3話
4年の月日が経ち……
春
ここまでで分かった事は自分が MROで創ったテリィーゼに転生した事、家は太公の家柄で母の名前はメリッサで父はデーヴィットであり王弟殿下にあたるという事そして乳母として父の乳兄妹にあたるモリーナでその夫であり執事長のクロードとその双子の子供達ここまでしか把握出来ていない。
以前、メイドが部屋に入り込みテリィーゼを誘拐しようとした事件があったのだ。
しかもテリィーゼは身体が弱くなかなか部屋から出れないのも理由の一つである。
(テリィーゼの容姿はメリッサ似の美しい顔立ちに神眼と呪眼の青と朱色の瞳、父デーヴィットから受け継いだで あろう艶々の黒の髪をしている為、皆が過保護になった)
それ以降シュトローゼム家の過保護に拍車がかかりぜ絶対的な信頼のあるモリーナとクロード達従者か2人の娘のメルーナと息子ディードしかの出入りできないようになったのである。
(困ったなぁ、モリーナがお世話してくれるからやる事と言えば本を読むしかないしなぁ
さすがにこの精神年齢で子供遊びはキツいものがあるし……
よし!取り敢えずこの世界の勉強をしよう、貴族に産まれたからには貴族社会で生きる術を身につけなきゃだよね)
「モリーナ、モリーナお本を読みたいの歴史の御本がいいなぁ」
「まぁ、お嬢様また難しい本ですか?
お勉強ではなく偶にはこちらの絵本などはいかがですか?」
「そうですよお嬢様、偶には一緒に素敵な王子様が出てくる絵本などを一緒に読みましょう?
とても素敵で胸がドキドキしますよ?この絵本などは――――」
とメルーナは絵本の中の王子様にメロメロでいかに王子が魅力的か語りだした。
(こうなるとメルーナの話は長いからほうちだな)
と、そこにメルーナの双子の兄であるディードが現れ
「そうだぜお嬢、偶には勉強以外の事もしようぜ?」
「コラっ!!ディード、お嬢様に対してその口の聞き方はなんですか!!」
ゴチッン
モリーナからディードに鉄拳制裁がくだった。
「イッテー!!良いじゃないかお嬢だって何も言わないんだからさ〜
な!お嬢〜」
モリーナの意識を逸らそうとディードがテリィーゼに問いかける
「うん、ディードだから特別ね」
ぬる〜とクロードが現れ
「お嬢様、ディードを甘やかしてはなりません。将来、お嬢様の執事として隣に立つ者がコレではいけませんからな。」
ビクッ
「クロード!?いつの間に!?」
「「お父さんいつの間に!?」」
「この程度で驚いてどうする。シュトローゼム家に仕える者ならばこの程度の気配気付かなくてはな……」
「そうよ、ディードだけでなくメルーナもこの程度で驚いていてはなりませんよ?」
(いやいや、気配全くなかったよ!気配に気づけとかクロードとモリーナは双子を忍者にでもしたいのか!?しかもなんか訓練もしてるらしいし……
確かに今世の我が家は貴族の中でも位が高いし父様は王弟殿下だけどもだ!だけども!!
そこまでする必要があるの?)
ちなみに本のくだりから心の中でツッコミを入れている間までテリィーゼの表情筋は仕事をしていない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キャラクタープロフィール
クロード・ゼノム
執事長・双子の父
群青色の髪に黄土色の瞳 鑑定の加護持ち(大)隠密の加護(極)
モリーナ・ゼノム
メイド長・乳母・双子の母
赤毛に緑の瞳 緑の魔法の加護持ち(大)
ディード・ゼノム
テリィーゼの側仕え・メルーナの双子の兄
赤毛に黄土色の瞳 緑の魔法の加護持ち(大)
メルーナ・ゼノム
テリィーゼの側仕え・ディードの双子の妹
群青色の髪に緑の瞳 緑の魔法の加護(中)隠密の加護(大)




