食料調達
掲載日:2026/03/28
ぐぅぅー
と大きくお腹の音が鳴る
誰にも聞かれてはいないが
男は少し気恥ずかしく感じる。
給料日前はいつもこうだ。
お金がなく、冷蔵庫の中にも何もなく
極めつけに、実家も遠い。
そのため月末はいつも固形物を碌に口にせず
水と塩だけで生きていた。
だけど、今日は我慢できそうに無かった
今日、今日だけでいいから何か食べたい
そんな欲望が本能が理性を飲み込んでいった。
だけど、さっきも言ったように
お金は無く、冷蔵庫の中にも何も無い
そんな状況で何かを食べたいと願った所で何を食べれようか。
正に頭を抱えるしかなかった。
頭を抱えてしばらくの後
気付いた。
「別に食料なら外に沢山あるじゃないか!」
思い立ったが吉日
早速外へ出る準備を始める
「少し健康に悪そうだけど草も一緒に食べれば大丈夫だよね。
タンポポとかほぼ春菊でしょ」
そう言い残し男は
外へ出る。
その日からだった
毎月人が消えるようになったのは。




