おじいさんA 「この大福、美味いの~」
おじいさんB 「わしゃ苦手ですじゃ」
おじいさんA 「何故じゃい? こんなに美味いのに」
おじいさんB 「ここの大福を食べたら喉に詰まらせたことがあるんじゃ」
おじいさんA 「そうなのか。だが死ななかったんじゃから良かろうて?」
おじいさんB 「いや、それがもとでわしゃ死んだんじゃ。ほれ、足がないじゃろ」