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何故かリア充の副総務
帰宅後、僕の元へとLINEが来た。
相手は和馬。
『速報。翔が発狂し、畑の中で騒いでいるwwwww』
僕は笑った。
ま、これだけやれば十分反省するだろう。
そして、僕はクリスマスの街へと出かけた。
「誰だよ!!」
俺は自分の部屋で1人キレていた。
でも、キレても解決しないことはちゃんと分かっている。
でも、こうでもしないとこのイライラが収まらない。
終礼後、担任に呼び出された。
こっぴどく怒られた。
騙したのなんのって。
正直、担任の話はどうでも良かった。
じゃあ、何故にバレたのか?
このことを知っている人は限られるだろう。
なのに、担任が知っているといえば誰かがチクったとしか考えられない。
じゃあ、誰だ?
「…副総務……か。」
俺は確信した。
そいつしかやらないだろう。
「糞が!!」
俺は壁をぶん殴る。
しかし、自身が痛いだけで奴には届かない。
「覚えとけ…」
俺は携帯のないクリスマスを迎えた。
そして、新学期が始まった。




