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ユーギガノス  作者: やませさん
地下世界アストラル編
71/260

第70話 アメジストグリモアの能力

「ーーーーーッ!!」


ーーームジカは紅の眼をギラギラと輝かせ、アメジストグリモアを片手で持ち、駆け走る。

 

孔雀鳳凰剣くじゃくほうおうけんッ!!」


 鬼神化フェニックスは炎剣を構え、突っ込む。

 刃先には鳳凰の炎が数メートルの高さまで燃え盛り、高い魔力を意味している。

 孔雀鳳凰剣くじゃくほうおうけんは、鬼神化フェニックスの必殺技である……。


ーーーーーッ!!


 ムジカの剣撃と、鬼神化フェニックスの孔雀鳳凰剣くじゃくほうおうけんが激しく衝突。

 鳳凰の炎、闇属性の魔力が交じり合い、バチバチと雷圧が放流し、衝突による周波により、全域の壁はピキッと亀裂。


「ーーーーーッ!!」


 剣圧に負け、鬼神化フェニックスは後方に吹っ飛び鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードを物凄いスピードで通過し、地面に一回、二回と叩きつけられる。

 

ーーーバカな、鬼神化フェニックスの必殺技、孔雀鳳凰剣くじゃくほうおうけんが負けた……。


「フゥ……、フゥ……、フゥ……」


 ムジカは、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードをターゲットに定め、睨む。


「重力の雨撃グラビティ・レイッ!!」


ーーー鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは黒剣を掲げ、ムジカの空中に狙いを定め、無数の詠唱陣を描き、詠唱。

 重力の雨撃グラビティ・レイ余波である重力グラビティを周囲にズシッと展開し、重力の雨撃グラビティ・レイの光線を一斉放射。


ーーー重力の雨撃グラビティ・レイの光線が地面に降り注ぎ、黒熱の爆煙が吹き荒れ、充満。

 重力グラビティにより、身動き辛くなり、避けられない。手応えアリ、しかし……。


「ーーーーーッ!!」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードはビクッと、察知し、背後を振り向く。


「ーーーーーッ!!」


ーーームジカは鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードの背後、十数メートルの距離に移動し、光速のスピードで剣突きを放つ。


「ーーーーーーッ!!」


ーーーー鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは黒剣を掲げ、刃先に重力グラビティ属性の魔力を宿らさせ、受け止めるが、剣圧に負け、吹っ飛ばされる。

 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは後方の龍老樹ドラグーンの樹の表面に円形の衝突跡を残し、叩きつけられる。


「何だよ……。何て力だ……」


 鬼神化フェニックスはヨタヨタと震わせ、炎剣を構え、立ち上がる。


 アメジストグリモアの能力、使用者に全ての能力を100倍アップさせる特異効果がある。

 しかし、強力な魔剣に故、契約者を洗脳してしまうリスクもついてある。が、アンドラスに力を与えられている為、洗脳は免れている……。


「ハァーーーーー……ッ!!」


ーーームジカはアメジストグリモアを片手でグルグルと振り回し、精神不安定な叫びをあげる。

 アメジストグリモアを振り回す事により、ムジカの周囲から陣風が吹き荒れる。


「ええぃ、小賢しいマネを……」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは樹の表面から抜け出し、黒剣を掲げ、詠唱。


ーーー属性の重力グラビティを周囲にズシッと発生させ、胸部に詠唱陣を描き、重力の爆裂波グラビティ・バーストの光線を放射。


「ーーーーーッ!!」


 ムジカはアメジストグリモアを掲げ、重力の爆裂波グラビティ・バーストを受け止め、吸収。


 アメジストグリモアを振るい、吸収した魔力を利用し、4体の分身を出現。

 4体の分身は、アンドラスの魔力により、闇属性の熱圧を漂わせ、鋭い眼差しを光らせる。


「ーーーーーーッ!!」


 4体の分身は、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードに向かい、斬りかかる。


「フン……」


ーーー鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは黒剣を掲げ、刃身に重力グラビティ属性の漆黒の熱圧を宿らせ、正面から突っ込む2体の分身の剣ごと斬り倒し、斬り抜ける。


「ーーーーーッ!!」


 残り2体の分身が鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードの背後に移動し、斬りかかる。

 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは振り向くが、対応が間に合わず、厳しい。


「ーーーーーッ!!」


ーーーその時、鬼神化フェニックスが、鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードの前に移動し、炎剣を振るい、2体の分身を炎斬。

 敵を炎斬した事により、火の粉の風がズウッと、熱く吹き付ける。


「キサマ……。何故俺を?……」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは、鬼神化フェニックスにギロリと視線を向ける。


「言っただろ、俺は俺のやり方で戦うって……。大して理由は無いが、それだけだ……」


 鬼神化フェニックスは、片手で炎剣を地面にザクッと、突き立てる……。

 助けた理由……。自分には分からないが、共闘意識により、自然と動いた。


「キサマに借りを作られるとはな……」


 鬼神化・重力の魔王グラビティ・ロードは鬼神化フェニックスと背中を合わせ、黒剣を構える。


「いつか返せよ……」


 鬼神化フェニックスは炎剣を構える。

ーーー空中に黒い粉塵を撒き散らし、周囲には分身ムジカか造形化され、増加。

 数は10体……。黒熱の威圧感をズウッと漂わせ、剣を構えている。


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