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死んでも私は生き返る  作者: ファイル
31/62

31話 死んでも戦いに血が騒ぐ

「ついてこい」

そう衛兵さんに言われて後を追うと真っ直ぐに路地裏に向かった


ま、まさか本当に変態さん!?

...はい、ちょっと冷静になるか

バンシーはさっきからずっと黙りこくってるし...


「ここだ」

路地裏を進むと表の宿屋のようにぼんやりと明かりをつけている建物につく


扉を開けると下に通じる階段だけがある

「おお、秘密基地みたい!カッコイイ」


「いや?今やってる料理屋の方には普通にあるぞ?単に地下からどこにでも出れるだけだ」

シンプルにここら辺だとアクセスが悪いだけだった


地下に降りていくと

降りるほどに地面が揺れている気がする

「...揺れてない?」

「いつもの事だ、盛り上がってんなぁ」

ガチャガチャと鎧を鳴らしながら、ワハハと笑いながら衛兵さんは言う


階段を降りれるだけ降りた

そこには重そうな扉があり

微かに、その熱、がもれてきていた


「おい、心の準備は出来てるか?」

衛兵さんは振り向き私たちに聞く


バンシーは頷き

私はあまり理解していなかった



「ようこそ、本当の雷の街へ」

そう言って扉は開かれた



「うおおおおおおおっっ!」

「いけぇぇえぇえええ!!」

「やっちまぇえぇえええ!」

扉が開き真っ先に聞こえてくるのは歓声

中央に見える、むしろそこだけが光で照らされていて周りは暗い


目に飛び込んできたのはバトル場

私たちのたっている位置はだいぶ高いようでそして遠い

それでも広く見えるそのバトル場では二人の人物が交戦中だ

その様子が天井から吊るされた何個もの四角い物体が同じ様子を映している


交戦中の一人が剣を弾かれるそれが私たちの方に向かってきたが

空中で何かに幅かれバトル場に落ちる


魔力障壁...!?


数を数えるのも不可能な程の人たちがここに集まっていて叫んでいる


「君たちには、ぜひあそこに立って欲しいな、報酬と似たような物に、最高級の宿がある、風呂どころか要望があればもっと望んでもいい」

「...凄い、こんな所があったなんて」

一体どれほどの魔法と回路、魔法陣がこの空間に使われているのだろう、そしてあの交戦中の人達も相当な手練、そこに立てとは、そういうことだろう

何故か一番を決める戦い、というのに脳裏を過ぎるものがあり少しの憧れがあった




「おじさんはさ、衛兵じゃ、ないよね?」


バンシーがそう切り出した


「ほぅ、どうしてそう思った?」

スっと、この一帯だけ周りの歓声も何も聞こえないような、そんな空気が流れる


「相当強いのもあるけど、さっきわざわざ会いに来てたもん、おじさん、それに昼間に何度も会ってるよね、会う度に服装は違ったけど」


「ほぅ...そこまで見抜いていたか、いい目をしている、いや、目ではないか、その目も紛い物だ」


「何が目的?」


「あの場で勝ち進めば教えてやる、そういうことにしておこう」

衛兵...いや、何者かはバトル場を指さしながらそう言う


バッと手を、腕を上げながら言う

「あんたらの参加を雷の街は歓迎しよう、不死身の魔物使いと、使役されてない魔物よ」


そう言い一瞬のうちに観客に紛れ込んでしまう

暗いうえに人が多すぎるので追うのは不可能だ


「衛兵達はいい指導を受けてるねっみんな鎧の音をたててないっ」

バンシーが観客の方に向けて叫ぶ



しばらくその場に立っているとどこからか黒い服の人が現れた、観客席の方は暗いため本当にどこから出てきたのか分からない


「セーラ様、バンシー様、こちらにどうぞ、部屋の準備があります」


そう言って歩き出すので二人でついて行く


バンシーに近づき腰を落とし耳元でコソコソと喋る

「どこまで知ってるの」

「ふふっ、セーラには内緒」

「えぇーいいじゃん、ちょっとくらいー」

「勝てばわかるってぇ」

「そんなこと言ってたけどさぁ...情報の共有くらいぃ...」

「なーいしょっ、セーラと戦う機会もありそうだしっ」


声を弾ませて言うバンシー

...いや、バトルジャンキーな所は私の部分の、スーラの所

まぁどこでもいい


「そっかぁ、うん...」

何か心にぐっと来るような感覚


手応えのような、そうでないような


「こちらでごさいます」

扉には関係者以外立ち入り禁止と書かれている


その先に進み扉が閉まると先程の歓声が嘘みたいに消える

私達の足音だけが聞こえる

どんな魔法だろう


通路は明るく扉が何個もある

扉には番号が振られているみたいだ

中には血の跡がある扉やボコボコになっている扉なんかもある

「おいおい...」

八つ当たりされたのかな


「あっ、そう言えばセーラ様、先に言っておきますので変な命令を使い魔様方にはして欲しくないのですが、壁はダンジョン製と言えば分かるでしょうか」


「...わかった」

レイス達に呼びかける

ダンジョン製、本当かどうかは知らないし別に知る気もないが

ダンジョンの壁は魔物を食べるという噂がある

ダンジョン内の魔物ならともかく、外から来た魔物も跡形もなく消した、という噂だ


ちなみに以前のダンジョンでレイスに壁抜けさせようとしたら

みゃっ!?とか言いながら弾けて飛んで回転して分裂して消滅した

申し訳ないことをしたと思っている

ごめんね?

「いいよ?」「ゆるした!」「きにしてない」「かわりもらった」

謝罪の気持ちを込めてみんなをハグしてあげた

一匹ずつ、終わりのない時間...

バンシーが起きてくれなきゃ終わらなかっただろう


この話はいつか機会でもあれば



黒服がある扉の前で止まる


「お二人の部屋はこちらでございます、こちらのカードを渡しておきます、身分証に加えて部屋の鍵、ここの参加券にもなりますので無くさないようお願いします」

便利なものだなぁ

「また、部屋から地上に、鍵を使えば雷の街からなら部屋に転移出来ますので、また、ここの通路を使う時は迷子にならないように鍵を持っていくのと部屋にあるここの地図を持っていくことをおすすめします、あとの注意点などは部屋の中の資料にありますので一度目を通して貰えると助かります」


では私はこれで

と言って黒服は普通に歩いていった


「待遇...結構いいね」

「うん...」

ちょっと、いや、だいぶ驚いてる


転移魔法とかあるんだ


この街の魔法の発展度が知りたいなぁ

最高級の宿...(ごくり)



その騒いだ血は...人の血かい?

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