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第2章 神様の夢とわたしの夢

中学3年生になった結は、受験勉強の日々に追われながらも、神様の気配をそばに感じていた。

文化祭、合唱祭、そしてハロウィンの夜――。

過去に出会った人々との再会や、新しい友情を通じて、「神様」と「白石くん」と「わたし」の関係は大きく変わっていく。

そして迎える卒業の日。

少年時代の終わりと未来への旅立ちを前に、結と白石くんと神様は、どんな答えを見つけるのか。

青春と祈りが交差する、シリーズ完結編。

第2章 神様の夢とわたしの夢


(1)


  4月12日(月)奈良県 橿原市かしはらし 日向家


 美沙は、そらを出産以来、ここ実家で産後の体をを療養している。

 宙は生後3週間を迎え、スクスクと成長してきているが、ここ2、3日は夜泣きが増え美沙を疲労させていた。

 日中も宙と布団を並べて横になっていることが多い美沙の横に、美沙の母チヨが座っている。


「やはり男の子は違うんですかね、お母さん。結はおとなしい子でした」


「そんなことないよ、美沙。赤ちゃんはな、3歳までは神様のお子や。男の子も女の子も関係ないよ」


 今はスヤスヤと眠っている宙を挟んで、母娘の会話はゆるやかで優しげだ。


「赤ちゃんはね、言葉が使えんから。言葉であやしとっても泣き止まんのよ。こちらも感情で話しかけないとね。肌を合わせてね、体から体に話しかけるんよ」


「抱っこしてるんですけどねぇ」


「まぁ、この家はポツンと建った一軒家だからね、周りは気にせんことよ」


「もうすぐお宮参りもしないといけませんね」


「橿原神宮か春日大社か、どうしようかね」


「橿原神宮さんでないといけないと違いますか。お母さんが巫女をしていたんですし」


「どこに祀られてる神さんもね、みんないっしょ、同じだと思ってるんよわたしは」


「そんなこと言っていいんですか、お母さん」


「みんな本物の神さんのお言葉を伝えているだけ。本物の神さんはもっと上にいらっしゃるんよ」


「お母さんは結と同じことをおっしゃいます」


「結はいい子だね。いろんなことを知りたがって、いろんなことを聞いてまわって、すぐに本物を見分けてしまう」


「わたしは心配するばっかりで」


「なるようにしかならんよ、神さんは背中も押さないし、助けてもくれん。結はそれを知っても神さんを恨みもせん。むしろ、見守っていてくださいって言う気持ちになれるのは、たいした器じゃと思うがの」


「そうですか、そうだといいですねぇ。お母さんは結に甘いから」


「あんたにも、姉ちゃんにも甘かったよ、そして多分、宙にもね」

 


 4月24日(土)


「宙、ねぇ、そーらっ」


 わたしは久しぶりに会えた弟、宙にしつこく挨拶していた。

 まだ言葉は通じないけど、笑ってるし、かわいいから何度でも声かけちゃう。


 宙が生まれて31日目。お宮参りを橿原神宮でするというので、パパとわたしはまたママの実家にやってきたところ。

 久しぶりに直接会えたパパは、ママと手を握りあって英語でしゃべっているけど、わたしには速すぎて聞き取れなかった。


「ねぇ、ママ。宙、抱っこしてもいい?」


「座ったままでね、立っちゃダメよ。首の後ろに手を当てて、ゆっくりね」


 ママがいろいろ注意してくるので、わたしはおっかなびっくり宙の体に手をかけた。


 宙が生まれてまだ3日目のとき、わたしが宙の手のひらに触れたら、頭の中に神様の声が流れ込んできたことを思い出して、少し怖かったんだけど、今はもうそんな事は起きない。

 宙に入り込もうとした神様は、かわりに白石くんの体に入って、“肉体”と“感情”を確かめて去っていったから。

 もう、人間の肉体に入りたがったりすることはないと思うし、わたしと会うことは、もうないんだろうと思ってる。


「おい、結。そーっとだぞ」


 パパも心配そうに声をかけてくる。


 小さくて、軽くって、柔らかい。

 おくるみを着てるからお肌が触れるのはほっぺたくらい。

 そのほっぺたを指でツンと触ると突然ケタケタと笑い出したりして、飽きることがない。


 かわいいな、宙。わたしの弟。早くみんないっしょに暮らしたいね。


「もういいでしょ、結。そろそろ支度しなさい、お宮参りに行くわよ」


 ママがパパの手を借りて立ち上がりながらわたしを見た。



 宙はきれいな産着を羽織らされて、ママに抱っこされている。ニコニコと笑っていて満足そうだ。

 橿原神宮まで叔母さんの運転する車で行って、本殿までぞろぞろとみんなで歩く。お祖母ちゃんが巫女さんをしていたので、今の神主様も顔見知りで、本殿の中でご祈祷をしてもらえた。


 “神宮”と付く神社は天皇を御祭神にしているんだって。ここ橿原神宮は初代天皇の神武天皇と皇后が祀られているってお祖母ちゃんが言ってた。


「どこに祀られてる神さんもね、みんないっしょ」


 ってお祖母ちゃんはいうけど、わたしが知っている本物の神様はハルトだし、人間に“魂”を与えてくれた後は見守っているだけでなにもしてはくれない。観察しているだけだ。

 だからこうやって、目に見える形で神社やお寺や教会が作られていて、“神様”が身近にいてくれるのは、人間にとって安心できるし、うれしいことだとわたしは思う。

 人間みんなピンチのときには(神様っ!)って心の中で言うもんね。わたしなんて口に出して言っちゃうかも。決して(ハルト!)とは言わない。


 “ハルト”は[万物の正体]であって、宇宙の真理そのもの。

 一方、地球で崇められている“神様”たちは、宇宙の真理に接触し、その知識でみんなが安全に暮らせるような群れや国を作ったり、みんなの心が休まるような教えを広めたりした〈知るもの〉であった人たち。

 だから、“どこに祀られてる神さんもね、みんないっしょ“っていうおばあちゃんの言葉は、“みんないっしょ”の、“いい神様”ってことなんだと思う。


(宙がここの神様に守られて元気に育ちますように)


 わたしは宙がご祈祷を受けている間、一所懸命祈り続けた。



(2)


 5月8日(土)14時00分


 ゴールデンウイークも終わり近くになって、ママが帰ってきた。もちろん宙を連れて。

 昨日パパが奈良まで車で迎えに行って、向こうで一泊して今日帰ってきたんだよ。


「おかえりー、ママ」


 わたしはママに抱きついて迎えた。抱きついたまま、横でパパに抱っこされている宙に向かって


「いらっしゃい、宙くん」


「パパもおかえりなさい。運転疲れた?」


「なに、へっちゃらだよ。赤ちゃんを乗せているから気疲れはしたかもね」


 一週間前くらいに届いたベビーベッドが、リビングの窓側に配置されていて、パパが慎重に宙を横たえた。


「まぁ、かわいいベッドね、宙も気持ちよさそう」


「夜は僕たちの部屋へ押していけるんだ。便利だろ? ものすごく厳選して買ったんだ」


「ありがとう、ジョー。みんな座りましょうか、疲れたでしょ」


「ああ。じゃぼくはお茶を淹れてくるよ。座っていてくれ」


 相変わらずまめまめしく世話を焼くパパを、ママが幸せそうに見ている。

 4人家族生活の始まりだ、わくわくしてきた。



 わたしはほぼ1日中、宙のベッドの横にいた。

 宙が寝ているときは起こさないように見ているし、起きているときは、ちいさなお手々やほっぺをつついたりしてる。

 ママがおっぱいをあげてるのを、わたしがじっと見ていたら


「結、あっちに行ってて。恥ずかしいわ」


 って、追い払われちゃった。パパも見せてもらえないらしい。

 赤ちゃん用の小さいお風呂も買い揃えてあって、これはパパの役目になったらしく、嬉々として宙をお風呂に入れている。わたしがじっと見ていると、


「結は女の子だから、男の子のお風呂をあんまり見ちゃダメだ」


 って言われて、ここでも追い出されちゃって、わたしは自分の部屋へ戻った。


 そんなわけで、パパとママはてんやわんやだけど、わたしは宙のほっぺをつんつんするしか、やることがないままゴールデンウイークは終わろうとしていた。あーあ、明日の日曜日で終わりで、明後日からはまた学校だよ。ベッドでゴロゴロ寝返りを打ちながら、ふと棚の上の埴輪に目を止めた。

 白石くんがチャネリングするときに使ったおそろいの埴輪。


 ゴールデンウイークの間は、白石くんと一度も会ってなかった。白石くんは家族旅行に行くらしかったし、わたしの家もバタバタしてたしね。

 連休前に学校からもらった[進路希望調査]を月曜日に提出しなくっちゃならないんだけど、まだなにも書き込んでない。ママはいなかったし、パパも忙しかったから。

 でもまだ一回目の調査だから、最終的な志望校とかは書かなくてもいいらしい。進学希望とか、推薦希望とかそのくらい。

 白石くんの進路を聞きたいなぁ。同じ高校に行けたらいいなとか、漠然と思ってるんだけど、白石くん成績がいいから、同じ高校は無理かなぁ。

 まだわたしが小学生のころは、「お祖母ちゃんみたいに巫女さんになる」とか「ママみたいに女官になりたい」とか言ってたみたいだし、パパは「アメリカンスクールにいくのもいいぞ」なんて言ってたときもある。

 今では、ママもパパも、そしてわたしもそんなことは言わなくなったけど、どんな進路でも白石くんと離れちゃうのはやだって、わたしは思っちゃってる。いいのかなぁ、これで。

 わたしのなりたいもの、それはまだはっきりとはわからない。でもわたしは世界のこと、不思議なこと、知りたいことがいっぱいある。“知りたい”が、わたしの“やりたい”ことなのかなぁ、わかんないや。



 いつのまにか夢を見ていた。


 ママとパパと宙が手をつないで歩いてる。宙は足が届かないからママとパパの手にぶら下がってる。

 歩いてるけど、地面はなかった。

 地面はないけど、どこかへ向かって歩いてる。


 振り返ると白石くんとわたしが手をつないで歩いてるのが見えた。

 白石くんはふたりいて、わたしを真ん中にして手をつないでる。

 ひとりは白石くんで、もうひとりはハルトだった。

 ママたちとは少し違う方向へ歩いてく。


 わたしはそれをどこか高いところから見下ろしてる。

 自分で自分を見下ろしてる。


 でも歩いているほうのわたしにも意識があったんだ。

 両手を白石くんとハルトとつないで歩いてるわたしの目の前には暗い空間。

 宇宙ではなく、ただの黒い空間。星も見えない空間を目指して歩いてく。


 歩いてるほうのわたしは怖くなってまわりを見渡した。

 ママとパパと宙が手をつないで歩いてるのが見えた。

 どんどん遠くに離れてく。


 ふと、見下ろしてるわたしに意識が切り替わった。

 遠ざかってくみんなを、近づけようと手を差し延べる。

 だけど、その手は見えなかった。

 見下ろしているわたしに体はなかった。

 

 手を差し延べる感覚、見下ろしてる感覚はあるのに

 わたしには体がなかった。

 意識だけの存在。思考だけの存在。


 思考だけの存在のわたしは、どこまでも考え続けることができた。

 歩いてたみんなは遠ざかり、もう見えなくなった。

 これが夢の中であることもわかっていた。

 わたしはベッドで考えごとをしながら眠ってしまったんだ。

 でもわたしは今、目覚めない限り、永遠に考え続けることのできる空間にいる。


 “無”とか“孤独”とか、そういう言葉が思い浮かぶ。

 ハルトの心境を思いやる。


「さびしかったんだよ、ぼくはきっと」


 ハルトの言葉を思い出す。



 トントントン。

 わたしの部屋をノックする音。


 トントントン。何度も繰り返されるその音でわたしは目覚めた。

 寝そべったまま、自分の手や足に目をやる。両手で顔をなぜて目や耳を確認した。


「結、結、どうしたんだい? 寝てるのかい」


 パパの声だ。

 わたし寝ちゃってた。そして夢見てた。


「開けるぞ、結」


 ドアを開けてパパがわたしの部屋を覗き込んできた。わたしはベッドの上に身を起こす。


「パパ……。なーに?」


「なーにじゃない。晩ごはんだぞ、出ておいで」


「えっもうそんな時間? ごめんなさいパパ、寝ちゃっててお手伝いできなかった」


「いいよ、そんなこと。家がバタバタしてて気持ちが疲れちゃったんだろう。はやくおいで、今日はお魚だよ、お刺身だ」


 のっそりとベッドから立ち上がったわたしは、まだ頭がボーっとしたままだった。


(3)


 5月9日(日)16時00分


 今日のお昼すぎにやっと白石くんと連絡がついた。やっぱり家族旅行に行ってて、昨日の夜帰ってきたらしい。わたしたちは駅前のショッピングモールのフードコートで待ち合わせをした。


「なんか久しぶりだね、結ちゃん」


 白石くんはちょっと照れくさそうに、たこ焼きを楊枝でコロコロしながら、わたしの顔を見てる。

 わたしはミニアップルパイとクッキーのセットを食べながら、やっぱりちょっと照れくさくて、白石くんの顔を2秒以上見れないでいる。


「ほんと。一週間くらい会えなかった」


 白石くんのお父さんの実家が淡路島だそうで、そこに家族で帰省して、四国にも行ってきたんだって。

 それでわたしに、伊弉諾神宮いざなぎじんぐうのお守りをおみやげにくれたんだ。


「ありがとう、うれしい」


「前に結ちゃんからお守りもらったからね。ほら僕も同じの買ったんだ」


 わたしが前にあげたお守りといっしょに、ふたつリュックのポケットにつけてあった。


「わぁ、おそろいだね」


 白石くんの行った伊弉諾神宮が日本最古の神社のひとつであるとか、樹齢900年の御神木のクスノキがあるとか、好きな話題でおしゃべりしてたら、あっという間にフードコートの窓から見える空は夕方になっていた。


「あーあ、もう帰んなくっちゃだ」


「楽しかった、久しぶりに悠翔くんとおしゃべりできて」


 わたしたちは、フードコートを出て駅前の道を、なるべくゆっくり歩く。


「ここでバイバイだね」


 分かれ道で白石くんが言う。


「うん、バイバイ。また、明日の朝ね」


「うん、バイバイ、結ちゃん」


 わたしは手をつなぎたかったけど言えなかった。

 昨日見た夢で、白石くんとハルトと両手をつないでいた感触を思い出したから。



 わたしは晩ごはんの後、部屋でパソコンを立ち上げた。ゴールデンウイーク中は必要がなかったので電源ごと切っていたんだ。

 頭がぼーっとしていて、ものを考えられないでいた。パソコンの起動画面をじっと見ていると視線がはずせなくなってしまう。


(なんか疲れてるのかなぁ)


 リビングから「いないいないバー」とパパの声が聞こえてくる。

 晩ごはんのとき、ちょっとしたことで宙が泣き出しちゃったんだ。

 ママは宙が泣いたとき、大きな声は出さないであやす。頬をスリスリしたり、宙の手をつつんでグーパーしたり、おでことおでこをくっつけたり、スキンシップであやしているんだけど、パパはその横で今みたいに賑やかな声をあげてることが多いかな。


 パソコンが立ち上がった。

 メール着信のポップアップが表示されている。


(矢納さんからだ)


 パソコンを立ち上げたものの、なにもする気が起きなかったんだけど、矢納さんからの着信を見たら懐かしい気持ちが沸き起こってきて、わたしの心はやっと動き出した。


(なんだろう、矢納さん)


 メールソフトを開いてみた。


========================================

結さん、ご無沙汰だね。

よければその後の話を聞かせてくれないか。

いつでもZOOMで呼んでくれ。

========================================


 そうだった。矢納さんは神様が乗り移った人間を見たいと言ってたのに、それがわたしたちのキャンプになっちゃったので、さすがについてこれなかったんだった。矢納さんには悪いことをしちゃったな。論文を書く資料にしたいって言ってたのに。


 いつもは矢納さんが、ZOOMの入室許可の設定をしてくれてたんだけど、やり方を調べて、わたしから矢納さんを招待するメールを出してみた。


 なかなか矢納さんからの返事は来なかった。ZOOMの画面も開いているのだけど、入室もしてこない。

 画面を気にしながら、明日からの授業の準備とかいろいろしてたんだけど、いっこうに矢納さんからの反応はない。


(今日いきなりじゃ、やっぱり無理だったかな)


 思い切ってお風呂にも入ってきたけど、部屋に戻ってきてもまだ矢納さんからの動きはなかった。

 あぁ、もう11時になる。ママは宙に添い寝してとっくに寝てしまっているし、パパも起きてるかも知れないけどお部屋に戻っちゃってるから、リビングの方からはなんの音も聞こえてこない。


(もうわたしも寝ちゃおうかな)


 そう思ったけど、眠りたくなかった。

 怖いんだ。眠ったらまた、あの暗い空間に飛ばされちゃうんじゃないかって。

 

(どうしよう、どうしたらいい)


 こんなとき以前は、枕を持ってママとパパの部屋をノックして、いっしょに寝かせてもらってたんだけど、今はもうきっと無理。やっと寝かしつけた宙を起こしちゃう。

 

 突然、パソコン画面の光量が増して、ZOOMに誰か入室してきたことを告げた。


「結さん、いるかい? まだ開いていたんで入ってきたぞ」


 ZOOMの画面にポップアップしたウインドウから、矢納さんがわたしに呼びかけていた。





(つづく) 8月26日 07:00投稿予定

最後まで読んでいただきありがとうございます。完結まで、毎日朝7時に投稿しますのでお楽しみに。

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