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死んでも私は生き返る  作者: ファイル
37/62

37話 死んでも勝利の抱擁に照れ隠し

私の胸のあたり、胸部が槍で貫かれた

この体で大部分が消耗したのは初めてだ

「むっ!?」

ガイアが異常だと気がついたのかバックステップをしながら槍を抜こうとする

その槍を両手で捕まえる


このままでは動きずらいので再生のためにドーハスーラの力を少し引き出す


あーあ

初戦で人外化してしまうとは...

それだけここのレベルが高いということだろうか


「ガイアさん、強いですね」

ニコリと笑顔を浮かべてから集中する

槍は離してあげない



実況をしている人からはきまったぁ!

と叫びが聞こえてくるが終わりのブザーはならない


この戦いはまだ終わってないのだ


ガイアが貫いたままバックステップ

バンシーを振りほどこうと槍を振り回す


そんな行動に会場がざわめき出す


「な、なんじゃありゃ」

解説おじさんが声を上げる

周りもどよめきが聞こえてくる


そしてバンシーの貫かれた辺りの背中から蛇の体の下?先っぽがだらんと出てくる


「飛龍!」

会場にガイアの声を拾った言葉が響く


すると会場の上から

キシャャァァアッッと声が聞こえてきた

客達がまた騒ぎ出す


「おいおい、どうなってんだ...」


バンシーも上を見上げているようだ

そして現れるワイバーン


しかし現れたワイバーンには既にバンシーが迫っていた



ガイアが飛龍と叫ぶと会場の上からワイバーンが現れた

槍を捨てられ遠距離攻撃をされ続けるのはさすがに不味い

感覚で分かっていた二本のドーハスーラの部分で片方でガイアに絡みつきもう片方で地面を叩き飛び上がる

ワイバーンもガイアも締め上げてしまおう


異常な力で跳躍したがワイバーンの前では勢いが落ちてしまった

「キュルルルァア!?」

ワイバーンは急いで私に攻撃を仕掛ける

シンプルなたたき落としだ

片方を手のようにして捕まえることだけを考えていたのでそのたたき落としを避けれずにもろに受ける


地面に落ちた時に戦闘終了のブザーがなった

「...えっ!?」



ブザーが鳴り実況していた人がしゅぅりょぉおお!

と叫んだ

客達もその言葉に沸く


落とされたバンシーはガイアを締め上げていた方を下に着地していた

そしてガイアが気を失ったのだろう、だらんとしている

バトル場の二人のところに黒服が走っている


気を失っても戦闘終了か、バンシーよく耐えたなぁ


それにしても

バンシーの人外化した姿...客は大丈夫なのだろうか

その、軽蔑とか...バンシー虐められないかな...ついうっかり街の人に手を挙げたりしないよね...?セーラ心配

「おわったー?」「うるしゃっ」「かえろー」「ここやっ」

レイス達は客席はあまり好きじゃないらしい

客席の足元が照らされる

先ほどよりかは明るくなっている

さて、帰るか


「あの子何者だ!?」

「すげぇ!」

周りは沸いている客が多いが

「あの子怖いな...」

と言うのも聞こえた気がした

見た目的な方でかな...

バンシーは私が守らなきゃっ


「ね、姉ちゃん、あの子の知り合いなんだろ?お、教えてくれよあの子のこと!」

解説おじさんが私のところまで息を切らしてやってくる

「んー...またの機会にね」

ニコッと微笑んで転移をする

あの口は軽そうだからまだ教えてあげない


「転移...!?さ、参加者だったのか...じゃあ!」



ドーハスーラの尻尾を引きずりながら鉄格子をくぐるとセーラが待っていた

「おかえりー私のバンシーっ!」

ギューって抱きしめてくる

「わっわっ」

「おー、顔真っ赤かわいーん」

持ち上げられ顔を見られまた抱きしめられる

あわわわっ

「や、やめてっ!」

ペシっとセーラの手を弾いて後ろを向いて蹲る

頬がとても熱い


「いやー、人外化して不安になってないかなって、ごめん、怒った?」



バンシーに弾かれてしまい声をかける

耳まで真っ赤なのであれは照れてるな、もう少し攻めても大丈夫か?

ちょっとニヤニヤが止まらない


「そのーね?胸当て買っといて良かったね、なかったら見られてるところだった、いや、私はその綺麗な背中を見れて幸せだけど」

フリフリドレスはボロ布に近い

前はポッカリと穴だが

後ろは尻尾...触手?でさらに広がっているのだ

今はなんか羽みたいになって小さくなってる



するとすっと立ち上がりこちらを向くバンシー

頭蓋骨をすっぽりと被りこちらを見てくる

表情がないので不気味だ

「おぉぅ...」

やりすぎたか?


「んーっ!」

奇声を上げながらへなちょこパンチをしてくるバンシー

やりすぎたらしい、めっちゃ可愛い


「はーいはい」

腰を掴み持ち上げる

ギリギリへなちょこパンチは届かない


「部屋戻るよー」


こうしてバンシーの初戦は勝ちで幕を閉じた



控え室は許可した人なら入れるというのを見つけた

自分しか入れないと思っていたが黒服も入ってたので気になって資料を漁ったのだ

なのでとりあえず互いに入れるように許可しあった


バンシーは別に抱きしめるために許可したんじゃないもん

とか次したら許可撤回するっとか言ってた

かわいーなー

次もしてやろう


「それでその券って?」

二人で会場に来た、私は戻ってきた訳だが

「とりあえずバンシーの分買えるだけ買ったからさ」

どこで引き換えるか分からないから会場に来たのだ

会場は相変わらず盛り上がっていてバトル場は魔物どうしが戦っている

そういうのもやるんだ


「あ、黒服さん」

「こんばんはセーラ様、バンシー様」

券を持ってる黒服に通路であったので話しかける

「この券について聞こうと思って」

「なるほど、こちらの資料を渡しておきます、すいません、気が回っておりませんでした、それとカードと券を渡して貰えますか?今回の分は私が精算しておきます、次回からは部屋からも出来るので場所については困ることは無いと思います、ただ買う時は管理の関係上、酒場や客席などでしか販売しておりませんのでご了承を、参加者の方からは不満もありいずれ部屋で買えるよう準備しておりますのでご期待ください、精算終わりました、次回のご利用お待ちしております、質問などはありますか?...無いようでしたら私はこの辺で」

そう言って客の方に向かう黒服


資料を渡しながらも全部言って、やってくれた

有能か...?

「ゆーのー!」「かっこいぃ...」

レイスからも褒め言葉である

レイス達は

私を楽させるためにああなるんだよ

頑張って

最後の怒涛の文字列で草

...はい、


勝利の抱擁にバンシーは顔が真っ赤です

頭蓋骨風仮面...まぁ名前は置いといては便利そうですね

死んでも嬉しいには嬉しいのです

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