10話
翌日
メリッサとテリィーゼは馬車に乗り皇居を目指していた
デーヴィッドは謁見までに片付けたい仕事があると言って朝早くに皇居へ行ってしまった。
テリィーゼは叔父とはいえ皇帝陛下に謁見する大イベントに内心ドキドキしていたが
相変わらず表情筋がほとんど仕事をしないのでスンっとした顔をしていたため母メリッサは
(さすがうちの子 ! 度胸があるのはいいことだわ !)
キラキラ
(お母さまの眼差しがキラキラしているような……;:
眩しいよー !! それよりもなんで私、皇帝陛下に呼び出されてるのー ?! めっちゃ怖いんですけどーー !!)
そんなこんなしているうちに馬車は皇居に到着した
ガタンっ
「奥様、お嬢様到着いたしました。」
クロードが扉を開けてくれる。
(着いちゃったよ〜;: お父さまとお母さまが一緒だから大丈夫だよね ?
こんな時は深呼吸だ、ヒッヒッフー ヒッヒッフーって違う違う ! これじゃない
吸ってーはいてー 吸ってーはいてー……
よし ! OK、大丈夫 !!)
謁見の間まで近衛の騎士が案内してくれるようだ
陛下のはからいで絵本に出てきそうな金髪美丈夫の近衛騎士アレクシス副団長がエスコートしてくれたのだが
城内は複雑に入り組んでいて方向感覚が鈍り自分がいまどこにいるのかわからなくなるほどだった。
城に入り数分後……
案内されている間テリィーゼは加護を抑え隠すために特別な包帯を巻いていたからかすれ違う人皆に
見られたがようやく謁見の間に到着した。
大きな扉の前でアレクシスが止まり
「シュトローゼム夫人とテリィーゼ嬢をお連れした。扉を……」
と扉の前に居る近衛兵に声をかけるが近衛兵が
「それが、いまシュトローゼム宰相とマクドバ総長,ブラットフォード師団長が揉めておりまして……;:」
「は ? どうなっているんだ ?
シュトローゼム夫人,テリィーゼ嬢少々お待ちを中の様子を見てまいります……」
とアレクシス副団長が扉を少し開け中を伺う
「夫がどうか致しましたの ?」
(ろくな予感しかしないけど勅命だから帰るわけにも行かないしなぁ……
とりあえず、中はどうなってるの ? 行儀はよくないけど聞き耳をい立てるしかないわよね〜
散々歩かされて早く用事を終わらせてご褒美に城下町の観光でもお願いしようと思ってるのに時間がもったいないわ)
テリィーゼが聞き耳を立てようとした瞬間
「ゔうん !! シュトローゼム夫人とテリィーゼ嬢をお連れいたしました !!!」
とアレクシス副団長が声を張り上げて中にいる4人に報告した。
すると中から
「入れ」
と短く返答が返ってきて扉が開く
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キャラクタープロフィール
アレクシス・ロールス
金髪の美青年
剣の腕だけで副団長まで登り詰めた




