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ユーギガノス  作者: やませさん
地下世界アストラル編
79/260

第78話 最終決戦、VS龍老樹(ドラグーン)アンドラス

ーーー〈龍老樹の塔内部〉ーーーー


 塔の内部は、アンドラスの侵食により、暗闇の空間が全体に広がり、奥まで続いていた。

 壁、地面はビクビクと脈を打ち、紫の肉肌の構造となり、至る所に、気持ち悪い無数の穴がブツブツと開いている。

 塔の内部は、魔力が充満しており、地面、壁には魔力により、異常成長したワケの分からない植物が無数に伸び、無数の穴から胞子が噴出している。


「これが、あの塔の中か?……」


 空中飛行し、辺りを眺める鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロード

 塔の造りの変化に、驚きを隠せない。さすが、高等魔族といった所か……。アンドラスが龍老樹ドラグーンの魔力を支配した事により、空間がグニャグニャに変貌したのだ。


「塔の中が変貌しようが、関係ない。アンドラスは、この先にいる。アンドラスを倒して、ユリアを助ける……」


 鬼神化フェニックスは、奥まで伸びる先を睨み、空中を飛行。

 両親の使命を果す為、地下世界アストラルの未来を切り開く為、大切な人を救う為……。それが、今、戦う理由である。


(コイツは……)


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは、隣の鬼神化フェニックスを眺める。


「お前の目的は何だ?」


 鬼神化フェニックスは、隣の鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードを睨む。

 一緒に戦っていた為、忘れていたが……、ヴァンの目的は、ゼブラの命。


「何故、そんな事を聞く?」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは、鬼神化フェニックスの視先を合わせる。

 こんな時に、ゼブラは何を言っているのだろうか……。と、変な疑問を覚える。


「お前は、俺の命が目的なんだろ?。何故、戦いに関係ないお前が協力する?」


「……本当の事を話そう。俺の目的は、あの女だ」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは空中停止し、鬼神化フェニックスを睨む。


「リサの力か?……」


ーーー鬼神化フェニックスは空中停止し、後列の鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードを視線を向ける。

 タダの協力関係にはウラがあり、ヴァンの目的は、ユリアであり、リサの力だ……。

 

「本来は、貴様の剣が目的だった……。しかし、上の奴は、リサの生まれ変わりである、あの女を連れてこい。と、命令を受け、ここに来た」


「最初から知っていたのか?。ユリアが、リサ・ドラグーンの生まれ変わりだって事を?」


 鬼神化フェニックスは、炎剣を構える。

 リサが言っていた、彼女ユリアを狙い、近づいてくる奴とは、ヴァンの事だったのか……。


「知っていたさ……。何せ、破壊神ラモディウスの封印宝の1個を持っているのだからな……。封印宝を手に取ったら、意識の中に彼女ユリアの姿が浮かび上がり、それで特定した。あの女の中に、封印宝が宿っている……」


ーーー鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは、黒剣を突きつける。


「お前は、破壊神ラモディウスがどんな奴か、分かっているのか?。大昔、終末戦争を引き起こしたモンスターなんだぞっ!!。復活すれば、お前だってタダではスマないぞっ!!」


ーーー鬼神化フェニックスは、全身に炎をズウッと燃え盛らせ、激昂。


「どうでもいい……。復活して世界が滅ぼうが、関係ない。ただ、無、だ……」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは絶望的な様子で重力グラビティ属性の熱圧を漂わせる……。

 彼女クレアが死んだ日、俺は、活きる事を、捨てた……。


「お前にユリアを渡さない……。それに、どんな身分でも、人は行動によっては答えを変えられる。と、思っている……。お前も、少し考えれば今の行動が間違いと分かるハズだ……」


 鬼神化フェニックスは炎剣を構える。

 しかし、偶然だろうか、彼の言葉から、地下世界アストラルの祖先ステファーム・アストラルの言葉をそのまま言っている。


「渡さないか……。なら俺なりの、答え、を探してみる……。この戦いでな……」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは、鬼神化フェニックスの前例に回り、空中飛行。

 彼の答えは……。どのような形で導かれるのだろうか……。人は、どんな身分でも、行動によっては答えを変えられる……。

 不思議と彼は、ゼブラの言葉に気持ちが揺らいだ……。


ーーーーーッ!!


ーーーその時、2人の鬼神化使いは白銀の光球に吸い込まれ、空間転移……。



ーーーー〈龍老樹の塔大広間〉ーーーー


 大広間の中は、異形の空間に変化していた。

 景色全体は、粒子がキラキラと輝かせる暗闇の空間、一面に広がる硬質な地面、この世とは思えない世界である。

 広がる空間は、アンドラスの魔力により、作られた世界であり、闇のミッドナイト・シー


 大広間の中央には祭壇。

 巨大魔力水晶が安置され、肉の繊維脈が台座の元からパキパキと絡みついている。

 恐らく、巨大魔力水晶の中に、ユリアが幽閉されている。


「やはり来たみたいね、ゼブラ……」


 アンドラスは、不敵に眺める。

 空間の魔力を通じて感じたのか、ゼブラとヴァンが来るのを察したらしい。正確には、連れてきた。


ーーーーーッ!!


ーーー白銀の球体が現出し、同時に消滅。

 鬼神化フェニックス、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードが空間転移され、現れる。


「せっかく、戦争を終わらせるチャンスをあげたのに……。しつこいね……」


 アンドラスは振り向く。


「返して貰うぞ、ユリアを……」


 と、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは黒剣を突きつける。


「それ、俺のセリフッ!!」


ーーー鬼神化フェニックスは思わず、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードに向き、ツッコむ。

 

「ふっ……」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは、不敵に鬼神か化フェニックスを睨む。


(まさか……。コイツ……)


 嫌な予感をプルプルと、震わせる鬼神化フェニックス。ユリアを、連れていく……。のではなく、彼女の気持ちを、ヴァンに振り向かせる。のが、作戦であろう。

 ヴァンは、そこそこ顔立ちの良い人だ。万が一、ヴァンに振り向かせられたらヤバイ。


「ようこそ、人ならざる世界へ……。丁度いい、力を試すため、相手をしてもらうよ……。今度こそ、消してあげる、その後は、地下世界アストラルを消滅させてあげる……」


ーーーアンドラスは両手を広げ、息を吐く。


 頭髪は黒闇の炎がギザギザな髪型を作り、顔は黒闇の炎を燃え盛らせ、白銀の鋭い瞳をギラギラと光らせる……。

 両手は巨大化し、黒闇の鋭爪が具現化。胸部には黒曜の逆殻の甲冑、全身は、白銀の雷流がバチバチと行き渡り、凄まじいパワーである。


ーーー形態、龍老樹ドラグーンアンドラス。

 龍老樹ドラグーンの魔力を宿らせ、自身の能力をアップさせた姿である……。


「ユリアを取り戻すっ!!」


ーーー鬼神化フェニックスは炎剣を構える。


「いや、俺が先だ……」


ーーー前に立ち、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは黒剣を構える。


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