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迂闊な姫ちゃん  作者: 秋華(秋山 華道)
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第二話 姫ちゃん家に部長来襲 

姫ちゃんのママは、在宅勤務。


今日はその様子を見に、部長が家にやってきました。


 姫ちゃん「おうおっさん、よくきたな!」


 姫ママ(ええ!!姫ちゃん、部長よ!部長!おっさんなんて言っちゃダメ!)


ママの声は姫ちゃんには届きません。


ママはもうドキドキ。


 部長「おお!姫ちゃん、相変わらずアホ面してるな!」


 姫ちゃん「おまえもな!」


意外に仲良しだった。


 姫ママ「部長、とりあえず、上がってください。」


 部長「うむ。ではお邪魔するよ。」


 姫ちゃん「私の邪魔はすんなよw」


 姫ママ(ひーーー!!)


ママは13のダメージ。


部長が靴を脱いだ時、頭のカツラが5cmずれた。


 姫ママ(ええええ!!ちょ!姫ちゃん、何も言っちゃダメよ!!)


ママは必至のアイコンタクト。


頷く姫ちゃん。


 姫ちゃん「おっさん、髪の毛がなんか変だぞ!!」


ママさん、姫ちゃんにアイコンタクトとは、迂闊だった。


 姫ママ(もう駄目ーーー!!分かっていたけど、知らないふりしてたのに!!)


ママはフリーズした。


 部長「ははは!私の頭はズラなのだズラ~!!」


 姫ちゃん「ふはは!おもしれぇ~!!」


意外に部長はノリノリで、ズラをズラしていた。


どうやら早く、カミングアウトしたかったらしい。


部屋に上がると、早々に仕事を済ませ、5分後には姫ちゃんはズラを奪って遊んでいた。


 姫ちゃん「ところで部長!」


 姫ママ(ああ、どうやらちゃんと部長って呼んでくれる気になったのねw)


 姫ちゃん「かれぇしゅうがするぞ!」


 姫ママ(きゃーーー!!なんて事を!!)


ママは11のダメージ。


 部長「おおアホ面!よくわかったなw実は超高級カレーが手に入ってねw」


部長はカバンから、カレーを取り出した。


 姫ママ(って、なんでカバンの中からカレーが出てくるのよぉ~!!てか、人様の可愛い・・・いや、そこそこ可愛い娘捕まえて、アホ面って・・・)


 姫ちゃん「おおそれは!インドの30年ものですな?部長!!」


 姫ママ(我が子ながら、食べ物につられて部長って呼ぶなんて、なんて現金な子なの。てか、何よそのカレー!!ああ、もうどうでもいいやぁ~)


こうして、今日は30年もののカレーパーティーとなった。


次の日お腹が痛くなったのは、ママだけだった。

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