8話
テリィーゼを部屋まで送る途中クロードに治癒師を呼び家族を集める様に言いつけた。
兄たちが帰ってきてから皆で長テーブルを囲み食事出来ていたのだが今日は念の為安静にしている様にと言われてしまったのでテリィーゼだけ自室で食事していた。
その頃、デーヴィッドの執務室では皆が集まり会議が開かれていた……
「ウィルスト緊急の報告とはなんだ?」
「もちろんテリーの事ですよ。お父様
今日、テリーに魔法の使い方を教えて欲しいと頼まれたので教えたところ媒体をかえさずこの様な物を瞬く間に作り出しました。」
ウィルストは宝石の薔薇をハンカチからとりだしソッと机に置いた。
「ほう…これはなんとも素晴らしな」
「まぁ!なんて美しい薔薇なのかしら」
「ふむ、これ程のものを……」
「やっぱり、チビはスゲェな!」
と上からデーヴィッド,メリッサ,ヘカテー,ヴァルドが各々感想を述べた。
デーヴィッドは顎を撫でる様なしぐさでしばらく考えると
「テリィーゼの力はもしかしたら世界を変えるほどなのかもしれん
この事は,陛下に相談した方がいいな。私の一存では決めかねる案件だ……
皆も口外はしない様に注意しなさい。テリィーゼの魔法の勉強は一時中止だ代わりにヘカテー,ヴァルドお前たちが護身術と剣を教えなさい。」
「分かりました、モリーナたちや屋敷の者たちにはテリィーゼに魔法関連の話をしないように言いつけておきます。」
「「「はい,父上」」」
テリィーゼが5歳を迎えるのを節目として護衛騎士をつける予定である為それまでは3人の息子たちの師でありデーヴィッドの幼馴染のマウル・マクドバ(通称MM)に護身術などを教わりながら過ごさせればいいとデーヴィッドは考えていた。
喜ばしいことにマウル・マクドバは騎士団総長なのでと変によそから教師を雇うよりもMMに頼んだ方がいいと家族一同満場一致で決まったのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キャラクタープロフィール
マウル・マクドバ
茶髪に灰色の瞳
デーヴィッドとその兄である現皇帝陛下の幼馴染
190cmの長身で筋骨隆々の一見脳筋にしか見えない男であるがこの男意外と器用で武器はどんなジャンルの 物も使いこなし書類仕事も出来てしまうのだ。
文武両道であるためによく陛下と宰相であるデーヴィッドから無茶ぶりなお願い(命令)うるさいをされる苦労 人でもある。




