シルバーグリフォンと艦載機
シルバーグリフォン号と、搭載されている六機のマシンの説明です
あとでこっそり書き直したり足したりするかもしれません
シルバーグリフォン
MIAIC-001。
150メートル級高速戦艦。このサイズの宇宙船は光の速さを超えて航行するワープドライブを搭載できるギリギリの大きさであるが、そこはジェラードの設計故、ワープドライブだけではなく、それ以上に容量を喰うリープドライブも搭載している。
更にキロクラスの戦艦の砲撃にも耐えうる装甲、衛星兵器の直撃にも耐えうるシールド。反物質ジェネレーターに通常航行に加えて反重力エンジンを搭載。武装も盛りだくさんで単体で宇宙艦隊を一方的に叩き潰せるほどの火力を持つ。
パーソナリティは20台後半の男性。性格は真面目で苦労性だが、ジェラードとの付き合いが長いせいか、時折皮肉や毒を吐くことがある。普段からタスクが山積みなので、事実上仕事が趣味になっている。
ファイヤーロック
MIAIC-002。
低高度偵察及び対地攻撃機。大気圏内も飛行できる航空機。垂直離着陸も可能。
武装は機首のパルスレーザーに、機体下部に配置された対地対艦攻撃用レーザー。そして下部放熱板を展開し、超高温で目標を融解させる「フレイムバースト」が必殺技。
パーソナリティはハイティーンの女性。性格はどこか野放図で陽気な飛びたがり。「妹」のサンダーロック(後述)のメモリに負担をかけている。趣味は服作りで、その派生で「被服学」「繊維学」「宝飾学」「鉱石学(宝石系)」などの知識が高い。
サンダーロック
MIAIC-003。
高高度偵察及び対空戦闘機。基本スペックは「姉」のファイヤーロックと同じだが、速度が若干高い(ファイヤーロックは機動性が高い)。武装はパルスレーザーは一緒で、機体の全周囲に対空攻撃用レーザー・機体全体から放電針を展開し、周囲に大放電をする「サンダーフラッシュ」が必殺技。
パーソナリティはハイティーンの女性。性格は「姉」に比べて生真面目でちょっと神経質。姉の奔放さに苦労している。
趣味は音楽。その派生で「音楽史」「演劇史」「楽器製造」などの知識がある。更にアニメなどのエンタメにも詳しいが、飽くまでも真面目な評論で見るタイプ。
ランドタイガー
MIAIC-004。
強襲突撃装甲車。主砲として電磁加速砲と兼用の熱線砲。※正確にはリニアコイルガンなのだろうが、初期の名称をそのまま使っています。
回転する銃座から発射するスピンレーザーに全身に装備されているミサイル。前部の攻撃用アーマーのタイガークラッシャー。前面装甲内になる共鳴板から猛烈な音波を放って広範囲の敵を殲滅する「ハウリングブラスト」が必殺技。
パーソナリティは20台前半の男性。性格は豪快・奔放・猪突猛進。カイルに似たり寄ったり。
趣味は考古学。そこからの発展で「地質学」「鉱物学」「金属工学」「建築学」などに詳しい。
ブラックホーネット
MIAIC-005。
戦闘ヘリ。機首のレーザーガトリング砲と機体下部から直進性と貫通性の高い金属針を打ち出すことができる。金属針に炸薬を仕込み複数射出して、爆発力やタイミングを調整し、様々な爆発効果を起こすことができる「ニードルスプラッシュ」が必殺技。
戦闘力はさほど高いわけではないが、レーダーとジャミング能力に長け、惑星上のすべてのレーダーにサンタクロースをリアルタイムに投影できるくらいの能力がある。また、過剰のレーダー波他を流し込んで、相手の電子機器を破壊する「攻性ジャミング」も得意とするが、異世界では使い道がない。
……はずだったが、魔法や魔法で生成された存在は電磁波に弱く、ジャミングで魔法の効果や魔素の結晶体である魔石、もしくは召喚されたものを破壊することができることが判明して、異世界での有用性が高くなった。
海の国ワワララトの姫巫女(後述)と「良い仲」になっている。進展は不明。
パーソナリティはミドルティーンの少年。一応チーム内では最年少にあたる。少々気弱で茶目っ気のある性格。趣味はコンピュータゲーム。そのせいで広く浅い知識を持っている。
色々な経緯があり、海の国ワワララトの姫巫女と懇意になる。
グレイエレファント
MIAIC-006。
大型トレーラー。基本的に武装はないが、その重量と強固な装甲はそれだけでも十分武器となる。複数のコンテナが用意されており、状況によって使い分ける。他の艦載機の補給もしくは整備基地としても使用される。元より戦闘向きではないが、武装を戦闘用にした場合はシルバーグリフォンに次ぐ火力を持つ。
車体先端のフックを相手に引っ掛けて、パワーに任せて振り回す「エレファントハリケーン」が必殺技となっているが、使う機会はないと思われる。
パーソナリティは老齢の男性。性格は温厚で好々爺であるが、どこか人を食ったような言い回しをすることがある。
趣味というか、大の読書好き・知識マニアであり雑学に長ける。その記憶量もあり、伝承系だとジェラードを上回ることもある。
ダッシュパンサー/ワイルドパンサー
MIAIC-007。
元々は高速ホイールカー(タイヤを使う自動車)だが、異世界では舗装道路が無いので移動能力が不安ということと、運搬能力の強化のためにピックアップトラックのボディを用意されたので、後者の名前で呼ばれるようになる。クレーンも積んでいる。
戦闘用ではないが、標準装備としての排障用レーダーや対人用スタンボルトを搭載しているし、装甲と速度はそれなりの攻撃力になる。基本、タイヤによる走行であるが、ブースとジャンプによる跳躍、または短時間なら飛行することもできる。
コンピュータのハッキングを得意とするが、異世界では使い道がない。ただ、古代文明と思われる施設にコンピュータがあるので解析技術が腐る心配はなさそうだ。
ブーストジャンプ中に機体全体をビームエネルギーで包み込み、巨大な刃として体当たりする「パンサースラッシュ」が必殺技。
パーソナリティはハイティーンの20歳くらいの男性。グリフォンと同じく生真面目で苦労性だが、グリフォンほど擦れていないので、ストレスが溜まりやすそう。移動に使われたり、施設の管理をしていることが多く、趣味に走る余裕はない。
箱型汎用作業機械
収納状態では一辺30センチの立方体の作業機械。活動状態では装甲を開き、クロウラーやアームを展開する。
装甲表面は自在に色を変え、壁や木箱のふりをすることができる。
元々はグリフォンや艦載機たちのコントロールで動いていたが、異世界で運用する際にある程度の自律行動をさせるようにしたため、性能に若干の「個性」が出始めるようになった。特定の人の「専用」になっている機体もある。
お読みいただきありがとうございました