人間を助ける。
続き 第七話
「ふむ。これが人界というやつか。」
うん。広い。どれぐらいあるのだろう?龍域よりは狭いかな?広いのかな?
「うん?人間か?にしては魔力が乱れてるような?」
うん?他にも魔力が?これは・・・ワイバーン?
何故人界に?基本的に人界に龍族は降りないはずだが。とりあえずいってみるか。
(恐らく迷い込んだか、魔竜化しているのでは?)
「それだろうな。うーん、実に面倒臭い。」
[魔竜化したワイバーン硬いですもんね。]
「そうなんだよなー。」
まぁ見殺しにするのも目覚め悪いか。助けよう。
私はエリーゼ。王女だ。今、私は生命の危機というやつに遭遇している。
「何故こんなところにワイバーンが!?」
「わからん!ただかなりまずい状況だ!」
「とりあえずお嬢様は守れ!命に変えてもだ!」
「「「はっ!!」」」
護衛の会話から状況が読み取れた。ワイバーンに襲われているらしい。何故?本来こんなところにいるわけないのに。
「くっ急げ!守りに回れ!」
「がはっ」
「レイ!」
「不味いぞ、このままでは!」
あぁ、もうダメなのだろうか?祈る事しかできない
どうか、どうか無事に帰らせてくれと、神に願う。
ここで死ぬのだろうか?まだやる事があるのに。
「うーん?思ったより小さいなぁかなり若い個体なのか?」
「え?」
今の声は?私達以外に誰か?こんなところに?
「うん。まぁ倒す事に変わりはないな。」
それは、あまりにも強大でそしてとても優しい、
私達の救世主との出会いだった。
ほい。ヒロイン第一号エリーゼちゃんです。
そしてヒロイン第二号レインちゃんです。
え?二人いるのかって?誰も一話に二人でないとはいってないです。あぁそういえば、カッコが同じだと分かりづらいかなとおもい、( )がカナタ。[ ]がアメリアという感じで使い分けます。
ちなみにワイバーンの戦力は
迷い込んだワイバーンの場合。
国の軍隊が出動するくらい。
魔竜化したワイバーンの場合。
国なんて赤子のようにひねれる。