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迂闊な姫ちゃん  作者: 秋華(秋山 華道)
3/6

第三話 姫ちゃんテストに挑む

今日は姫ちゃんのクラスで、いきなりテストがあった。


 先生「はい、今日は突然だけど、テストしま~すw」


 みんな「えええ!!!」


 姫ちゃん(ふふふ、慌てるがいい愚民どもw私はとなりのクラスのえっちゃんから情報を得て、準備してきたのだ~!ふはははは~)


 先生「では、用紙を後ろにまわしてねwまだ表に向けちゃダメだよw」


 みんな「ぶーぶー!」


 先生「はい、みんなにまわったかな?では、表に向けて始めていいよw」


 みんな「は~いw」


パサ、パサw


 姫ちゃん(ふふふ楽勝~)「って、えええええ!!!」


 先生「どうしたの姫ちゃん、いきなり大声だしたりして~」


 姫ちゃん「いえ、なんでもないです・・・」(どういう事だ?えっちゃんには漢字のテストだと聞いていたのに、これは算数・・・謀ったなえっちゃん!!)


書き書き・・・書き書き・・・


 姫ちゃん(くっ!どうする?用意していたカンニングペーパーは今や紙くず同然だ。こうしてる間に、ライバル達は次々と問題を・・・って、自力で解くしかあるまい。)


姫ちゃんは名前を書いて、問題を解き始めた。


テストは、マークシートだった。


 姫ちゃん(これはついている。マークシートなら、なんとなくわかれば、正解している確率も高いし、なんとかなるかも・・・)


1問目から、姫ちゃんには解けなかった。


 姫ちゃん(1番簡単な1問目が解けないとは、これはピンチだ!!とりあえずとばして、2問目に・・・)


しかし意外にも、2問目以降の方が、姫ちゃんには楽だったようだ。


 姫ちゃん(ふはは~解ける!解けるぞぉ~!!)


こうして姫ちゃんは次々と問題を解いていった。


 先生「はい、あと5分です~」


 姫ちゃん(楽勝だったな。ふう~終わったw・・・あれ?マークシートの塗りつぶす場所が、後1つあるぞ!!あっ!)


姫ちゃんは、最初の1問目をとばしているのを忘れていたので、塗りつぶす場所を1つずつ間違って塗りつぶしていた。


 姫ちゃん(下からひとつずつ、塗っては消してを繰り返せば、まだ間に合う!)「って、ゲロゲーロ!」


 先生「姫ちゃん、カエルがどうかしたの?」


 姫ちゃん「いえ、ちょっと宇宙人と交信していただけです。」


 先生「テスト中だからほどほどにねw」


 姫ちゃん「はい・・・」(しまった。後ろを振り返るのが嫌いだからと、迂闊にも全部ボールペンで塗ってしまっていた。とりあえず、このボールペンが、消しゴムで消せる、今流行りのボールペンである可能性にかけてみよう。)


ごしごし・・・


 姫ちゃん(やはり見事に違ったか。100円ショップ10本入りのボールペンに、迂闊にもそこまで期待したのは間違いだったな。しかし、この部分、真っ黒になってしまった。しかたあるまい。ここは全部塗ってしまっておこう。)


キーンコーンカーンコーン~♪


 先生「はい、そこまでwでは後ろから集めてね~」


 姫ちゃん「ふっ!後ろはふりかえらないぞ~」


 マリちゃん「涙でてるよ・・・」


 姫ちゃん「ちがうわい。これは汗だい!!」


こうしてテストはおわった。


数日後、テストの結果が発表されたが、予想外に姫ちゃんは100点だった。


最後から二つ目の問題は、超ひっかけ問題で、全部を塗りつぶさなければならない超難問だった。


これを正解したのは、姫ちゃんだけだった。


マークシートのテストって、こういう事ってありがちだよね?(汗)

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