表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コロナ  作者: 異世界ワトソン
51/63

とある会話 51

F「お、お、おとり?」



Z「 ああ。オトリだ。私以外の25人は全員が

  オトリだ。出発前に、他国から感づかれない

  ようにする為だ。選抜されたメンバーが、

  丸々信じこんでいれば、さすがに怪しまれる

  ことはあるまい。情報の漏洩も防止できる。

  そして、連絡通信日に関しても同じことだ」




F「通信は?なぜできなかったんですか!」




Z「 分からないか?他国から傍受されることを

  最初から警戒していたからだ。出発前から

  司令部から私は指示を受けていた。通信は

  しない、と。連絡通信機能は遮断されている。

  他国にステーション内の様子を把握されない

  ための防御手段だ。苦労したよ。君たちが

  通信できないことを随分と大騒ぎしたからな。

  私は、苦心に、苦心を重ねた。連絡通信機能が

  元から遮断されていることに気がつかれたら 

  計画が全て破壊されてしまう。だから、通信に

  関して意図的に担当を設けた。

  計画を進行させるために、担当者が異変に

  気づく前に1人ずつ消すことにした。

  あくまでも、それは、アキレスと亀状態となり

  空間と時間を移動したと説明することにした。

  君たちは、きわめて賢かったよ。なかなか

  信じようとはしなかったからな。フッ(笑)

  ほら、スクリーンを見たまえ。

  私が今、この手に取り出した小さな物が

  見えるか?このボタンを押すと」


----------(スクリーン画面)------------


-ダイジョウブ デスカ?-


-カワリ ハ ナイデスカ?-


-ガンバッテ クダサイ-





Z「ほら、な? て、ことだよ」






F「な、なぜ、そんな嘘をでっち上げた?

 仲間を、みんなを、どうした?」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=751861108&size=300
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ