とある会話 20
J「て、て、提案すべき責任?何ですかそれ?
そんなこじつけあるんですか?もう、
限界なんです!地球に、母国に帰らせて
下さい!」
B「Jさん!落ち着こうよ。さっきも、
カプセルルームで話したろ?冷静に、
みんなで話し合うことでしか、解決
できないことなんだよ。そんな緊急事態が
今、まさに、ここで起こっているんだよ。
Jさん、同じことをもう1度言うよ。
あなただけじゃないんだよ、
みんな地球へ帰りたいはずなんだ。
だから、だからこそ、落ち着いて話し合おう、
冷静に、冷静になるんだ、Jさん」
K「Jさん、かなり、動揺してるな。実は俺も、
かなりマジで、来てるんだ、
メンタルもそうだし、体力もだよ。
俺もね、Jさん、君のように
叫びたいよ。でも、ガマンしてるんだ」
D「わたしもだよ、J君。落ち着こうよ。
4人消えた。事件の可能性が大いにあると
思う。だが、手がかりが、わたしには、
分からない、つかめない、思いつきようが
ないんだ。どうやったら、4人が、この
ステーションからいなくなれるんだい?」
S「地球との連絡通信の時間ですね」
Z「じゃあ、始めるよ!」
-ダイジョウブデスカ?
-カワリハナイデスカ?
-ガンバッテクダサイ
-ダイジョウブデスカ?
-カワリハナイデスカ?
-ガンバッテクダサイ
E「これは、もうダメですね。故障してるんじゃ
ないですかね?もう、故障としか考え
られないですよ」
F「通信装置が故障していたら、地球への
緊急連絡は、いったいどうやって行えば
良いんですか?」
G「あかんわ、こりゃあ、もうあきまへんわ。
もう、ついて行けへん。ワイは、もう、
こんなステーション、ゴリゴリや。
何なんや、このインチキ通信装置は?
人をおちょくるのも、たいがいにせいよ」
Z「ミーティングに切り替えよう。意見があったら
はっきり言って下さい。何でも良い、
どんな不安、心配、疑問、何でも良いから
みんなで話し合おう」
W「あのう、わたしから話をさせてもらって
も良いですか?」