15話
ヴィルヘルムにも責められバージルは部屋の隅できのこでも生やしそうなほど
どんよりしていじけていた
「なぜ、我輩だけ……」
いじいじ
(自業自得では ? 見た目に反して残念度が高いエルフだな〜)
「自業自得だな、メリッサ殿とテリィーゼ嬢に謝ることだ」
「全くだ、私の可愛い娘と妻に謝れ」
この気に乗じてバージルを攻め立てる大人気ない2人組にテリィーゼは冷たい視線を向けるのだった。
「ゔうん、ゴホンっ ! そろそろ本題に入ってはいかがですか ?」
今までのやりとりを見守っていたアレクシスが耐えかねて声をかけたことによって
皆やっとグダグダなカオス空間から抜け出し真剣な顔になる
「そうだな、今日皆を呼んだのはテリィーゼ嬢の事だ……
これより話す事は内密にするように、それとアレクシス以外は下がれ」
静かに、部屋に居た使用人や近衛兵たちが外へ出る。
バタンっ
と扉が閉まるのをみてバージルに“遮音結界“を張るように命じると
青く透き通った色の魔力がバージルの持つ短い杖から発せられる
バージルは杖を一振りして
「“遮音結界“は張ったぞ」
ドヤっ
とドヤ顔をしてみせるが特に反応が返ってくるでもなく
またもやバージルは落ち込むのであった……。
とことんめんどくさい男である。
「話の続きだが、まずテリィーゼの鑑定結果がコレだ
マウル、バージル順に目を通せ」
と結果が書かれた紙を渡す
「コレはなんとも……凄いという言葉だけでは言い表せんな……」
「見せろマウル ! な、な、なんだこの結果は ?!
こんな事があり得るのか !!!」
「コレに加え、テリィーゼは杖無しでしかも無詠唱で魔法を発動させたそうだぞ ?」
「なに !? 我輩でも習得に百数年かかった無詠唱魔法をしかも杖無しだと !!
ありえん……そんな事をしたら魔力が枯渇して死んでもおかしくないぞ ?
それは、本当のことなのか ?」
「本当のことだ。鑑定後から監視させていた者からも報告が上がっている」
(監視の者ってなに ?! 怖いんですけどッ
どこからどこまで監視されてたの !!!)
「兄上 ! 監視のことなど聞いていないぞ !」
(そうだ、そうだー !)
「まぁ待てその話はあとだ今は加護と魔法のこt「私の娘を隠れて監視させていたのか ?!」
話し合いが円滑に進むのかと思いきやデーヴィッドの琴線に触れてしまったのか怒り心頭である
(結局またグダグダじゃん……どうなるのよコレ〜;:)




