とある会話 52
Z「 嘘だと?私は嘘が嫌いなんだ!
いいか?嘘ではなく、敵国をあざむく為の
使命なんだ!嘘ではなく、崇高な使命だ。
2度と私が嘘をついたと言うんじゃない。
私は、嘘が大嫌いだ。嘘つきが嫌いなんだ!」
F「あんた、僕の仲間たちを、どうした?」
Z「 お互い、熱くなって来たな。カッカと
しないでくれたまえ。フッ(笑)それとも、
いきなり本題に入りたいか?
まず、冬眠カプセルの真実を知りたく
ないか?真実が好きなんだろ?
そこから説明させてくれよ。
な、いいだろ?」
F「この冬眠カプセルは、偽物なのか?」
Z「 この装置は、冬眠カプセルなんかじゃない。
全員、それぞれのカプセルで就寝して来たが。
これは、他国をあざむく為に、真の目的が
詰まっている夢の装置なんだ。いいか、
この装置の本当の役割、つまり本当の機能は、
冬眠カプセルではない。つまり、冷凍も解凍も
しない。これで眠ると300日間も、細胞活動を
停止して眠り続けたりはしない。そんなことは
不可能だ。では、いったいこれは何だ?
ある機能の上に偽装して作り上げた、
いわゆる簡易ベッドみたいなもんだ。
いいか?装置の上にベッドを偽装したんだよ。
この装置の真の目的が発覚して騒ぎが
起きないようにするためだ。
26人乗りの冬眠カプセル装置だと
世界へ宣伝した。真実を隠すために!」