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詩集 彷徨う人R2  作者: 仲仁へび
3/3

03 セカイ・レールを外れて



 モノクロの世界の中で

 色身のない世界で

 鮮やかさのない場所で

 この二色だけの場所で


 見つけたのは君の姿 

 見つけられたのは大切なもの


 出会えた

 つかめた

 たどり着けた

 やっと


 笑みがこぼれる

 幸福が満ちる


 踏み込んだ世界の先 

 望んだだけの未来が

 現実になって

 だからきっとこれからは

 幸せになれる

 幸せであれる


 そこがどんな実験場でも

 誰かの思惑が作り出した世界でも

 関係などない

 干渉など受けない


 ガラスケースの内側で

 箱庭の中でも


 生きていて

 心を持っているのならば


 まだこれから長く歩き続ける


 どれくらい歩くか分からない


 この世界の果てまで歩くはめになるかもしれない


 それでもいい


 決まりきったレールの上から外れたのだから

 もうそんなレールの上は 歩かなくてすむのだから



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