とある会話 11
A 「えっ!ダイジョウブデスカ?カワリハ、
ナイデスカ?今回もこの文章だけですか?」
B「いったいどうなってるんだ!」
C「これでは、通信の意味をなさない。
会話になってない。毎回これだけしか
地球から届かないなんて、納得できん!」
D「みんな、落ち着こう。とにかく落ち着くんだ」
E「もうダメだ。限界だ。ずっと、今まで我慢して
滞在しているんだ。もう限界だ。地球に
帰還させて下さい!」
F「地球のフレーズが 毎回全く同じだ。
質問にも返事がない。どうなっているんだ?」
G「誰か教えて下さい!真実を知りたいんだ。
このステーションに着いてから、不自然な
ことばかりでした。わたしも、ガマンして
来ましたが、今日ばかりは無理です。」
H「だいたい、ここは、本当に宇宙なのか?
宇宙ステーションの中なのか?ステーション
から地球と連絡通信くらい
まともにできるのが、当たり前じゃないの?」
I「これじゃあ、やり取りにさえなっていないよ」
J「こりゃ、まずいよ。Qさんのことも含めて
この宇宙ステーションについて、徹底的に
調べた方が良い」
K「確かに、通信機能には大いに問題ありだけど、
少し冷静になろうよ」
L「何なんだよ。いったい地球は、今、
どうなっているんだ?」
M「次の連絡通信日は、いつですか?」
N 「地球時間で、約300日後だね」
O「また 300日後か」
P「この通信とは言えないやり取りのために
300日間も冬眠カプセルにいなきゃいけない
なんて。これは、無理だ。地球に帰還させて
もらえないでしょうか?」
R「そんなこと言わないでさ。落ち着こうよ。
みんなで、もう1度
納得いかないことを話し合おうじゃないか」
S「やはり、謎だな。こんな宇宙ステーション
聞いたことないな。地球側に違和感が
ありすぎる」
T「宇宙ステーション側の通信機能は、
問題ないのだろうかね?」
U「1度、スクリーン装置を確認させてもらっても
良いですか?」
V 「そうだな。ステーション側の装置を
徹底的に点検しよう」
W「では、スクリーン通信の点検は、
次回までに Uさん、頼んだよ」
X 「よし、ひとまず、
カプセルルームに戻るよ」
Y「お疲れ」
Z 「ふぅ〜(ため息)」