「この作品は、○年間の間更新されていません。今後、更新されない可能性が・・・・・・」(←なぜ底辺作家の大多数の作品はこうなるのか)
※本文内に出てくる『未帆』は、別小説のキャラクターです。
(エッセイの進行役がいないので、true177の他小説に登場するキャラクターを使用しております。また、便宜上エッセイ内の作家は『筆者』、リアルで書いている方の作家は『true177』で統一させていただきます)
未帆「ええーっと、なんで私がここに? ・・・・・・まあいいや。筆者(true177)さんから『なぜエタるのかの解説を簡単にしてくれ』って言われたら、今からするね。じゃ、ワープ!」
―――小説執筆初日―――
筆者「よーし、本気出して執筆していくぞー!」
未帆(大丈夫かなー、勢いで書き始めちゃって。せめて、大まかなプロットぐらいは書かないと・・・・・・)
筆者「小説の話なんて、行き当たりばったりでいけば何とかなる・・・・・・はずだよな?」
未帆(その行き当たりばったりで書き進められたせいで、危うく私たちの時間が止まりそうになったんだけど?)
筆者「目標はざっと100万文字ぐらいで!」
未帆(なんでそうなるんだろう・・・・・・。最初は短編から、が基本じゃなくて? 不安)
―――小説執筆一週間後―――
筆者「書けたらすぐ投稿! ストック溜めようとしてもたまらないや」
未帆(それでtrue177さんも苦労してたんだけど)
筆者「書くことが楽しすぎて、やめられない!」
未帆(それはいいことなんだけど、長続きするかは別なんだよね)
―――小説執筆一か月後―――
未帆(そろそろ飽きが来るぐらいだって、true177さんは言ってたけど・・・・・・)
しばらく経ち、パソコンの前に筆者が現れる。
筆者「今日はなんかやる気でないから、動画でも見るか。不定期連載だから、別にいいでしょ」
未帆(やっぱり。動画なんか見ちゃうから、余計に小説を書く気が無くなるんでしょーが、ねえ?)
筆者「明日書くから、大丈夫」
未帆(ちっとも大丈夫じゃない!)
―――小説執筆三か月後―――
筆者「もう書くの辛いし、エタらせちゃっていいかな? ・・・・・・いいよね。どうせ誰も読んでくれてないだろうし。プロットもたいして作ってないから、続けようにもストーリーが思いつかないし」
未帆(私も、こんな感じで消えていくところだったんだ・・・・・・。背中が寒い・・・・・・)
筆者「やっぱり動画は最高!」
未帆「勢いだけで小説書いちゃうからこうなるんでしょ! 責任ぐらい取りなさいよ!」
筆者「!?」
未帆「あっ・・・・・・」
筆者「い、いつから隣に・・・・・・」
未帆「あなたが小説を執筆しようとした初日から、ずっと見守ってたけど」
筆者「ふ、ふーん。それじゃ、俺は動画視聴に戻ろ・・・・・・」
未帆「ちょっと待って。小説、エタらせる気なの? 小説の中に出てくるキャラに申し訳ないとも思わないわけ?」
筆者「だって、書くの辛いし・・・・・・。というか、君は何様? 勝手に家に入って来て!」
未帆「某底辺作家の、一時エタりそうになった恋愛小説の中に出てくるヒロインですが、何か?」
筆者「・・・・・・」
未帆「だいたいね、思いつきと勢いだけで小説を書き始めちゃダメ! せめて完結までの大まかなプロットを決めてから!」
筆者「でも、思ったことを小説にして書くのは楽しいし・・・・・・」
未帆「そうやって、エタ小説を量産する気? 作家は完結してなんぼだ、ってtrue177さんも言ってたよ」
筆者「true177さん、って?」
未帆「私が出てくる小説の筆者。自虐ネタと茶番が大好きらしいよ」
筆者「自虐ネタ・・・・・・」
未帆「とにかく、なるべくエタらないように努力する。これは鉄則。それで、短編でもいいから、必ず完結させる。そうしないと、いつまでたっても文章力はあがらないよ?」
筆者「・・・・・・すみませんでした!」
未帆「謝る相手は私じゃなくて、小説に出てくるあなたが創造したキャラクター達でしょ?」
筆者「・・・・・・そうでした」
未帆「あと、・・・・・・」
―――それから一年後―――
未帆(あの作家さん、どうなったかな。二つぐらい、小説を完結させてたりして?)
PC:『この作品は、1年間の間更新されていません。今後、更新されない可能性が・・・・・・』
未帆(結局、逃げちゃったかー)
このエッセイを見てエタる理由が少しでも理解していただけた方、また内容に共感してくださった作家の方がいれば幸いです。