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なんだかんだで終わり良ければ・・・?

   


 大きな魔物との戦闘を終えその後はサウリュスさんの国に向かって出発をして代わり映えのしない旅路を幾日も重ね小さな村から大きな町まで様々な場所に行くことが出来ました。私がしたことは新しい商材や調味料の確保ですが。寧ろそれしかやってませんけどね。



「もう3ヶ月・・・か」


「ティル何か言ったか?」


思わず呟いたセリフを拾ったサウリュスさんが心配そうに尋ねてきますが声に出てたかと慌てて顔をブンブンと横に振ってなんでもないと否定したが一瞬顔を(ひそ)めて私の頭をポンポンと軽く叩いた。



「つらかったら絶対に溜め込むなよ?」


それだけ言うと私の側から離れて行きましたがいつも一緒に居なくなるヘントタイトさんが私の側でニコニコ笑ってサウリュスさんの背中を見送っていた。


「サウリュス様はティル様を心配されてるんですよ」


「およ?心配・・・?うにゅ?ティル()?様って言った?」


「はい。言いましたよ?ティル様。どうかしたんですか?」


どうかしたのは貴方ですよヘントタイトさん。貴方の中で何が起こってるのですか?聞きたいけど聞いてはいけないと警報が聞こえる気がしますが、気のせいではないですよね??


「様付けはお嫌ですか?ですが今から慣れておかないといけませんよ。これからはティル様は尊いお方になるのですしね」


「っ!?」


ヘントタイトさんの言葉に驚き声が出ませんでしたが何ですか?尊いって何ですか?いや意味は聞いてませんよ?一応知ってますからね。そうじゃなくってナゼ?何故、私が?ふむ。聞き間違いとか?


「気のせいとか聞き間違いではありませんのでご安心を」


「うがっ!!なっ、なっ、どっ、して」


なんで分かったのかとか心が読めるのか?聞こうとしたが驚きすぎて声にならずにいると超絶良い笑顔で見つめられました。


「顔に出ていて分かりやすいですよ?あと心は読めませんよ?あいつじゃあるまいし・・・」


「へ?」


ちょ、ちょっと~聞き捨てならないんだけど~っ!!ヘントタイトさんの知り合いには居るの?心読めちゃう人って存在するのっ!?こわっ!っていうか会いたくないっ。欲望とか欲望とか本能とか煩悩とかバレバレっ!?嫌すぎるっ!?うん?だ~れ~?今のままでも欲望だらけで変わらないから大丈夫なんて思ってる人は?欲望が2回なのは欲望だらけだから否定できないっ!可哀想っ私!!


「ティル様・・・次の町に着きますがそこでは長く滞在することになりますからゆっくりと体を休めてくださいね?」


あ~れ~?なんか急に会話を方向転換されたんですけど~?


「滞在期間が長くなるんですか?」


「そうですよ?あぁ~ティル様は知らなかったんですね。今度の町は国境に近い町で隣国は警備や審査が厳しい国なので国境を越えるときは申請と審査で結構時間がかかります」


「へ~そうなんですね。・・・うん?国境?」


「はい。国境ですね」


 ・・・・・・国境・・・・・・越えるなんて聞いてませんっ!


私の頭の上にはガーーン!!という漫画的な表現がされています。衝撃ですっ!国境を越えるなんて・・・ビックリですね。



「そろそろですね」


目の前に広がる大きな町。その町のずっと奥の方には大きな煉瓦の壁が見えるここからでも確認できるくらいだから相当な大きさだと思う。しかも壁は左右にドデンと鎮座していて切れ目がない。あの壁ってどこまで続いてるの?


門へ続く行列を見ながら最後尾に並び観察していると馬車や商人などは荷物の確認などをされていて質問などもされているのか30分以上かかってます。私達はいつ入れるのかなとぼんやりとしているとクイクイっと服を引っ張られる。下を覗くと銀が屈めと服をグイッと引き寄せた。


「どったの?」


屈んで銀に尋ねると急に馬車の中に入って子犬サイズになって出てきたがどうしたの?と尋ねると抱けと要求してきた。可愛いし軽いから良いけど・・・なんで子犬?


「なるほど・・・確かにその方が良いですね」


「そうなの?」


「子犬ならペットで通せますが先程の大きさだと通れない可能性もありますからね」


「にゅ~ぅ。それは嫌なの」


ぎゅと銀を抱き寄せて頬擦りするとふわふわな毛が・・・ないんですけど!!ちょ、銀さん?貴方は本当に埃高い子ですねっ!あとでお風呂入りますよっ!尻尾振ってますけど分かってますか?


「次っ!!」


高圧な態度の門番が私達を呼ぶ。ショウバイさん達が何やら金属で出来た小さな板を渡しその後に丸まった紙を渡してました。サウリュスさんも何か懐から出して私とヘントタイトさんを指し示してやり取りしてました。他の方たちよりもあっさりと町の中に入れました。荷物もさらっと見ただけ・・・じゃあ何であんなにかかった人も居るの?って疑問に思い門を通りすぎたときに後ろを振り返ったら門番に目礼された。


「!?」


ビックリしてるといつの間に近くに来てたのかサウリュスさんに頭をポンポンとされて優しく背中を押されて促されるように歩いた。疑問に思いつつもサウリュスさんに付いていく。


「ティル。今度の宿は知り合いがやってるから厨房も借りられるだろうから好きなものは食べられるぞ」



なんとっ!それは素敵ですっ!!村には数日しかいなくても美味しくないものも食べなくちゃいけなくって・・・修行?って本気で思いましたが私以外の人達も暗い表情で食べていたので変わらないかも?


あまりの嬉さにうっしゃ~!とガッツポーズをかましさっきまであった疑問がスッポーンと抜けていったのだった・・・





    夕飯なに食べようかな~ワクワク。


   






 ダメっ子だ!

   完全なダメっ子っ!

      お巡りさんこいつですっ!!

           暴走迷惑妄想娘はっ!



 お黙りっ!!(ティル)


  すいません!!(作者)・・・あれ?あれれ?




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