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#200字小説  作者: 山岸マロニィ
2/8

#夏という文字を使わずに夏を表現する

 怖いのが嫌いなのを知りながら、夜祭りのお化け屋敷に誘った彼。

 私の機嫌の悪さを取り繕おうと、屋台にかき氷を買いに走る。

 ひとり待つ心細さを持て余す後ろから、「ワッ!」と脅かしたもんだから、私は振り向きざまに絶叫した。

 その声に驚いて、ひっくり返ったかき氷で濡れた浴衣の冷たさを、花火を見るたびに思い出す。

「あの浴衣、高かったんだから」

「何度も謝っただろ?」

「ケンカはダメッ!」

 娘に諭され、私は夫と苦笑した。

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