登場人物紹介2(ネタバレあり)
ごめんなさい!!m(__)m
セバスの過去話を書いてたら時間なくなったので、今日は登場人物紹介だけです!
でもセバスの過去話は完成したので、三十日に公開します!
まさか一万字近くになるとは……。
予想外でした。
登場人物
主要キャラ
アルノルト・レークス・アードラー
肩書『出涸らし皇子』
俺。親しいものはアルと呼ぶ
アードラシア帝国の第七皇子。
黒髪黒目の十八歳。皇帝家の中で唯一の双子。その兄。容姿はレオナルト同様に整っているが、締まりがない、精悍さに欠ける。優美でないと散々な評価をされている。
良いところは弟にすべてを持っていかれた出涸らし皇子と呼ばれており、無能無気力でサボり魔。向上心に欠けており、皇帝争いに関しては最下位といってもいい。
無気力であることは真実だが無能ではなく、強力な古代魔法を扱うことができる。ただし、古代魔法は帝国および皇族の中ではあまり良い感情(かつて曽祖父が古代魔法に傾倒したあげくに狂って帝都を混乱に陥れた)を持たれていないため、そのことは隠している。
ほかの有力候補者が皇帝になった場合、間違いなく自分や母も殺されるため、レオナルトを皇帝にするために暗躍することを決意する。
シルバー
肩書『帝国最強の冒険者』
大陸に五人しかいないSS級冒険者の一人で、過去に古竜を討伐したこともある。銀仮面をつけた黒いローブの男。
帝都から動かない冒険者であり、帝都支部に所属して冒険者ギルドから要請でもないかぎりは基本的に帝都周辺の依頼しか受けない。
正体はアルノルトであり、古代魔法を使って影ながら帝国を守っている。
その師は狂帝とまで言われた曽祖父の精神体で、古代魔法や謀略など幅広く教わっている。
レオナルト・レークス・アードラー
肩書『旗印』
僕。親しいものはレオと呼ぶ。
アードラシア帝国の第八皇子。
黒髪黒目の十八歳。兄と同じ容姿ながら精悍でありながら優美さもあると評価されており、求婚者があとをたたない。
剣術、魔法、政治、あらゆる面で優れており、次期皇帝の有力候補者の一人。
優しく、人を思いやれる性格で血のつながった家族で争うことに疑問を抱いている。
帝位争いを勝ち抜くには優しすぎ、甘いとアルノルトは思っており、人の負の面よりも正の面に期待して目を向ける傾向にある。得難き長所であるが、同時に短所ともなっている。
兄であるアルノルトを誰よりも信頼している。
セバスチャン
肩書『万能執事』
セバスと呼ばれるアルの執事。
かつて死神と恐れられた暗殺者だが、いろいろあって執事になった。
常にアルに従うアルの理解者。
その実力はいまだ健在で、情報収集能力はずば抜けている。そのため弱小のレオナルト勢力の貴重なアドバンテージである。
フィーネ・フォン・クライネルト
16歳。
肩書『蒼鴎姫・秘密の共有者』
蒼鴎姫とも評される絶世の美女。
ウェーブのかかった綺麗な金髪に海のように深い青色の瞳を持つ小柄な少女。
小柄な体に似合わずグラマー。
二年前、皇帝ヨハネスは国の細工師たちに鳥を象った髪飾りを作れと命じた。そしてその中で見事な蒼色の鴎を象った髪飾りが皇帝の目に留まった。いたくそれを気に入った皇帝は国一番の美女にそれを捧ぐといって美女コンクールを開催した。そのときフィーネはまだ十四歳でありながらそのコンクールで優勝したため、国中に絶世の美女として知られている。
セバス以外にシルバーの正体を知る唯一の人間。
エルナ・フォン・アムスベルグ
17歳。
肩書『勇爵家の神童・最強幼馴染』
アルとレオの幼馴染。
桜色の髪に翡翠の瞳を持つ美少女。胸は控え目。
完璧超人と評され、子供の頃から何をしても優秀だった
最高クラスの実力を誇り、とりわけ、勇爵家に伝わる聖剣を使えばほぼ無敵。
魔王を討った勇者の家系であるアムスベルグ勇爵家の跡取り娘。虐められているアルを常に助け、アルを叱咤した救世主にして天敵。
僅か十一歳で近衛騎士となり、十四歳で騎士隊長になった天才。次期近衛騎士団長候補。
歴代の勇爵家の中でもひときわ優秀で、初代の再来と言われている。
リンフィア
肩書『有能冒険者』
アルを助けたA級冒険者。
茶色の髪を短めのポニーテールでまとめている。
帽子を被り、少年のような恰好をしている。
南部辺境にある流民の村の出身。
村で起こった問題の解決をアルに依頼し、その見返りにアルに協力する。
形を変える魔剣を持っている
帝位候補者
エリク・レークス・アードラー
第二皇子。
青髪眼鏡。
外務大臣を務める皇太子最有力の皇子。
冷徹でリアリスト。
勢力基盤は文官
ゴードン・レークス・アードラー
第三皇子。
赤髪で大柄。
将軍職につく皇子。
武人であり、考え方は単純。
勢力基盤は武官
ザンドラ・レークス・アードラー
第二皇女。
緑髪で美人だがキツイ顔つき。
魔導師で、禁術について研究している。
もっとも残酷な皇族。
勢力基盤は魔導師
帝国
ヨハネス・レークス・アードラー
アードラシア帝国の皇帝
金髪青目。
子沢山な皇帝で、十三人も子供がいる。子供たちに帝位を争わせ、実力のある者が帝国のためと考えている。自分もそういう争いの中で皇帝となった。
多くの妻を持ち、それらを平等に愛する皇帝の度量を持っている。広大な帝国を統治し、隙あらば領土を拡大してきた名君であり、子供たちが帝位につく器かどうか見定めている。
皇族としての誇りと義務を自覚しており、広大な帝国領を治められる後継者を輩出するのは皇族の義務であると語る。
グスタフ・レークス・アードラー
アルたちの曽祖父にあたる。先々代皇帝。
皇帝位を息子に譲ったあと、古代魔法に没頭しやがては狂って帝都を混乱に陥れた。
それ以来、皇族の間では古代魔法はタブーとなっている。
しかし、実際は城の隠し部屋にある魔導書の中に人格が封印されている。
そこに封印されていた悪魔に体を乗っ取られてしまっていたため。
アルの古代魔法の師。
フランツ・ゼーベック
帝国宰相。
宿屋の息子から成り上がった稀代の天才、帝国一の出世頭であり、ヨハネスの最も偉大な功績はフランツを見出したことだと言われるほど。
ミツバ
皇帝の第六妃。
アルとレオの母。
黒髪の踊り子で、皇帝に見初められた。
アルとレオを放任主義で育て、今の二人を形作った。
クリスタ・レークス・アードラー
12歳。
金髪紫目の第三皇女。
母を亡くし、アルとレオの母であるミツバを母と慕う。
予知能力があり、それを知る者はごく少数。
トラウゴット・レークス・アードラー
25歳
第四皇子。
茶色の髪に青い瞳。そしてダサい眼鏡が特徴。
まんまる太った皇子で、文才がないのに文豪を目指している。
趣味人。
ギード・フォン・ホルツヴァート
18歳。
茶髪でおかっぱ。ひょろながで服のセンスが悪い
貴族の中では二番目に古い歴史を持つホルツヴァ―ト公爵の息子。
アルとレオの幼馴染で、アルをずっとイジメていたいじめっ子。
マルク・タイバー
壮年の男性。
近衛騎士団に所属する騎士で、エルナの部隊の副隊長。
元々は勇爵家に仕えていた騎士で、エルナが近衛騎士となったときに自分も近衛騎士となった。
かつてアルを命の危機から救ったことがある。
公国
エヴァンジェリナ・ディ・アルバトロ
アルバトロ公国の第一公女。
双子の姉。
色素の薄い茶色の髪の少女。髪を肩口で切りそろえ、瞳は緑。
双子の弟であるジュリオと共に先天的に音を使った魔法を使える。
大人しいジュリオに比べて非常に活発。
ジュリオ・ディ・アルバトロ
アルバトロ公国の第一公子。
双子の弟。
エヴァと瓜二つの少年。
性格的にジュリオのほうが女に見られることが多いのが悩み。
男らしさに憧れを持っており、英雄のようなレオに憧れる。
その他の追加キャラ・主に第三部以降。
ガイ
19歳
最外層で子供たちの面倒を見る冒険者。B級だが、そろそろA級に上がれそう。
生傷が絶えないが底抜けに明るい。
アルにとっては気の置けない友人。
リタ
11歳
ガイの下で剣術を教わってた少女。
くすんだ金髪をサイドポニーにしている。
活発で常に笑顔を絶やさない。
クリスタと出会い、親友となる。
ソニア・ラスペード
ショートカットの薄紫色の髪。赤紫色の瞳。
ハーフエルフで若干耳が尖っている。
生まれから母と共に里を追放され、十一年前。王国と帝国との戦火に巻き込まれて母とはぐれる。泣いていたところを帝国軍の軍師に拾われ、そこで育てられた結果、本人も優秀な軍師となる。
エルフらしく様々な魔法にも秀でており、自衛のために戦うこともできる。
ゴードンの協力要請に答え、ゴードンの軍師として帝都に向かい、その途中でレベッカと出会ってなし崩し的に同行することになる。
ネルベ・リッター
傷跡の騎士団と呼ばれる帝国軍唯一の独立騎士団。
軍人でありながら騎士という異色の彼らは、元々は全員騎士であり、それぞれの事情により自らの主君に歯向かった為に行き場を失い、ネルベリッターへと流れ着いた。
苛烈な訓練で鍛えられた彼らは軍内屈指の戦闘集団と知られるが、我が強く気難しいとされ扱いづらいと思われている。
オリヒメ・クオン
黒髪金目の美少女。見た目は十五、六歳。尊大な喋り方で常に上から目線。
仙姫と呼ばれるミヅホの守護巫女。九尾の巫女。
仙狐族の血筋で、高い魔力を持ち、結界張りを得意とする。この仙姫が代々張っている結界により、ミヅホの国は難攻不落であり、皇国も手が出せない。
帝国でいえば勇爵家のような存在であり、国王級の待遇を受ける。
長い黒髪。背は小さく、耳も小さい。しかし胸はデカい。尻尾は一本生えている。
明るく闊達で、深く物事を考えない。上から目線ではあるが人懐っこいため嫌なイメージは抱かれない。
ブルース・ターラント
S級冒険者。
ソロで活躍する魔導師で、氷結の貴公子とよばれる。
イケメン、水色髪。
連合
シドニー&オーギュスト
王国
三十代の夫婦。
タッグを組んでおり、二人のタッグでS級扱いを受けている。
夫のオーギュストが防御、妻のシドニーが攻撃を担当する。
イグナート
皇国を拠点とするS級冒険者。
粗暴で過激な性格でS級の中では相当な問題児だが、実力は確か。
雷の勇兵団
皇国で活躍する五人組のS級冒険者パーティー。
大陸概要
翼を広げた鳥のような形の大陸。
大陸中央部、鳥の胴体にあたる部分にはアードラシア帝国 (モデルはドイツ)。
西の翼部分はペルラン王国 (モデルはフランス)、東の翼部分はソーカル皇国 (モデルはロシア)。
この三か国が大陸三強と評される。
南部にある尻尾のように細く飛び出た半島 (イタリアをイメージしてください)にはアルバトロ公国とロンディネ公国がある。
頭部の部分にはコルニクス藩国、そのさらに上には島国国家イーグレット連合王国がある。
皇族概要
皇后・皇太子・第四皇子
第二妃・故人・第一皇女・第三皇女
第三妃・第二皇子・第五皇子
第四妃・第三皇子・第六皇子
第五妃・第二皇女・第九皇子
第六妃・ミツバ・第七・第八皇子
第七妃・第十皇子
第一皇子・27歳没ヴィルヘルム・
第一皇女・25 リーゼロッテ・
第二皇子・28 エリク
第二皇女・22 ザンドラ
第三皇子・26 ゴードン
第四皇子・25 トラウゴット
第五皇子・23 カルロス・
第六皇子・21 コンラート・
第七皇子・18 アルノルト
第八皇子・18 レオナルト
第九皇子・16 ヘンリック・
第三皇女・12 クリスタ
第十皇子・10 ルーペルト・
第一皇子 ヴィルヘルム・レークス・アードラー
27歳没
三年前に亡くなった皇太子。存命中は理想の皇太子として帝国中の期待を一身に受けており、その人気と実力から帝位争い自体が発生しなかった傑物。ヴィルヘルムの死が帝位争いの引き金となった。母親は皇后
第一皇女 リーゼロッテ・レークス・アードラー
25歳
東部国境守備軍を束ねる帝国元帥。皇族最強の姫将軍として周辺諸国から恐れられる。帝位争いには関与せず、だれが皇帝になっても元帥として仕えると宣言している。母親は第二妃
第五皇子 カルロス・レークス・アードラー
23歳
優秀と評されたことも、無能と評されたこともない平凡な皇子。しかし能力に反して夢見がちで英雄願望を持ち合わせている。帝位争いでは同母兄であるエリクを表向きは支持している。母親は第三妃
第六皇子 コンラート・レークス・アードラー
21歳
ゴードンの同母弟だが、軽い性格で帝位争いにはあまり関心は示していない。表向きはゴードンを支持している。母親は第四妃
第九皇子 ヘンリック・レークス・アードラー
16歳
ザンドラの同母弟。アルを見下しており、レオにはライバル心を燃やしている。帝位争いでは同母姉であるザンドラを支持している。ギード・フォン・ホルツヴァートとは仲が良い。母親は第五妃
第十皇子 ルーペルト・レークス・アードラー
10歳
第七妃の唯一の子。まだ幼く、帝位争いには参加していない。誰も支持はしておらず、第七妃の言う通りに過ごしている。性格は気弱。母親は第七妃