【5】~門番編~
「何の用だ?王は忙しいお人だ!貴様のようなやつが
簡単に会える方ではない!!出直してこい!!」
日頃のストレス発散のため大声で怒鳴ってやった俺だ。城の門番のようだ。
すげに2時間ほど経つが、この門番ってかなり大変だということに気が付いた。
村の人、旅人がやたら王と話したがる為、すべて追い返さなければならない・・・。
用件もいろいろあってすべては聞いていられないので
「王に会いたければ伝説の剣を持ってこい」
これでみんな諦めてくれるので助かる。
王の指示だがホントにあるのかはわからない・・・。
しばらく時間が経った頃、中から大臣が出てきた。
「おい!お前」
「はい!」
「ちょっと至急持ってきてもらいたいものがあるのだ」
「はいなんでしょう?」
「!?」
そこで俺は大臣に聴き直した。
「え?もう一度お願いします」
「だから【おまる】を持ってこいといっているのだ!王がの命令だ。頼んだぞ!」
「え?」
なにかがひっかかった。
なぜ王がおまるを??
ギャグなのかそれとも子供でもいるのかはわからない。
だがなにかが・・・なにかがひっかかる。
そんな思いのまま俺は【おまる】を買いにいった・・・。
~つづく~
もう少し続くので「~門番編2~」へと続きます。すみません~♪