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ポチョムキン

私の一日

作者: 怪ジーン


 小鳥の囀りで私は目覚めるの

隣で眠るダーリンの寝顔にキスをする

ダーリンったら白目剥いちゃって


 私はネグリジェを脱ぎ捨てると

今日の日課をこなすのよ

フンッ フンッ フンッ フンッ

日課のフィジカルトレーニングをこなす

フンッ フンッ フンッ フンッ

はい、スクワット二千回終わり

ダーリンの為にも綺麗でいなくちゃ


 私は戦闘服という名のドレスを着るの

女はどこでも戦闘なのよ

真っ赤な紅をひき

私しか出来ない三つ編みを結う


 戦闘準備を終えた私はダーリンにいってきますのキスをする

ダーリンはまだ寝てるわ

お寝坊さんね


 外の爽やかな空気を浴びながら

私はお気に入りのモーニングを取るの

随分と周りが騒がしいけど私は気にしない

私の美貌にざわつくのは嬉しいけれど

大事な人がいるのよ、私


 いつものお気に入りのテラスはいっぱい

それでも私が行くと席を譲ってくれるのよ

私はお気に入りの席でお気に入りのモーニングを食べながらお気に入りの福◯蒼汰くんの写真集を眺めるの

いつか行くから待っててね、福士◯汰くん


 気づけば、すっかり夜も更けてしまうのよ

女性の従業員が私の美貌に完敗の涙を流してこう言うの

「へ、閉店……に、なるのですが」

あらあら、私ったらモーニングだけで夜まで居ちゃった


 私は店を出ると、清々しい気分に深呼吸

すっかり周りはネオンがキラキラ

まるで私を歓迎しているよう

最後はやっぱり素敵な人を探さなくっちゃ

ごめんね、ダーリン

浮気性の私を許して


 そして、私はネオン街へと消えていく

周囲も私が来たことを皆に報せるわ


「ポチョムキンが来たぞー!!」ってね


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