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死んでも私は生き返る  作者: ファイル
52/62

52話 死んでもあなたを助けるために

「セーラ...」


「二人とも久しぶり...話がしたい、部屋に招くよ」

カードをかざすと光に包まれ部屋に転送される



「いつからこの街に?...ミスラ、セレナ」


使い古されたローブを脱ぐ二人

服はこの街の服を着ている


「パーティーバトルっていう腕試しに釣られてきた、つい先日」

「ここには散々来たくないってミスラは言ってたのに...私は街が復興してたからミスラにしばらくついて行くことにしたの」


「...どうしたの?コル」

コルがソワソワしていて気になったので聞いてみる

「いや、どっかで会ったことがあるような気がして...」


「それで、二人で組んで参加者を見てたらセーラの名前があったから、とりあえず参加申請したんだけど」


「えっうそ」

コルはだんだん尻すぼみになって言ったので、ミスラは構わずに話を続けだした


申請一覧を出すとミスラの名前があった

「...ほんとだ」

「ね?」


承諾を押す

「...いけるかな」

「どっかいくの?」


黒服は呼び出した

「この四人で、最上位を倒す」



挑戦申請をするとすぐに、日が少し移動したくらいで対戦が始まるらしい


控え室で待機する私たち


「準備期間を与えない感じか」

「私も...頑張るね...!」

コルも自分を奮い立たせている

「これを飲んで」

私が出したのは一杯の秘薬

「これは?」

「秘薬、恐れないなら後で成分教えてあげる、今は絶対にころ...倒す」


三人から苦笑いされる


ガコン...控え室からバトル場への格子がせりあがって行く

すぐに、本当に申請してからすぐだ


コルが後方待機、私が主導で動くのをミスラとセレナが補助してくれる、これはセレナの提案で経験がものを言ってると思う


バトル場の中央に進んでいく、視界に移るのはシャドウと思われる女の子

似たような背のローブとフードで隠れているのはバンシーだろう


シャドウは緑髪をポニーテールでゆっている

足元から、全身から影が水のように揺らめいている、影というよりオーラかな


もう一人のフード仮面は二人よりも背が高い

その仮面外せ


「初めまして、セーラ修道女、バンシー、挨拶はするかい?」

生気のないような顔をこちらに向けながらシャドウが喋る、どちらかと言えば女の子な声、そしてどこか虚ろだ


ここに入って初めて顔を上げたバンシーと目が合う

「いい、彼女...たちは敵」

冷徹、そんな雰囲気を感じたが私を見たあと、周りを見て一瞬目を見開いた


仲間の有無に驚いたのなら、勝機はある


「お前、シャドウ=ミラシュか」

私の後ろから鋭い声が聞こえる、いつもより低い声でミスラと一瞬分からなかった


「...その名前で呼ぶな」

シャドウから怒気のようなものを感じる


「ミスラ?」

「知らない方がいいわ...いや、後で教えてあげる」

セレナが言う

シャドウの方から舌打ちが聞こえてきた

ものすごくミスラのいるであろう場所を睨んでいる


シャドウが一歩前に進み開始のカウントダウンが始まった


後ろから魔力の高まりを感じる

ミスラとセレナの魔力だ


前もバンシーの背中に二本の尻尾が生える

シャドウが少し浮いて...浮いた!


二人がローブを脱ぎ、一人が仮面を外す



頭が冷えて、体が熱くなる


「スカージレットっ!」

にへらと腹の立つ笑顔を浮かべている


「セーラっ!」

コルから叱るように呼ばれる


...ぐっ


「「使い魔っ!」」

コルと私の声がハモる


使い魔は別の入口から入場だからだ


上の穴が、壁の穴が開き始める


まだ勝負は始まってもない


レイスを呼び出す

短剣に力を込めて走り出す用意をする



ビィイイイィィィィイイッ!



始まりの合図と共にスカージレットに向けて走り出す


シャドウも真っ直ぐ走ってきている



中央で私とシャドウはすれ違った



短剣を振りかぶりスカージレットに向けて振り下ろす


ブニュゥ...


当たる直前に表面がスライム状のバンシーの尻尾に幅かれる


横から来たもう一つの尻尾に体を貫かれる


「いいぞ、最高傑作、私を守れ」

スカージレットはそう言って後ろに下がる


「はい」

横からバンシーが歩いてくる


「バンシィ!邪魔するなっ!」

「セーラ、私のモノになるなら...イイよ?」

...バンシー?


「スカージレットっ!バンシーに何をしたっ!」

「何をするも、元々私のものだ、お前には関係なかろう」


貫かれたままバンシーの方に引き寄せられる


「セーラぁ...すきぃ...だよ、アハっ」

そう言いながら体を変貌させていくバンシー

バンシーを放置してスカージレットを倒すことは無理そうだ


レイスっ!スカージレットを潰せっ!

「あいあいさー!」「ゆるさない」「ゆるさないっ」「つブス...」


レイス達が赤く染まりながらスカージレットに向かう


「バンシー、ドーハスーラ、私こそ、あなたを私のものにしてあげる」

貫いている尻尾を横に、体を一部液体にして抜け出す


「セーラっセーラっ!セーラぁあっ!」



セーラとシャドウが真横をすれ違い、シャドウが私たちの方に走ってくる


「いや、待て待ておいおいっ!」

なんでぇっ!?

「ミスラ、構えてっ!」


シャドウが振り下ろしたのは杖


ミスラが腕を交差させてそれを受ける


「お前達は消さなければならない、帝と思われる奴らを、私の影を救うためっ!」


「魔水爆発」

その声と目の前に投げられた模様付きの水球の魔力が高まる

キュィン...


バシュゥウッ


「ぐぅっ」

物凄い勢いで水が弾け出す

シャドウは押し戻され、ミスラは濡れる


「...助かった、力も強い、拮抗なんてしてたら影にされる」

腕の一部分の黒くなった所を擦りながらミスラが言う


「力もあるの?厄介ね」

「双剣よ」

バチッ

ミスラの一言に短剣よりか長く一般的な剣よりは短い剣が両手に現れる


「魔水操作」

両手に模様の付いた水球を作り出すセレナ


「シャドウ・フュージョン、ルベライト」

シャドウが全身から炎を出していく


「元はそこのセーラの服だ、物凄い力を秘めてる、執念と共に...消し炭にしてやる」


セーラの服をすれ違いざまにちぎったのか

それを媒体に力を得たか...



セーラが触手っ子に引っ張られたあとスカージレットと呼ばれた人がセーラ達に手を伸ばしていた


「足止めくらいならっ私でも!」

スカージレットに体当たりをする


「ぐぬっ、白髪、邪魔するな」

振り払われる


「魔物使いコルの名の元に集って!」


風が吹き、雷が落ちた、空中でボッと火が起こる


「今だけ、私に力を貸してっ!」

セーラの鳥人達、オラクルと言っていたハーピーの子、オオカミ達、赤くなったレイス達に白い光が伸びる


「緊急契約、私の加護を与えたまえっ!」


セーラとは事前に確認しておいた

常に回復し続ける魔物使いになる手段を


「みんなの邪魔はさせない」


「面白い、吸血鬼の力を見せてやる」


グワッと圧がかかる、空気が押し付けてくるような感覚だ

スカージレットに悪魔のような羽が生える


「さて、どう遊んでやろうか、下等生物達よ」

セーラとバンシー

ミスラ、セレナとシャドウ

コル達とスカージレット


懐かしい顔も出てきました


バンシー、あなたを助けるために...

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