2.ミッション!親に手紙を書け
2.ミッション!親に手紙を書け
親に手紙を何で書かなきゃいけないんだ
「何でかって!私は、もう親と話が出来ないからに決まってるでしょ」
と言いながら、幽霊はすすり泣きはじめたので、僕は便せんとペンを用意した。
「なんて書くの?」
泣き止んだ幽霊がこっちにきた。
なんて書こう?
「まだ書けないの?」
なんて書けば良いのだろう。親に手紙を書いたことがないので、上手い言葉がみつからない。
なんて書いたら良いの?
「今までありがとうって書けば良いの!」
僕は今までありがとうと書いて便せんに入れて送った。
3日後親から電話が来た
「手紙どうしたの?急に?」
なんか幽霊に手紙書けって言われてさ
「大丈夫なの?元気にやってる?」
元気だけど。
「体壊してない?」
うん。
「辛いこととかあったらすぐうちに帰っておいで。」
うん。
「食べ物いっぱい送ったから栄養しっかりと取って。無理はしないように。近々またそっち行くから。」
うん。
「お母さんはいつでもあんたの味方だからね。じゃあね。」
うん。じゃあね。
「なんでうんしか答えないのさ。」
電話を切ると今度は、幽霊が話かけてきた。
なんかお母さん。大分勘違いしてた気がする。
「そりゃあ、あんたがうんしか答えないからだよ。」
そうなのかー。
「そうだよ。じゃあ次の頼みごとは、うんは言わないで。」
うんー。
「もう言ってるよ。」