新しい人が来るって?
後半が長いわこれ
~参上!朱火亜烈兜 いっちょ夜路死苦!!~
いつものようにエンジェル★プリティーと戦う俺、スマイル。
だが今回は見慣れない奴がいる。
「へぇーこいつがあんたらが言っていたスマイルって奴か・・・・・」
「?誰だ・・・・見かけない顔だが・・・・・」
そいつは紅い瞳と髪でまるで狼のような目付きでフリフリの服を着た女だった。
・・・・・・なんだこいつ恐っ
「へっ俺は朱火亜烈兜!(ガキンッ!!)新しくエンジェル★プリティーのメンバーだ!夜路死苦!!」ババンッ!!
っと拳を勢いよく合わせ音を出した。
・・・・・・おいなんだ今のルビ、スカーレットをあんな風に漢字に当てはめんの見たことないぞ。
「気を付けてねスカーレット・・・・・スマイルは一人でも強いよ」
「へっ・・・・知るかぁ!!」ダッ!
「あっ!ちょっ!」
ピンキーが事前に教えたが無視してスカーレットは俺に向かって攻撃を仕掛ける。
「くらえっ!!『マジカル★ナックル』!!」ドコォォォォン!!
「マジカル要素ねぇぇぇぇぇぇ!!」サッ!
(しかもつっよ!?)
スカーレットの拳が光、殴ってくるが避ける。
だがそしたら地面が崩壊した。
「ハァ ハァ ハァっ!?」
『おいおい・・・・・』
「「「・・・・・・・・・」」」ポケーッ
この場にいた全員が唖然とする。
「ちっ・・・・・避けんなよてめぇー・・・・・」フッ
「いやおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいぃ!!お前どんなパワー出してんだ!!」
「うるせぇ!黙ってくたばれやぁ!『マジカル★ナックル』!」ドコォォォォン!!
「おいぃぃぃぃぃ!連発すんな!!」サッ!
スカーレットの攻撃が連続で出るが全て回避する俺(てか当たったら死ぬ)
「ちっ!さっさとくたばれやぁ!」ブゥン!
「おい待て!・・・・・!」
俺の後ろに居たのは、可愛い子供の猫がいた。
もしこのまま避けたら関係ない猫を巻き込んでしまう・・・・・・だが避けなかったとして俺がやられる・・・・・・その時俺の良心が動く。
「ちっ!・・・・・あーくそっ!(バッ!)『殺戮忍法 参の巻き 呪縛樹蟲』!」メキメキ
俺が唱えると地面から無数の樹木が出てきてスカーレットを絡ませる。
「なっ!?離れろこのっ!」ブンブン
「スカーレット!!」
「もーっ!だから言ったのに・・・・」
「なはは・・・・・」
「そこで反省しろ・・・・バカ」
「なっ!てめっ!!」ググッ
ピンキーたちはスカーレットを救出している間、俺は後ろにいた子猫を抱き抱えた。
「全く・・・・少しは周りを見たらどうだ?・・・・さて俺はちょっと野暮ができたから帰る・・・・・去らばだエンジェル★プリティーの諸君」ドロンっ!
そう言うとドロンっと音がなり、樹木とともに消える。
「うおっ!?・・・・・くっそ・・・すまねぇ逃げられた・・・」
「全く・・・・はしょりすぎよスカーレット」
「なはは~相変わらず過激ダナースカーレットは・・・・」
(あの人・・・・今さっき猫抱いてたな・・・・まさか避けなかったのはそれなの・・・・・)
こうして新たに加わった朱火亜烈兜、エンジェル★プリティーの戦力が格段に上がったのだった。
やれやれまた面倒なことになったな・・・・・・
それでも頑張れ俺、いつか幸せを掴めるために今日も魔法少女と戦うのだ。
ちなみにさっきの子猫は元のとこへ戻しておいた。
▼ついでに▽
「・・・・・でさこれどうするの」戦った場所を差す
「あっやべ」(汗)
「・・・・・・これ全部片付けるの・・・・」サーッ
「ほ・・・・・骨が折れそう・・・・・」
まぁ・・・・・うん・・・・・ドンマイ★
~新しく入った団員は全力で目標に向かう奴だった~
『うむむむむ・・・・・・・』
ワルルンが珍しく悩んでいる、聞いてみるか。
「どうしたワルルン、珍しくそんなに悩んで」
『あぁ?決まってるだろエンジェル★プリティーに新しく加わっただろ?』
あぁ・・・・確か朱火亜烈兜って言ってあったな。・・・・脳筋ゴリラの・・・・・
『新しく加わったことで戦力が格段に上がった・・・・・これでは俺たちだけでは手に終えない・・・・・』
「確かに一対四(ワルルン含んで二対四)だと部が悪いからな・・・・・さすがに四人纏めて相手はむずいからな・・・・」
『あぁ・・・・そこで俺は考えた・・・・でだ思い付いたのさ』
「・・・・何が?」
『ふっ・・・・あっちが加わるならこっちも新しく団員を迎えようじゃないかぁ!!』ドドンッ!!
「・・・・・・・あのさぁワルルン」
『なんだ』
「魔法少女の敵が一般市民に勧誘できると思ってんの?」
『「・・・・・・・・・・」』
その言葉に周りが一瞬にして冷めた。
『・・・・・・・そんなこと・・・・・・・・・言うなよ・・・・』
っと会話していると、扉からインターホンが鳴る。
「あっ?なんだ?」トストス
扉を開けてみるとそこにいたのは中学年くらいの男がいた。
その男は爽やかに挨拶してきた。
「やぁ今日は、僕は黒木 竜夜よろしく!」
っと自己紹介してきた・・・・誰だこいつ。
「おっおう・・・・・えっと初対面だよな?」
「えぇそうですね・・・・・でも僕は貴方の名前は知っていますよ?刃心 忍さん・・・・・・」
っと何故か俺を知っていた、更に・・・・・
「いや・・・・エンジェル★プリティーの敵『スマイル』!そして君が取り付いている元親玉ワルルン・・・・・」
「!」『!・・・・こいつ』
何と俺の正体を知っていたのだ!(ついでにワルルンも)
「お前・・・・・何もんだ・・・・」スッ
変身しようとすると・・・・・・
「まぁ落ち着け・・・・・僕は貴方と戦う気はない・・・・・むしろ逆だ」
『逆だと?』
「この僕を・・・・仲間にする気はないか?」バァーン!!
『「はっ・・・・・・・はぁぁぁぁぁ!?」』
何ともぶっとんだ話だ。
▼▽▼▽▼▽
「まず・・・・・この僕はこう見えてあのモンスターキングダムの社長さ・・・・」
「社長!?」
『この若さでかぁ?』
どんな手を使ったら社長に成れんだよ・・・・・そしてモンスターキングダムか・・・・・聞いたことがあるな・・・・・確かモンスターが書かれたカードで対戦するカードゲームだったかな・・・・・子供、大人たちには人気のカードでコレクションも出されるくらいのカードもあるからな・・・・・・その会社は『ブラックゲームコーポレーション』だったかな。
とりあえず・・・・・
「で?なんで俺たちのことが知ったんだ?」
「ふぅん・・・・町中の全ての監視カメラから見れば簡単なことだ」
さすが大手企業 汚い。
「僕は企業のコネがあるから、大抵のことは潰せるし僕にその力を与えたら更に戦力が上がるこれは君たちにとって美味しい話じゃないか?」
「・・・・・・・」
なんかこいつ上手く纏めてるな・・・・・
(どうするワルルン?)
『俺はこいつに加入するのは賛成だ』
まじかー・・・・・というか。
「なんでワルルンの力がいるんだ?」
そう言うと竜夜はクワッとした目付きで言う。
「・・・・僕にはどうしてもどんな手を使っても勝ちたい奴が入るんだよ・・・・例え禁断の力でも」
っとそこに映ったのはたった一人にしか興味がない目だった。
▽▼▽▼▽▼
昨日新しく加わった団員、竜夜もとい『ブラック』とともにエンジェル★プリティーと戦う準備をしていた。
「さーて・・・・行けるかブラック?」
「ふぅん・・・・・むろんだスマイル」
そこには黒一色でヘルメットを被り、コートを着用し浮遊している物体が宙に浮いてる。
それがブラックだった。
ちなみに爽やかな言葉使いは仮で此方が素である。
「待ちなさい!」
「ふぅん・・・・」
「来たか!」
そこにはエンジェル★プリティーのメンバーが来た。
「そこまでよスマイル!・・・・・・っと?」
「誰かしら・・・・あの黒いコートの人?」
「もしかして新しく加わった敵?」
「へっ!敵が増えたってどうでもいいね!」ガスッ!
っとそれぞれ反応を見せた(一人だけ突っ走ってた奴がいたけど)
「ふぅん・・・・俺の目的はただ一人・・・・・貴様だブルース!!」ビシィィィ!!
っとブラックはブルースに指差す。
「えぇ?」
「・・・ブルース知り合い?」
「知らないわよそんなやつ・・・・・」
「ふぅん・・・・・そうだろうな、貴様は俺に見向きもしなかったからな!ここで貴様を倒し、俺の決着を打つのだ!!ブルース!」
っとブルースに殺意剥き出しで睨み付けるブラック。
・・・・・・・何があったんだよまじで。
「へっ!誰かは知らねーが俺がぶっ潰してやんよ!」
「ふぅん・・・・・腐れトマトには用はない」
「なっ!?」
スカーレットを腐れトマト呼びしたブラック、なんだよそのネーミングセンス。
「このっ!ぶっ潰してやる!」ダッ!
スカーレットがブラックに挑むが・・・・・
「腐れトマトごときにカードを使うのは勿体無いが・・・・丁度いい実験だ」スチャッ
っと言い、左側の手首に装着されたカード入れ(デッキ)から一枚取り出す
「俺は魔法『暗黒の呪縛』を発動!」カッ!
取り出したカードを宙に浮いてる物体にセットすると何処からか黒い鎖が出てきて、スカーレットを縛り付ける。
「なっ!?フガッ!?」ギシィィィ
「あぁ!スカーレット!」
「てかあれ、もしかしてモンスターキングダムじゃん!?それがリアルタイムで起こってる!」
「っ!スカーレットを離しなさい!」
「なら俺と対決しろブルース・・・・・お前が勝ったらこの腐れトマトを離さんこともない」
「えぇ・・・・・・いいわ・・・・・上等よ」
「ブ・・・・・ブルース!」
ピンキーがブルースを心配するとブルースは安心させるかのように笑顔で
「大丈夫よピンキー・・・・・私は負けないから!」スッ
そう言い、ブラックの前に現れる。
「さぁ!勝負よ!」
「ふははははは!・・・・・・・ふぅん、なぶり殺しにしてくれる!」シュバッ!
そう言いブラックはカードを一枚引く。
「(チラッ)・・・・・ふぅん、貴様にこのモンスターは越えられない!俺は『土魔神ドレム』を召喚!」
『グウオオオッ!』L1000 A500 D1000
地面からゴーレムのような者が出てきた。
「何あれ!?」
「うわっ!すごっ!本物かー!?」
「まだだ」スッ
「!そのカードって」
ブラックが手に取っていたのは輝かしいカードだった。
「えっ!?嘘っ!あのカードって!」
「知ってるのイエローネ?」
っとモンスターキングダムを知らないピンキーは訪ねる。
「あれは世界で3つしかない超超レアカードだよ!あれ!一つで一軒家が建ててもお釣りが余るくらいの価値があるよ!」
「うひゃーぁ!?(゜゜;)」
あまりの金額に驚く。
つかあのカードどうやって集めたんだよ・・・・・・
「何故そのカードを・・・・・・・」
「ふぅん・・・・コレクターやオークションでかき集めたのさ・・・・・・3つもな」
3つすべて集めたのかよこいつ!?
「見せてやろう我が最強の僕を!」バッ!
「!」
「俺は土魔神ドレムを生け贄とし、新たなモンスターを召喚!」
土魔神ドレムが消えて魔方陣から新たなモンスターが出てくる。
「いでよ!『破滅竜 黒闇龍』!」
『キシャァァァァァァ!!』L3000 A3000 D3000
全体が黒一色のドラゴンが現れた。
「あれが・・・・・」
「ドラゴン族の頂点ともいわれる・・・・・『破滅竜 黒闇龍』・・・・・・すごい気ね・・・・・・」
「ふははははは!行けー!黒闇龍よ!『常闇の焔』」ボシュウッ!
ブラックが指示を出すと黒闇龍は黒い炎の弾を口からだし、ブルースにぶつける。
「!(ドカァァァァン!)きゃぁぁぁぁぁ!!」
「「ブルース!(フガフガ!)」」
攻撃が当たり、吹っ飛ばされるブルース。
「くっ!・・・・・・(なんて威力なの・・・・・・)」ズッ
「ふはははははっ!すごいぞー!かっこいいぞー!」
なんとか耐えたブルース、だがすぐさま次の攻撃が来る。
「ふぅん・・・・・これで終わりだ!『常闇の焔』!」ボシュウッ!
「くっ!」
もうだめかと思ったブルース・・・・・その時!
「ブルース!諦めちゃダメ!」
「!・・・・・・っはぁっ!!」ドッシィィィィ!!
ピンキーの声に反応したのか、『常闇の焔』を素手で押し返そうとした!
「何だと!!」
「おっ」 『むっ・・・・・』
「ブルース!」「えぇ!?」
「っ・・・・・・・えぇぇぇぇぇぇあっ!!」バァーン!!
なんと、『常闇の焔』を押し返すことに成功した!
『キシャァァァァァァ!?』バリィーン!!
そしてそのまま黒闇龍に当たり、撃破。
「なっ!?俺の黒闇龍がっ!」
「はぁ・・・・はぁ・・・・・・っこれであんたのモンスターは居なくなった!とどめよ!」
するとブルースは手から青い光が放つ。
「『オーシャン ストレートフラッシュ』!!」バシューン!!
そのままでかい青の光のビームをブラックめがけて出す。
「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」ドドドドド
(おっと危ない)ダッ!
「ぬおっ!?」ガスッ!
「どろんっと」ドロンッ!!
ブラックに激突する前に回収したスマイルはそのまま場から離れた。
「はぁ・・・・・・・」
「「「ブルース!!」」」タッタッ!
「皆・・・・・・」
こうして、ブラックの初日が終わったのであった。
▽自宅▼
「くそぉぉぉ・・・・・ブルース!!」
「うわぁーまだ言ってる・・・・・」
『最初は良かったんだがな・・・・・・・・』
「ふぅん!次はデッキを強化してブルースにリベンジだ!!」
「あっもしかしてずっとブルースしか眼中にない?」
『癖が強いのが入団したな・・・・・・』