第0話 いま、あのときは
[やっぱり“強く”なくっちゃね]の改訂版としてこの小説を書き始めました(版=バージョン)
[やっぱり“強く”なくっちゃね]を書き始めた時から設定が変わりに変わってごちゃ混ぜ状態でしたそこを直し、かつ文章を良くするために話が変わっていくことになるでしょう。その点を踏まえて読んでいただければと思います。
《※作者は下手です》
「……ん?…どこ、ここ」
それは真っ白な空間だった
その空間にぼろぼろの黒い服を着た女性が倒れていたその服の破れた部分からは黄色い光が度々見える
「私は確か子供を助けに道路に飛び出て…」
彼女はトラックにひかれそうになった子供を助けた代わりになぜか死んでしまっていた
「…そう…なの……はぁ」
「貴方は記念すべき100億人目の異世界適応者です」
なぜなのか考えようとしていたところに突然それはもうピカーッと効果音がなるぐらい後光の差した女性が現れた
「…はぁ?」
「それを記念して貴方の願いを私のできる範囲で叶えましょう」
この“女性”は位的に全権を任せられている女性だ、つまり『私のできる範囲』=何でもしようと思えばできる
「どういうことですか?…異世界適応者とは?願いと言うのはどういうことで?」
その女性の現れかたに動揺をしてしまい思わず敬語を使ってしまう
ただその反応が予想外だったのか軽く驚き口元に手を当てるがすぐに気を取り直して言葉を続ける
「貴方のいた世界とは違う世界がたくさんあるのです。その中でもその世界では適応していないと転生できないのです、貴方はその世界へ転生できるのです。」
「なぜかはもう聞きません、そういうのは小説などで読みましたから。」
「では、転生してもらえますか?」
「えぇと、しなくてはいけないんですか?」
「…できれば、してほしいですね。なぜといわれれば、少し困るのですが…理由は簡単です。世界の維持エネルギーが減っていくばかりで世界の維持ができなくなってきているのです。なので、そのエネルギーを補うために転生できる方を探してできるだけエネルギーを持っていってもらおうと思っているのです。ですから、いっていただければ嬉しいです。」
なぜかたじたじになっている女性の言葉の節々に引っ掛かりを覚える
でもそれは今は気にしないでおこうと座ったまま女性は「では、そうします」と答えた
「ありがとうございます。あとですねこれまで望んできた人たちのことから私も多少学んだことがあります。それは、貴方たち転生者の望んだ強さによって持っていけるエネルギー量が変わるようです。強ければ強いほど持っていけるようです。」
「最強も最強!一番強いやつの1000万倍はちょうだい!」
その言葉を聞いてすぐに強くありたいと願う気持ちが昂り声を荒らげてしまったがすぐに冷静になる結局意味は…
「…なるほど、いいですよ。その方が私としてもいいことですし…」
そんな考えをしようとするがトントン拍子に進むため気にならなくなる
そのとき急にその女性の手元に半透明の青いパネルが出てきたそれから「あぁそういえば」と呟き
「魔法もありますよ魔力に関しても同じように、ですか?」
「それでお願いします!」
「…無詠唱スキルなども渡しておきますね」
「ありがとうございます」
感謝を女性に述べると口ごもりながら「い、いえこれぐらいのことは」と言う
「転生なのでもちろんパッと草原に立たせるとかじゃないので、なるべく魔法を学べる学校へ行ける家庭の娘にしますね。」
「はい、よろしくおねがいします」
そう言ったとたん意識が遠のいていき視界が霞む
「では、新しい世界でも楽しんでください、それではいってらっしゃいませ。」
「…」
その最後の女性の言葉を聞き取ることはできず意識は途切れた
【世界強化開始】
目の前の女性が消えてからはその場には半透明の青いパネルとさっき話していた女性しか残っていない
女性はパネルを指先で弾くように捨てる
「…あの方には何を渡しても何を奪っても意味がないですね本当に。お母様、もう少しです」
その場から消えるように女性は消えた、消えるとき崩れるように見えたのは気のせいなのだろうか
できるだけゆっくりな更新ペースを崩さないように頑張っていきます。
読んでくださる方へ、それ以外の方にも何もない時間が訪れませんように。
(すでに次の話の作成で行き詰まっていますww)