森をぬければそこは・・・?
金曜日に投稿してると思っていたらされてなかったという自分にサプライズという嬉しくないハプニングでした。読んでくれてる皆様が楽しんでもらえたら嬉しいです(^-^)
森をぬけて突然泣き出した私を宥めてなんとかサウリュスさん達の国へ向かって出発した。森をぬけて草原を進み見渡す限りの草原に岩もなく木もなくいくら進んでも変わらない景色に飽きてきた頃に前方から砂埃をたてて向かってくるものが見えた。
ーーー○●▲■◎◇◆■◆ーーー
何かこちらに向けて叫んでいるが聞き取れる距離ではないし聞き慣れない言葉なので、そもそも意味が伝わらないが異変に対応するためにサウリュスさん達は剣に手を当ていつでも攻撃できる体勢に入ったが、側に居る銀や疾風は何も反応しない。おかしいな?と頭を傾げていると馬車と馬が5頭こちらに向かって走ってきて馬車は私達の手前でスピードを緩め横でピタリと止まった。5頭の馬達は後ろの馬3頭には人は乗っておらず先頭の馬が止まると足並み揃えてピシッと止まった。
・・・・・・おぉ~お見事!!ブラボー!!
「■◆○◎▲●◇■◆」
「すまないが何を言ってるかまったく分からないのだが・・・」
「おぉ~これは失礼しました。シュプーププ語ですね?これなら伝わりますかな?すみませんが薬草などはお持ちではないですか!?」
馬車の運転席には初老の男性と隣には恰幅のいい商人みたいな中年の男性が乗っており初老の男性が御者をしており、中年の男性が話しかけてきた。シュプーププ語って事はさっきまでは何語だったのかな?ちょっと気になるなぁ~。そしてシュプーププ語って言いづらい!!
「あぁ。言葉は分かるが何か慌てているが何かあったのか?」
「家族と護衛が魔物にやられて瀕死の状態なんです!!この先に村があると聞いて急いで向かっている途中です。もし薬草や回復薬をお持ちなら代金はお支払しますので分けてもらえませんか?」
家族と護衛がやられた?しかも瀕死?ちょ、ちょっと何悠長に話をしてるの?それ所じゃないでしょ!!
「薬草はないな、あと回復薬は、今手持ちにあるのは切り傷程度にしか効かないな」
「そうですか・・・わかりました。ありがとう御座いました」
「あっ、あの!!」
「何か?すみませんが今急いで村に向かいたいので失礼します。貴方達もこの先に向かうならお気をつけて!それでは!」
「まっ、待ってください!重傷者を見せてください。早く応急処置をしないと悪化してしまいます!」
「!!それはそうです・・・だから今急いで「失礼します!!」ってちょっと!なにを・・・」
私は会話をぶったぎって馬車の荷台に乗り込むと少年1人と青年の男性2人と幼い子供2人の合わせて5人の重傷者が居た。私は直ぐに近寄ると息は弱く今にも急変しそうな危険な状態だった。だが私も回復薬を持っていない。
「銀!今すぐに森に行ってナナメ草を採ってきて!疾風は泉に行ってこの瓶に水を入れてきて!お願い急いで持ってきて」
私が早口に指示を出すと銀は吠えて了承し直ぐに歩いて来た道を駆けて戻り、疾風は私の鞄から瓶を器用に出して私に向かって頷き飛び立っていった。私はそれを見送ってからバックから色取り取りの液体の入った試験管のような細長い管がいくつも列なって収まっている布を広げ横には倒れないように専用の台に収まっている丸底フラスコを出し試験管の中身をちょっとずつ入れて混ぜていく最後に底の部分を軽く火で炙り変化させていく。そうして完成した薬を出来次第重傷者に飲ませていく。
「うぅ」
「もうちょっとだから頑張って!」
さっきまで声も出なかった人達が微かに声を発し私の言葉に反応したのを見て作り置きしてあった回復薬を少しだけ飲ませた。銀達が戻ってくれるまでもって欲しいと願いながらちょっとずつ飲ませ間に合わないのかと諦めたときに銀達が戻ってきた。
「銀!疾風!有難う!!大変だったでしょ?ゆっくり休んでね」
銀が咥えてきたナナメ草を刻んで疾風が汲んできてくれた水と一緒に煮込み、数種類の薬草を乾燥させて粉にしたものを入れてさらに魔力を回復させる効果のある木の実をいれるとグツグツと煮込み始めた。
そして出来たのはやっぱり見た目がヤバそうな薬品だった・・・。今回の色はなんとも強烈な赤と紫と青と深緑のマーブル模様でなぜその色合いで混ざらずに色が残った状態であるのか聞きたくなるが混ぜても混ぜても色が混ざるのではなくマーブル模様になるだけで色自体は残る。不可思議な現象が起こるのだった。
「ゆっくり飲んで」
作った本人以外は動揺していてあの変な液体を飲ませようとしている事に商人の男は慌てだし止めようとティルに近づこうとすると銀が唸り近寄ることをさせない。
「がはっ」
薬は少しとろみがあるので飲みづらく吐き出してしまい少し気管支に入って咳き込んで苦しんでいるのを見て、薬が危ないものなのではと疑っている商人の男は止めようと必死だった。だが近くに行こうとすると銀や疾風に阻まれ進めないでいた。そんな攻防戦をしている間にティルは全ての患者に飲ませ終わり最後の仕上げと言わんばかりに全員に水を飲ませた。
「ふぅ~・・・あとは・・・安静にして・・・明日の朝には元通りになってるかな?」
「なっ!」
私の言葉に驚き重症だった人達に近寄るとさっきまで息をするのも辛そうだったのに今はスースーと寝息をたてて気持ち良く寝ていた。
「もう大丈夫だとは思いますけど、急変したときは普通の回復薬を飲ませてあげれば問題ないと思いますよ」
「本当ですか!?」
「はい。峠は越えましたから・・・あとは安静にしているだけですね」
そう言い切った私の言葉にへなへなと力が抜けていき座り込んでしまいパタリと倒れてしまった。
「うな!ちょっと・・・大丈夫ですか?」
「旦那様!!」
倒れた商人の男に私と御者の初老の男性が駆け寄ると青ざめた顔で気を失っていた。よく見ると怪我をしていて赤く腫れ上がっていた。
「ぎゃぅ!毒による中毒症状!?」
慌てて治療する羽目になり護衛の人達や部下の人達が疲れてヘトヘトでこのままではまずいと初老の男性の人の判断で、ここで野宿することになりしかも何かあった時に対応するために残って欲しいお礼はすると頼み込まれ断れずに一緒に野宿する羽目になった。
「お食事はこちらで用意しましょう。もう少しで出来ると思うのでもう暫くお待ちください」
「はい、宜しくお願いします」
私の頭に『キレイなおねぇさんは好きですか?』というフレーズが走りました!!ちょっと動揺して返事をする時直角のお辞儀をしてしまいました。変に思われてないかなぁ。でもさっきの人本当にフレーズの通りに綺麗な人だったなぁ~ミーシャさんはお色気美人さんだったけどあの人はほんわかした雰囲気の優しい近所のお姉さんって感じかなぁ~。なんてちょっと現実から足をはみ出してる間に食事の準備が出来たとお呼ばれしました~ワクワクです!久々に食べる自分以外の料理ですよ!!
「主が今はまだ眠っている状態なので正式なお礼はまだ出来ませんが食事を用意しましたので召し上がってください」
初老の男性が深々と頭を下げて食事を配膳してくれた。
「いただきます」
私がいつも通りに食事の挨拶をするとサウリュスさん達もしてくれて食べ始めた。
「あの・・・今のはなんですか?」
「いただ・・・?何て言ったのですか?」
「えっ?」
黙々と食べ始めたサウリュスさん達と同じく食べようとして初老の男性や先程のお姉さんに不思議そうに聞かれた。
「何って?何のことですか?」
「ティルがしている食事の前の挨拶だな」
「うに?挨拶・・・?あぁ、いただきますだよね」
「そうですね。今まで色んな国を見てきましたが食事の前に挨拶は見たことがなかったもので」
「えっ?挨拶ってないの?食べるときって皆さんどうしてるんですか?だって食べるタイミングってみんなバラバラなの?」
「普通は家族なら全員が座った状態で家の主が食べ始めたのを確認してから他の者が食べ始めるな。あと客人とかでも相手が自分より身分が上だと身分が上の人が食べてからだな」
うげっ!まさかの食事にまで身分制度~。イヤだなぁ~食事くらい気軽に食べたいよ・・・というか外でしかも野宿での旅ではあまり関係ないかも知れないけど・・・今後貴族とかと食事することないと思うけど絶対に避けたいなぁ~。
「あの・・・どうかしましたか?」
おっと嫌そうな顔で黙っていた私にお姉さんが気を使って話しかけてくれた。
「大丈夫です。えっとさっきの食事の挨拶なんですが私の家での決まり事だったのです」
「決まり事ですか?」
「はい。手を合わせていただきますという挨拶をして食べ終わったらご馳走様でしたという挨拶で終わりますが、最初のいただきますには意味があります。終わりの挨拶にも意味はありますが・・・」
「終わりにも挨拶をするのですね。そして意味があるのですか?」
「はい。いただきますは様々な意味が含まれています。
①食材になった生き物に対する感謝。あなたの命で私は今日も生きられるという感謝
②この料理を作ってくれた全ての人に感謝を捧げる。野菜を作ってくれた人、料理にしてくれた人等この料理になるのに必要だった人達に感謝をすること
③大地や海や太陽などの自然に対する恵みをくれてありがとうという感謝。食材には命の感謝をしていても大地や雨など自然がなければ出来ないのだから感謝をする
そして最後に食べ終わったら、美味しくいただきました、命をいただきました、ありがとう御座いましたという感謝をまとめてご馳走を頂いたという気持ちを表すのにご馳走様でしたと締めくくります。
声に出さなくても良いのですが声に出すと側にいる人達には伝わりますからね。手を合わせるのは私の家ではあなたと私の命が合わさり1つになりますという意味が込められています。」
長々と説明すると私以外の全ての人が驚き固まっていた・・・なんでやねん!サウリュスさん達だって挨拶してたじゃんって・・・意味聞かれてないし・・・成り行きでやってただけだったり・・・しますかね?
「そんな深い意味だったのか・・・」
「素晴らしい考えですね」
「今まで考えたこともありませんでした」
サウリュスさん、お姉さん、初老の男性が言った言葉に私が考えたんじゃないです!!って思わず言いそうになるのをグッと我慢するのが大変でした・・・。
「私達もやってもいいですか?」
「えぇもちろんです。是非やってください」
いい笑顔でお答えしときましたが・・・私宗教を広めた事にはならないよね?
「冷めてしまいますね・・・暖めますか?」
「大丈夫です。では改めましていただきます!」
「いただきます」
私がもう一度挨拶をするとみんなが復唱して食べ始めました。黙々と食べる皆さん・・・私は今口に入れたスプーン1杯のスープだけで固まってます・・・・・・味ねぇ~・・・・・・。
「どうかしましたか?」
私がスープ1口で食事が進んでないので心配された。
「いえ・・・気にしないでください」
「・・・そうですか?」
不思議そうにされたがそれ以降は私が必死に食べたので何とも言われなかった。食事で必死になったのって前世の記憶が戻ってからはミーシャさん以来だしな~美人なのにみんな料理はダメなのか?いやいやまさか・・・考えたくはないが・・・これが標準!?いやいや・・・ダメでしょう・・・これが標準だったら私生きていけないよ?もしかしてこれはプチプチとした食感のみを楽しむための料理!?違いました・・・残念なことに全て味は食材の、素材の味を活かした?ものでした・・・。活きてねぇよ!!
「今日は本当にありがとう御座いました。それで助けていただいたのにこんなお願いは心苦しいのですが・・・今夜の夜営から護衛として依頼できませんか?」
「護衛ですか?」
「はい。護衛の者が数人魔物にやられて残っている人数でこの場所で夜営をするのは心許ない・・・ですが現状ここから動けず動いた方が危険が増します。どうかお願いできませんか?」
初老の男性はサウリュスさん達に頭を下げてお願いしていた。サウリュスさん達は目的地などを聞いて同じ方向に行くからと了承していた。
「では食事や宿などの経費はこちらが負担するということと最終目的地で護衛してもらった日数を人数分お支払するということでよろしいでしょうか?」
「そうだな・・・あとはティルの治療代とかだな」
「もちろんそれは最初のお約束通り支払わせていただきます。では書状にして契約をしていただいても構いませんか?」
「あぁ。その方が助かる」
何やら話はサウリュスと初老の男性でついたようですが・・・私としては食事はちょっと・・・。
「あの~・・・」
「ティル?どうした?」
私がサウリュスさんに話しかけると優しく微笑まれて頭を撫でられた。
「食事は私が用意したらダメですか?」
「あぁ・・・だが食材はどうするんだ?」
「えっ?普通に持ってますし銀達がいれば捕って来てくれますよ?」
「はっ?」
私とサウリュスの会話に初老の男性は驚いていた。そりゃ~そうだ。10歳の子供が持っているバックは小さいのに食材はあるとか言うし銀達が獲物を捕ってくる発言。耳を疑うよね・・・普通。
「この人数だと結構大変だぞ?」
サウリュスさんは気遣いで言ってくれてますが私が耐えられないのですよ!サウリュスさん達の国に行く前に飢え死にする!!
「簡単なスープやおかずだけでもいいので作らせてください」
祈るように手を胸の前で組みサウリュスさんを見上げているとなぜか大きな溜め息をして初老の男性に書状を差し出した。
「すまないが変更をしてもらえるか?ます食事の用意はティルがする代わりに食材などはそちらで用意できるものは提供してもらい器具などは貸し出してもらい作った労働に対する対価をいただきたい」
「対価もですか?」
「そうです。ティルの料理にはその価値がありますから。ただ食べてみないと分からないと思いますので食べてからの判断で構いません」
「・・・・・・。わかりました」
渋々ではあるが了承をしてくれた。私は嬉しくてサウリュスさんに抱きついた。
「サウリュスさんありがとう御座います」
サウリュスさんは私が喜んでる理由が分かっているから苦笑いで受け止めてくれて、その後に異性に対して抱きつくものではないというお小言をいただきました。でもいいの、私があの食事から脱出できるなら!!さようならよくわからないs料理さん達!!私がすごく喜んでいる様子に怪訝な目で見られていたが私はハイテンションで気がつくことはなかった。サウリュスさん達が護衛をして私は治療と料理ということで細かいことはサウリュスさんが交渉して書状を書いていた。
そして料理を作るにあたって補助として先程のお姉さんさんがやることになった。明日の朝食の準備のために下ごしらえをしたいと言ったら全員に驚かれた。・・・下ごしらえって大事だよね?
「あの今更なのですが・・・【ティル・ジャルム】です。よろしくお願いします。料理の許可をしていただきありがとう御座いました」
お礼と自己紹介をするとサウリュスさん達も名乗っていた。そして初老の男性達も自己紹介を始めた。
「私は【ゼファー・ヘドリッセ】と申します。先程助けていただいた主様にお仕えしております。よろしくお願いいたします」
「私は【ファムア・リュイセ】と申します。同じくメイドとして主様にお仕えしております。よろしくお願いいたします」
初老の男性がゼファーさんでお姉さんがファムアさんかぁ~あと他の人は明日の朝に紹介すると言われた。
「はい、よろしくお願いします。では料理の下準備をしたいのですが・・・いいですか?」
「あっ、手伝います」
「そんなに手伝うほどないですけどね」
そして下ごしらえを開始するのにテーブルを出してもらって今ある材料を出してもらった・・・出してもらったのに・・・・・・衝撃がハンパないんですけど!?
「あの・・・これであるのって全部ですか?」
「はい、そうです」
なんでそんなこと聞くの的に不思議そうにされました。いやいやちょっと待て!!出てきたのって麦と塩と小麦粉?と干し肉と芋とかゴボウっぽい根菜類玉ねぎっぽいものとかの野菜が少しとなんか草?その辺の雑草?的な物が現れましたよ?
「あの調味料って塩のみなんですか?」
「調味料ってなんでしょうか?」
「なぬにゅ?調味料って味付けとかに使うものですけど」
「味付けですか?塩とその香草ですね」
えっやっぱり?草があってそうかな?とは思っていたしなんか味がしなかったから予想はしてたけど・・・ほぼ塩のみ・・・なにこの苦行!?
「そうですか。この香草って名前はなんですか?」
「名前?すみませんが知りませんね」
名前も知らない草を使ってるのかい?ちょっとビックリを通り越して不安しかないよ?大丈夫か?食事事情。
そして気になったのでさっきのスープはどうやって作ったのか怖いもの見たさで聞いた。そしたら大きな鍋という寸胴だけどね。それに玉ねぎっぽいものをいれて麦を入れて小麦粉を入れて塩を大さじ一杯。ちょっと考えたら分かるよね?寸胴小さめの寸胴でも結構な水量とかあるのに大さじ一杯の塩のみ?あと香草はどうした?えっ?あれはお肉用?うわぁ~最悪だよ!味なくて当たり前だよ!!しかも麦が膨らんだら調理終了ですっていい笑顔で言い切ったよファムアさん。ごめんね不味いって言えないけど明日は美味しいって言われるの作るからね?なんかファムアさんが不憫になってしまいました。
えっ?下ごしらえどうしたって?やりましたよ?色々と驚かれましたが取り合えず明日は玉子焼きを作り、あとは鶏肉を醤油とみりんとニンニクに漬け込みましたので焼くだけで1品出来ますね。あとは明日ですよ、あ・し・た。ファムアさんは何をしてるのか全く分かってないみたいですし?もう寝ましょうね~。そうそうサウリュスさん達は護衛で交代で寝るそうなのであの食事の量じゃ足りないかな?って差し入れにサンドイッチとか軽く食べられるものを置いてきました。パンが柔らかいとか形がとか色々と騒ぎになってたらしいですが私は関係ないし知りません!!さっさっと寝ます。お休みなさい~。
・・・・・・ぐうぅ~~・・・寝る前にお腹が先に泣いています。私お腹が空きすぎて早起きになったり途中で起きたりしないかしら?いや~ん不安しかないよ。今から何かをつまむ?いやでも私の側にはファムアさんがついてくる・・・もれなくファムアさんがついてくる!!なんで2回言ったかって?ちょっと面白くなったから!えっ?おバカでごめんちゃい?可愛いく言ってもダメですか?そうですか・・・余計にお腹すきましたけど・・・ハイ、ソウデスネ、ジゴウジトクデスネ。
ーーーーーーぐぅ。ーーーーーー
お腹が私に抗議したのか同意したのか分からないが大きな返事をくれましたとさマル。
また次も読んでもらえたら嬉しいです。読んでいただきありがとう御座いましたm(_ _)m