13話
大人気ない戦いが繰り広げられるなかマウル・マクドバはテリィーゼに目線を合わせるために屈み自己紹介をしていた
「よぉ、嬢ちゃん俺はマウル・マクドバだ。
これでも騎士団総長って言って騎士団をまとめてんだぜ
凄いだろう ? まぁ、だからって堅くなる必要はねぇぜ !
とりあえずアッチの3人はほっといて飴ちゃん食うか ? どれがいい ? 好きなの選べ」
ニカっ
と人懐っこい笑みを浮かべる
「ご紹介ありがとうございます。 シュトローゼム家が長女テリィーゼと申します。
兄たちの師であると聞き及んでいます……
あの……もし宜しければいつか私の剣を見ていただけますか ?
私も兄たちのように強くなりたいのです……。」
テリィーゼはカーテーシーをしたあとドレスの裾をぎゅっと握りしめ緊張した面持ちでお願いをしてみた
「おう ! それなら問題ないぞ ? 兄貴たちと一緒に嬢ちゃんに剣を教えることになってるからな
ハッハッハッ !!」
「 !? そうなのですか ? でも総長という役職がありますしお忙しいのでは ?」
「子供がそんなこと気にするな ! それに基本書類仕事だからな偶には身体を動かさねぇとなまっちまうからな〜」
「ありがとうございます ! 精一杯鍛錬に励みます !」
パァ !!!
和気あいあいとテリィーゼとマウルが話しているとそれに気づいたヴィルヘルムが大きな声で
「あーーーー !!! マウル、貴様抜けがけとはずるいぞ !
私もまだちゃんと話せていないというのに !!!」
ムキーーー !!!
マウルに対してヴィルヘルムが理不尽な怒りをぶつけていると
今まで事の母としてテリィーゼの成り行きを見守っていたメリッサが額に青筋を立たせながら口を開いた
「義理兄様、バージル様それにアナタまで先程からみていればなんですか ?
テリィーゼはオモチャではないのですよ ?
大の大人がそれも人の上に立つ役職を与えられた者の言動ですか !!
バージル様 ? 研究熱心なのは良い事ですがこの子は私がお腹を痛めて産んだ大事な命なのですよ ?
それを貴方ときたら研究対象として見るだなんて……うぅぅ……グスッ……ありえませんわ !」
はじめは3人に説教していたメリッサだが途中からバージルへの怒りからか泣き出してしまった




