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【3】~スライム編~

俺はスライムになっていた。

まさか魔物にまで転移するとは思っていなかったので正直驚いているが、

もうなんでもありなので受け入れるしかないだろう。


理想としては、女性の服だけ溶かすような

謎理論のスライムになりたかったが今回は有名なやつだ。


「おいスラたろう!ちょっとこい!」

急に呼ばれたので振り返るとゴブリンだった。


俺がスライムだから魔物の言葉がわかるのか

元々人間の言葉を話すのかはわからないが

聞き取れた。スラたろうは俺の名前と判断。

「なに?」

「なにじゃねぇ!パンは買ってきたか?

いつもの頼んだだろ?!!」


え?俺パシリ的な!?え?パン食べるの?

色々ツッコミたい!


「いやまだ買ってません・・・」

敬語になっちゃったわ・・・

「ありえないだろ・・・先輩をうやまえよ。」

「はい・・・」


なんか腹立ってきた。

どうせ一日しかいないし

やるだけやったるわ!


「おい!いつも買ってるんだから

今回はお前がパン買ってこいよ!」

「あ?お前・・・俺に逆らうのか?

言うようになったな!」

「・・・・」

「いいだろう。じゃあ

この問題を答えれたら俺が買ってやるよ!」


まさかの展開!?

「わかった・・・」

「じゃあ問題!!

【青いもの】ってなーんだ!?」


なんだそれ!やたらざっくりしてる!

思い付いたの言うしかないじゃないか!

「地球・・・?」

言ってやった。

そもそも地球がわかる世界なのかここは・・・

「くっ・・正解だ・・・」

当たりなのかよ!


「約束通り行ってくるぜ!

こういうことは守る男なんでな!」


パンを買いに行ってしまった。

なんか意外にいいやつそうな気もするので

そのあとしばらく問題対決をしまくった。


「赤いのなーんだ!」

「屋根!」

「やるなぁ・・・正解!」


わけのわからん対決がしばらく続いたのだが

なぜか正解しか出なかった・・・。

さじ加減がよくわからん・・・


「スラたろう、お前面白いやつだな

今まで気が付かなかったぜ。

ごめんな。これからは仲良くやっていこうぜ。」

「うん。よろしく」


仲良くなった所で元の世界へ戻るのであった。

魔物も悪いやつばかりではなく

いろんなやつがいて楽しいと思えたのだった。


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